米国人もビックリ!10秒で終わり〜ユナイテッド航空解雇裁判で不当判決 | |
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米国人もビックリ!10秒で終わり〜ユナイテッド航空解雇裁判で不当判決→動画(「怒りの傍聴人」3分)・動画(スティーブ/和美撮影 18分)・動画(東部労組 10分)・スティーブ氏インタビュー(4分半) 「アメリカ・ファースト」を地で行くような事件が、ユナイテッド航空による会社合併に伴うコンチネンタル航空客室乗務員に対する2016年の整理解雇だった。世界最大規模の航空会社であるユナイテッド航空は、整理解雇がどうしても必要なほど経営が逼迫していたわけではなかった。組合側(全労働者組合コンチネンタル分会)は、日本の労働法に違反した解雇権の濫用で、本当の解雇の理由は「組合嫌悪に基づくもの」であるとして、東京地裁で3年間争ってきた。14回の口頭弁論を経て迎えた3月28日の東京地裁判決。春名茂裁判長が一言「原告の請求は棄却!」と叫びそそくさと逃げ出すと、裁判官の背中に傍聴席からの怒りの「不当判決」の声が飛んだ。わずか10秒ほどの出来事だった。 この日は、来日中のレイバーネット米国のスティーブ・ゼルツアーさんと鳥井和美さん(写真上)も傍聴していた。外に出てきた二人は青ざめた表情で「とにかく驚いた。こんな判決があるのか。しかも裁判長はニタニタ笑っていた。アメリカの裁判所ではありえない。これが日本では普通なのか?」と。そして「驚いた、信じられない」を繰り返していた。 判決後、日比谷図書館小ホールに多くの支援者が詰めかけ報告集会が開かれた。弁護団は「判決は会社の主張を鵜呑みにしたもので、争点である整理解雇四要件の判断は事実認識から間違っている。ただちに控訴する」と話した。集会の最後に、当該原告の4人がマイクを握った。 「解雇はアメリカの労組に所属していない私たちを排除するもの。会社は当時も黒字続きで人員を増やしていた。こんな不当な解雇はない」「あきらめなければ勝てる」「春名は恥ずかしくないのか。私たち4人は鉄のようにつながっている。自分たちの信じる道を歩みたい」「もっと攻撃的になって会社を追いつめたい。崖っぷちにたっているのはユナイテッドのほうだ」とたたかいを続ける思いを元気に語った。 4人の熱い決意表明に会場からは大きな拍手と激励の声が飛んだ。「ユナイテッド航空闘争団」は3月30日には成田空港ターミナルで通算30回目の「就労要求行動」を行うほか、4月12日には銀座デモを計画している。(M) ●ユナイテッド闘争団の争議について(以下は当該のチラシから) 解雇通告からおよそ3年が経過します。現在のユナイテッド航空はユナイテッド航空、コンチネンタル航空、またその100%子会社のコンチネンタルミクロネシア航空が合併してできた会社です。私たちはこのコンチネンタルミクロネシア航空で客室乗務員として25年以上勤務してきました。合併を発表してからは3社の便名はすべてユナイテッドの運航となり、私たちもユナイテッドの制服、身分証明者で乗務してきました。合併の過程で 会社と米国の労働組合(AFA)との労働協定が統一されるまでの一時的措置として、会社は私たちが主に乗務していた路線をユナイテッドの乗務員にあげ渡してしまいました。その結果減給、労働条件も不安定になりましたが、その時の説明はあくまでも一時的であり、労働協約がまとまれば合併処理が進み、従来通り飛べるようになるので心配しないで。一緒に世界一の航空会社を目指しましょう。ということでした。しかし、その労働協約がまとまる3か月前に私たち日本人で、日本の労働組合に加盟している組合員のみが人員余剰という理由で解雇されました。 ミクロネシアはユナイテッドに既に統合されており、国土交通省においても航空事業者としての認可はすでに無い、まさに私たちの労使のためだけに残しているペーパーカンパニーといっても過言ではありません。しかしユナイテッドは、ミクロネシアが合併前に解雇したわけでユナイテッドには責任も関係もない、と団交を拒否し逃げています。会社は史上最高利益を上げ、全乗務員の昇給、米国では6千人の新規雇用を続けている中、私たちのみを解雇しました。仕事を取り上げておいて生産性が低いとの理由ではじめから解雇を狙っていたとしか考えられません。私たち成田ベースは日本の法律が適用され、日本の労働組合によって雇用が守られてきた歴史があります。さらに言えば私たち以外の全乗務員は米国採用で米国の組合に加入しており、私たちの解雇は日本採用労働者の一掃、国籍差別と労働組合潰しであることは明白です。 連絡先:全国一般・全労働者組合 〒102-0072 東京都千代田区飯田橋2-13-9 不二ビル2階 Tel: 03-3234-1816Fax:03-3234-3026 Created by staff01. Last modified on 2019-03-31 21:51:40 Copyright: Default |