「自主避難は自己責任。裁判でも何でもすればいい」と放言した今村雅弘元復興相が地元で「5000億円ドブ捨て」のゴミ新幹線を熱烈推進 | |||||||
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新幹線長崎ルート 『経済波及効果を強調』 フル規格促進 佐賀でシンポジウム(長崎新聞) -------------------------------------------------------------- 同ルートは新鳥栖−武雄温泉の在来線区間にフリーゲージトレイン(軌間可変電車、FGT)を導入予定だったが、開発の難航などから断念。長崎県とJR九州は時間短縮効果や投資効果が大きいフル規格を求め、佐賀県は反発している。 基調講演では、元与党検討委メンバーでJR九州出身の今村雅弘衆院議員(比例九州)が「フル規格による佐賀の経済浮揚について」と題して講演。北陸新幹線や鹿児島ルートの開業効果などを解説し、「佐賀県の活性化へプラス思考で取り組もう」と訴えた。 識者や経済人計4人が登壇したパネル討論で、前佐賀県知事の古川氏は「(FGT断念時は)負担の点で在来線を走るミニ新幹線がいいと思ったが、大雨など災害に強いことはまちづくりの点で大事」と、高架を走るフル規格のメリットを挙げた。リニア新幹線の開業も見据え「関西、北陸の人が佐賀県に来やすくなる」と指摘。建設費の佐賀県負担については「与党検討委全ての議員が重すぎるという議論をしている。それを形にしていかなければならない」と述べた。 会場には約500人が来場。佐賀県の沿線市長のほか、両県議も参加した。長崎県議会九州新幹線西九州ルート・交通対策特別委員会の八江利春委員長は「前向きな議論だった。県民運動への展開を期待したい。佐賀県議会にも働き掛けたい」と述べた。 当研究会は忘れもしない。いやおそらくずっと忘れることはできないだろう。記事中に登場する今村雅弘衆院議員と言えば、元復興相として「(東日本大震災の被害が)まだ“あっちの方”だったからよかった」「自主避難は自己責任。裁判でも何でもすればいい」と放言したあげく、質問したフリージャーナリスト西中誠一郎さんに「(会見場から)出て行け」と怒鳴り散らした人物だ。当時、怒りでいきり立った当研究会は抗議のため今村事務所の電話に10回ダイヤルしたが、話し中で出てこなかった。反対意見はハナから聞く気もない、政治家失格の人物と改めて断言する。 その今村議員、あろう事か地元で佐賀県知事が「約束と違う」として反対している九州新幹線西九州ルート(旧長崎ルート)を熱烈推進中のようだ。 この九州新幹線が「旧時代的税金巨大たれ流し公共事業」の歴史の中でも札付きの「筋悪案件」であることを当研究会はすでに何回も指摘している。「地域と労働運動」誌2018年8月号寄稿の記事「フリーゲージトレイン試験とん挫で混迷深める長崎新幹線〜規格も決まらない路線に1兆円もの資金投入目指す「世紀の愚策」〜」(https://transportation.sakura.ne.jp/column/180725nagasaki.html)で詳しく紹介しているのでご一読いただきたいが、それから1年経っても状況は全く変わっていないどころかますます悪化している。今まで公共事業で繰り返されてきた「引き返しできないところまで造ってしまえばこっちの勝ち」と言わんばかりの「やり逃げモード」で長崎〜武雄温泉間の工事が加速しているのだ。 フリーゲージトレイン(軌間可変式電車)の開発失敗で、当初認可された計画通りでの長崎〜博多間直通はすでに不可能になっているのに、長崎〜武雄温泉間でフル規格の工事が強行されている。この区間の距離はわずか66km。博多〜小倉間とほぼ同じ距離だから、現行新幹線のダイヤを基本に考えるなら到達時間はわずか15分にすぎない。このまま佐賀県の反対で全線フル規格化が実現せず、長崎〜武雄温泉間だけが先行開業してしまった場合、長崎ルートの乗客は始発駅・長崎発車後わずか15分で「終着駅」武雄温泉に到着。そこで全員が乗り換えという悪夢であると同時に笑い話のような事態が待ち受けているのだ。時間短縮効果はわずか5分、それも今まで必要のなかった乗り換えが武雄温泉で新たに発生することで帳消しになってしまう。これが税金の無駄遣いでないというなら、戦艦大和も八ッ場ダムもリニア新幹線も無駄遣いに入らなくなってしまうほど、この事業の愚かさは群を抜いている。 にもかかわらず今村議員は「推進」? なるほど、東北犠牲者の痛みも直視せずに「被害があっちで良かった」という、我々凡人には理解もできないご立派な「見識」は今も健在のようだ。 こんな税金の無駄遣い、法的あるいは制度的に不備がなくとも、私は納税者のひとりとして絶対に許さない。こんなくだらないことに使う金があるなら、あなたが「自己責任」と切り捨てた自主避難者救済のために使うべきであり、それができないというなら今すぐ辞表を書くべきだ。ついでにもうひとつ、あなたが千葉鉄道管理局総務部長時代、無慈悲に首を切った国鉄労働者に、生きているうちに詫びに行け、とも言っておく。 ------------------------------------- 安全問題研究会サイト(移転しました) 安全問題研究会ブログ Created by zad25714. Last modified on 2019-06-23 16:47:39 Copyright: Default |