コロナが明らかにした社会のほころび〜稲葉剛さん講演会 | |
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コロナが明らかにした社会のほころび〜稲葉剛さん講演会「HOMEとはハードとしての安定した住まいとソフトとしての安定した人間関係」。コロナ災害で住まいを奪われた被災者らの救済に奔走してきた稲葉剛さん(一般社団法人つくろい東京ファンド代表理事/写真)はその両方が大変な状況になっていると話し始めた。 6月1日に行われた「新型コロナが明らかにした社会のほころびを繕う〜ハウジングファーストの活動からみえた都政の課題」と題した講演は、石原都政から小池都政に通底する「人権としての居住権の軽視」という課題を浮き彫りにした。 4月8日午前0時に緊急事態宣言が発動される前の4月3日、都内のホームレス支援団体の連名で都に緊急の申し入れを行い、ネッ トカフェに寝泊まりしていた4000人のハウジングプアが路頭に迷う事態を回避する取り組みを始める。
稲葉さんは「コロナ災害は日本社会のほころびを浮かび上がらせた」と語ったが、それだけでなく、稲葉さんはじめ多くの社会運動家らが続けてきた長年の活動の真髄をも浮かび上がらせたと言える。引き裂かれた社会的連帯を繕うためのヒントが満載された講演会となった。 コロナ災害被災者の支援の在り方は都知事選の争点の一つにもなるだろう。主催は公共サービスを市場から市民と労働者に取り戻そうと訴える「attac公共サービス研究会」。レイバーネットTVの協力ではじめてのウェブ中継が実現。会場だけでなくウェブ中継の視聴者からもリアルタイムで質問が多数寄せられ、関心の高さがうかがえた。(レイバーネット会員・I) Created by staff01. Last modified on 2020-06-02 10:47:45 Copyright: Default |