デモクラシー・ナウ!情報 : 気候変動で世界の寄生虫の3分の1に絶滅のおそれ | |||||||
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新着ストリーミング **************************** ********** 2017/9/11 気候変動で世界の寄生虫の3分の1に絶滅のおそれ 影響は甚大と米科学 者 ************************************************************* 「現在進行中の気候変動によって、2070年までに地球上の寄生生物の約3分の1が絶滅 する」との可能性を指摘した論文、"Parasite biodiversity faces extinction and redistribution in a changing climate"(気候変動により絶滅と分布の変化を迫ら れる寄生生物の多様性)が、査読付きの科学論文集Science Advancesに掲載されまし た。この論文の筆頭著者で、カリフォルニア大学バークレー校環境科学・政策・マネ ジメント学部の博士号候補生のコリン・カールソン氏、そして、ピュリッツァー賞を 受賞した『6度目の大絶滅』の著者でジャーナリストのエリザベス・コルバート氏が 今回のゲストです。カールソン氏は、12歳で大学に入学し、16歳までに生態学や生物 学の学士号だけでなく修士号まで取得しています。2011年には、「人類史上最も聡明 な16人の子ども」にモーツァルトやピカソらと共に名を連ねました。このインタ ビューが行われた当時は21歳です。 つづきは、こちら ⇒ http://democracynow.jp/video/20170911-2 *コリン・カールソン(Colin Carlson): 2070年までに地球上の寄生生物の約3分の 1が絶滅する可能性を指摘した論文、"Parasite biodiversity faces extinction and redistribution in a changing climate"(寄生生物の多様性は気候変動により大量 絶滅と分布の変化に直面)の筆頭執筆者。カリフォルニア大学バークレー校で環境化 学・政策・運営学の博士論文準備中。 *エリザベス・コルバート(Elizabeth Kolbert): 雑誌ニューヨーカーの記者で、 著書『6度目の大絶滅』でピュリッツァー賞を受賞。 字幕翻訳:デモクラシー防衛同盟 (千野菜保子・仲山さくら・水谷香恵・山下仁 美・山田奈津美・岩川明子) 全体監修:中野真紀子 今週のOverview (2/5〜2/16)************************* 今シーズンのナショナル・フットボール・リーグは、黒人人選手たちが人種差別と警 察暴力に抗議して試合前の国歌斉唱を拒む行動が広がりました。この画期的なシーズ ンをしめくくるミネアポリスのスーパーボウルでは会場の外で「黒人の命も大切」の 抗議運動が起こり、17人が逮捕される事態となりました。(5/17)■2月6日ニュー ヨーク市のタクシー運転手たちが前日市庁舎前で自殺した同業者ダグラス・シフター のための集会を開きました。ウーバーなどのアプリの登場が彼らの生活を脅かしてい ます。歯止めのない規制緩和が業界全体を崩壊させています。(2/7)■ニューヨー クの「新サンクチュアリ連合」代表ラビ・ラグビアの国外退去は、連邦判事の命令で 執行延期となりました。トランプ政権の大量国外退去政策に抗議する移民権利活動家 を移民関税捜査局(ICE)が狙い打ちにしているとの批判が高まっています。 (1/12)■シリアではISISの駆逐によって戦乱が収束に向かうかと思いきや、イスラ エルやイラン、トルコ、ロシアなど外国勢力による軍事衝突が激しくなり、状況はま すます悪化しているようです(2/13)■フロリダ州パークランドの高校で17人が殺害 された銃乱射事件は、元生徒のニコラス・クルーズ容疑者に精神的な混乱を示す兆候 があったことが指摘されています。こういう人物でも簡単に銃が買えてしまう米国。 