植民地支配の問題に向き合うことから/2019年ヤスクニキャンドル行動 | |
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植民地支配の問題に向き合うことから〜2019年ヤスクニキャンドル行動ことしで14回目を迎える「平和の灯を!ヤスクニの闇へ キャンドル行動」が8月10日、東京・水道橋のYMCAホールで開かれ、集会・コンサートなどが行われた。 シンポジウムでは、高橋哲哉、竹内康人、渡辺美奈、金世恩の各氏が登壇し、「ヤスクニと植民地責任」をテーマに論じあい、加害の歴史に向き合うことの大切さが強調された。 日韓若者アピールでは「平和友好ダンス」が披露され、大いに盛り上がった。 またサプライズゲストで登場したのは、あいちトリエンナーレ「表現の不自由展・その後」で「平和の少女像」を出品した彫刻家・キムソギョンさんだった。キムさんは作品に込めた思い、今回の事態について切々と語った。 コンサートでは、ジンタらムータ、ソン・ビョンフィさん、ハン・チュンウンさんが、平和や友好をテーマにした歌と演奏を披露した。ソン・ビョンフィさんは歌の前に「表現の不自由展:韓日芸術家の共同声明」を読み上げた。→関連記事 午後7時からは恒例の「キャンドルデモ」が行われ、約400人が「ヤスクニNO!戦争反対!」の声を上げて都心を練り歩いた。右翼の妨害もあったが、いつもより人数は少なくトラブルはなかった。MBCなど韓国テレビ局の取材が目立った。 実行委員会共同代表の内田雅敏さん(写真上)はデモ終了後の集会でこう訴えた。「靖国神社にはいまも韓国人の犠牲者が、日本名で日本の護国の英霊として祀られています。合祀取り下げを拒否しています。つまり、ヤスクニではいまだに植民地支配が続いている。こういう状況が今日の日韓関係の根底にあると思います。1965年の日韓請求権協定では植民地支配の問題に向き合わなかった。私たちは植民地支配の問題にしっかり向き合いながら、日韓友好のたたかいを続けていきましょう」と。酷暑の一日だったが、ヤスクニ反対の人々は元気いっぱいだった。(M) Created by staff01. Last modified on 2019-08-12 10:14:55 Copyright: Default |