安倍政権への不満のマグマ〜れいわ「新宿センキョ」に数千人

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　7月20日夜、参院選最終日。「れいわ新選組」の街頭演説会「新宿センキョ」には数千人の人々が詰めかけ、新宿西口は身動きができない状態となった。午後7時すぎ、司会が応援演説の紹介で「元文部省事務次官・前川喜平さん」とアナウンスすると、地鳴りのような歓声が起きた。

　前川氏は語る。「熱気がすごい。安倍政権への不満のマグマがたまっているのがわかる。ウソをつき続け、だまし続けた安倍政権。『偽装・ねつ造・安倍晋三』。民主主義に反するこういう政権は取り替えなくてはいけない！」と。その一語一語に「そうだ、そうだ」の声が飛ぶ。

　最後に登壇した山本太郎代表がこの日強調したのは、労働の問題だった。「40％の人々が非正規に追いやられ、不安定な雇用を強いられ、将来の設計ができなくなっている。労働環境をつぶしたのはだれか。小泉・竹中がこの国をぶっこわした。企業の利益のために人々が食い物にされた。こんなとんでもない新自由主義を変えたいんです！ 力を貸してください」。山本代表の音頭で「コイズミ・タケナカ・ろくでもない」の大コールが起きた。

　4月1日に生まれたばかりの政治団体「れいわ新選組」は、参院選で人々の心をつかみ、間違いなく日本社会に「旋風」を巻き起こしている。寄付金もこの日までに3億9千万円が集まったという。マスコミ冷遇の中で一人ひとりの市民が広げていった「れいわ」の運動。果たしてどんな結果が出てくるのか、7月21日の投開票が注目される。（M）

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