ついに学生たちが立ち上がり、銃社会の終了を求める抗議運動を始めました(2/16) ****************************** 今週のトピックス(英語のみ) ****************************** ○ノーベル平和賞受賞ICAN代表がトランプの核政策を批判「我々を核戦争へと導く」 https://www.democracynow.org/2018/2/5/head_of_nobel_peace_prize_winning 8年前に米国とロシアの間で結ばれた長距離核兵器の保有を制限する条約が5日、目標 達成期限を迎えました。オバマ大統領が署名したこの条約は新STARTと呼ばれ、かつ て大きな期待が寄せられていましたが、トランプ大統領が火をつけた新たな核軍拡に よって隅に追いやられた格好になっています。トランプ大統領が2日明らかにした新 たな核戦略には、米国の核兵器をアップグレードするために少なくとも1兆2千億ドル を投じることが盛り込まれ、まったく新しい核兵器を開発することも含まれていま す。著名な核兵器反対活動家は、米国防総省の計画を「急進的」で「過激」だと非難 しています。ノーベル平和賞を受賞した「核兵器廃絶国際キャンペーン」(ICAN)の ベアトリス・フィン事務局長に詳しく聞きます。 ○ポール・ライアンが共和党の減税で学校事務員の週給が1.5ドル上がったと宣伝す る一方 コーク兄弟は14億ドルを手に入れる https://www.democracynow.org/2018/2/5/as_paul_ryan_touts_a_secretarys 米下院議長のポール・ライアンは先週末、ある女性の週給が1.5ドル上がったことを 挙げ、ミドルクラスの労働者が減税の大きな恩恵を受けていると宣伝しました。ライ アンは3日のツイートで、「ペンシルバニア州ランカスターの公立高校のある事務員 は、週給が1.5ドル上がったことを知って喜んでいる。(中略)彼女は、コストコの 年会費を払ってもまだ余ると述べた」とするAP通信の記事をツィートしました。この ツィートは多くの嘲笑や憤りを受け、数時間後に削除されました。マサチューセッツ 大学アマースト校の経済学名誉教授で、ニュースクール大学の客員教授でもあるリ チャード・ウォルフに詳しく聞きます。ウォルフには多くの著書があり、最近では Capitalism's Crisis Deepens: Essays on the Global Economic Meltdown(『資本 主義の深まる危機:世界経済メルトダウンをめぐる小論集』)を出版しています。 ○第52回スーパーボウル 人種的公正を求める抗議が最後を飾る 場外で17人が逮捕 https://www.democracynow.org/2018/2/5/17_arrested_outside_super_bowl_capping ミネアポリスで4日夜に行われた第52回スーパーボウルでは、フィラデルフィア・ イーグルスがニューイングランド・ペイトリオッツを41対33で破り、スポーツ界を驚 かせました。イーグルスの同タイトル獲得は初めてです。このゲームは、ナショナ ル・フットボール・リーグ(NFL)にとっての歴史的なシーズンの最後を飾るものと なりました。NFLでは今シーズン、アフリカ系米国人の選手がゲーム前の国歌斉唱中 に膝をつくパフォーマンスをおこない、人種的な不公正と警察の暴力に対する抗議を 繰り広げました。一方、ペイトリオッツのワイドレシーバー、ブランディン・クック スがフィールドで脳震とうを起こし、試合を離脱するということも起きています。脳 への衝撃に関する新研究と抗議について、ベテラン人権活動家で「Take a Knee Nation」のオルガナイザーのメル・リーブスに話を聞きます。カリフォルニア大学 バークレー校の社会学名誉教授のハリー・エドワーズにも話を聞きます。エドワーズ には、出版50周年を記念して昨年再版されたThe Revolt of the Black Athlete『黒 人アスリートの反乱』を含む多くの著書があります。 ○ 強制送還が死刑宣告になるとき:米国の移民政策の致命的結果 https://www.democracynow.org/2018/2/6/when_deportation_is_a_death_sentence ドリーマーズ(子供の時に親に連れられて米国に不法入国した若者)とDACA(ドリー マーズに対する国外退去一時延期措置)をめぐる闘いがワシントンで激化する中、 ニューヨーカー誌にWhen Deportation is a Death Sentence(『強制送還が死刑宣告 になるとき』)というタイトルの驚くべき記事が掲載されました。