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8.6広島行動に参加した原発避難者への弾圧
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寺島より

記
最も多くの人が集まる6日夜の平和公園内で、
原爆死者の追悼と原発事故被害のアピールを行いました。

東日本の放射能被害や避難者の苦境を書いた英語スピーチやチラシ、横断幕に対し、
大勢の外国人や日本人が立ち止まって聞き入り、話しかけられ、
関心の高さが明確でした。

また広島の被爆二世の方も、
広島と福島の被害は一直線につながっていると熱くアピールすると、
地元の方も大勢立ち止まり、拍手に包まれました。
私たちも想定以上の豊かな交流の場となりました。

ところがそこにミリタリールックの謎の通行人がカメラを構えて大声で文句を上げ、
妨害目的の撮影を始めました。
私達はアピールを続けつつ、そろそろ片付けを始めた所、
彼は何ら接触をしていないのに「カメラを壊された!」と100番通報をしました。

そして駆けつけた広島中央警察署が
帰る私たちの行く手を塞ぎ、職務質問を開始。
私たちは何ら接触してないし、邪魔したい人の言いがかりであり、
暑さで体調不良の仲間も出たので帰りますよと言い続けても、
執拗に足止めして返しません。

そして上司から無線で指示を仰ぎ続け、ある時態度が急変。
 「カメラを壊した目撃証言が取れた、警察署に連れて行く!」と強行に来たため、
誰の証言だ、そんな事はしていないと拒否していたら
「逃亡の容疑!逮捕する! 逮捕理由は署で話す!」と
仲間1名に手錠をかけ、体を大勢で宙吊りにしてパトカーに放り込み、
中央署に連れていきました。

これはまさに無法な拉致監禁です。
抗議する私たちを羽交い締めし、
カメラの謎の通行人や「目撃者」と話すらさせない拉致監禁に、
住民からも「慰霊の日に何やってんだよ警察!」
「彼らは何もしてないだろ!」と罵声が飛びました。

警察は逮捕と同時に逃げるように全員撤収しました。
つまり、当初は現場警官が通常のトラブル処理対応をしていたが、
スピーチやチラシの特徴を聞いた上層部が
「そいつらは平和集会に参加したりビラ配りをしてる=政治的だ」と判断し、
狙い打ちで拉致・逮捕したという事ではないでしょうか。

今の政権が、福島原発事故の被害を最大のタブーにし、
被害者の声が国内外に広がる事や、
原爆への関心や怒りと繋がる事を止めたいからです。

夜遅かったため、未だ弁護士接見を入れられず、
仲間は中央警察署に監禁されています。
9日までには検事送検で釈放されるか、プラス10日間も勾留されるかが決まるため、
いま早期釈放の要求が必要です。
私たちは全力で動くので、ぜひ皆さまの力を貸して下さい。

8.6の広島で、被ばく反対のアピールをしていたら不当逮捕される。
これは絶対にあってはならない事です。
ぜひ警察は勾留請求をするな、釈放を!と抗議を集中させて下さい!
広島県警  0822280110
中央警察署  0822240110

2018年8月7日  8.6広島ーー原発避難者弾圧救援会
https://mail.google.com/mail/u/0/?tab=cm#inbox/165131ec002dce7f

* 正確な留置所が広島県警本部だと先ほどわかりました。

Created by staff01. Last modified on 2018-08-09 11:51:27 Copyright: Default

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