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金平茂紀キャスターも駆けつける/「沖縄意見広告運動」関東集会
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金平茂紀キャスターも駆けつける〜「沖縄意見広告運動」関東集会

 6月15日、第10期「沖縄意見広告運動」関東集会が東京・神保町の日本教育会館で開かれ、朝からの雨にもかかわらず会場満杯の人が参加しました。6月9日(日)の毎日新聞、東京新聞、琉球新報、沖縄タイムスに「民意は示された。辺野古新基地建設断念を!」の広告が掲載されました。賛同は18,663件。

 広告を監修した参議院議員の伊波洋一さんが「普天間基地の無条件返還こそ『唯一の解決策』である。ジュゴンのすむ海、軟弱地盤の上に辺野古新基地を造るのは不可能。新基地建設は必要ない」と10期広告について話しました。そして「沖縄の闘いは強くなっている。日本は何をしようとしているのか、米国の代わりに中国と代理戦争をしようとするのか。平和であるべきだ」と強調しました。

 沖縄現地から、ヘリ基地反対協議会共同代表の安次富浩さん(写真上)が来場し、報告しました。安次富さんは「埋め立て工事を始めて半年、政府は『半年で終わる』と言っていたが、まだ6割。座り込みの成果だ。菅官房長官は『法治国家』と言うが、民意を無視する『放置国家』だ。防衛省は『国策』の名のもとに国民をだましている。沖縄が求めているのは平和だ。軍事基地をなくしていく」と話しました。

 「命の海を壊すな!辺野古埋め立て即時中止を!」と訴え、オール沖縄の闘いと結んだ全国キャラバンで歌ってきた川口真由美さん(写真上)が登場。「ケサラ」「沖縄今こそ立ち上がろう」などの歌を会場の人びとと共に歌い、大いに盛り上がりました。

 ジャーナリストでキャスターの金平茂紀さんが、土曜のレギュラー番組を終えて駆けつけてくれました。金平さんは95年の米兵による少女暴行事件を取材したことなど話し「今の政権は沖縄のことを聞く耳をもたない。だから無知だ。めちゃくちゃなことが行われているのに東京のメディアは『国がやっていること』と取り上げようとしない。沖縄の自然を壊していいのか。沖縄に対する差別は戦前の意識と同じで、根拠のない優越感を感じる。沖縄・韓国・中国などに対する蔑視。歴史の問題に目を向けようとしない。これは歴史と向き合ってこなかったぼくらの問題でもある」と話していました。また沖縄のことは他人事と思っている人が多い、この会場を一歩出れば関心のない人たちだらけだと、身近な人と話すこと、どうせやるなら楽しくなど、年配者の多い会場に、広がりを持たせる話もしてくれました。こういうキャスターもいるんだと、話に引き込まれて聞いていました。(尾澤邦子)


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