この記事では、米 国から強制送還あるいは入国を拒否された後に、数知れない男女がいかにして彼らの 母国で殺害されているかを検証しています。記事の一部では、メキシコで生まれた ローラという名前の女性に焦点を当てています。彼女は成人してからずっとテキサス で暮らしていたにもかかわらず、交通違反の取り締まりを受けた後メキシコに強制送 還されました。その時、彼女は米国国境監視員に「私が死体で見つかったら、あなた の良心がとがめるでしょう」と警告しました。強制送還から1週間以内に、彼女は元 夫によって殺害されました。受賞歴のあるジャーナリストでニューヨーカー誌の記者 であるサラ・スティルマンに話を聞きます。彼女はコロンビア大学ジャーナリズム大 学院の「世界移住計画」(Global Migration Project)の代表でもあります。 ○キング牧師の声をこれまで以上に必要としている米国で 自動車メーカーのダッジ がトラックを売るために彼のメッセージを骨抜きに https://www.democracynow.org/2018/2/6/when_us_needs_mlks_voice_more 今年のスーパーボウルが行われた2月4日は、マーティン・ルーサー・キング牧師 が、彼が暗殺される2カ月前の1968年2月4日、エベニーザー・バプティスト教会で 行った歴史的な説教「楽隊長の本能」(The Drum Major Instinct)から50周年でし た。この説教は、キング牧師が自分自身の葬儀を想像し、有名となった彼の功績を重 視することなく「私のことを楽隊長だったと言いたいなら、正義の楽隊長だったと 言ってくれ」と締めくくったことで知られています。ドッジのラムトラックスは、キ ング牧師の説教の一部をスーパーボウル中のCMで同社のトラックを売るために使うこ とで、この日を記念しました。物議を醸したこのCM広告は、米国の海兵隊、牧場主、 カモフラージュ戦闘服を着た兵士を映す映像にかぶせてキング牧師のスピーチの一部 を流しましたが、キング師が同じ説教の中で車の広告について警告したことは無視し ました。著名な社会学者で公民権活動家のハリー・エドワーズから話を聞きます。 ○より美しくひどい歴史:ローザ・パークスとキング牧師の遺産が粉飾され歪曲され ていく https://www.democracynow.org/2018/2/6/a_more_beautiful_terrible_history_the マーティン・ルーサー・キング牧師は、彼が暗殺される2カ月前の1968年2月4日、エ ベニーザー・バプティスト教会で歴史的な説教「楽隊長の本能」(The Drum Major Instinct)を行いました。50年後の2月4日、彼の説教の一部がスーパーボウルでドッ ジのラム・トラックの広告の中で使われました。この広告はキング牧師のメッセージ を明らかに歪曲しているとして批判が広がりました。しかし、その他の公民権運動の 歴史へ修正は、多くの場合もっと巧妙です。米国の公民権運動の遺産がいかに歪曲さ れ、大衆受けするように粉飾されてきたかを示す新刊本の著者に、さらに詳しく話を 聞きます。大学教授で歴史学者のジーン・セオハリスの新著のタイトルは、A More Beautiful and Terrible History: The Uses and Misuses of Civil Rights History (『より美しくひどい歴史:公民権運動の歴史の利用と誤用』)です。彼女は受賞歴 のある本 (『ローザ・パークス夫人の反抗の人生』)の著者でもあります。 ○ニューヨーク市のタクシー運転手が市庁舎前で自殺 破産に追い込んだUberと政治 家を非難 180207-1 (19) https://www.democracynow.org/2018/2/7/nyc_taxi_driver_kills_himself_at ニューヨーク市のタクシー運転手たちが昨日(2月6日)、前日の午前中に市庁舎前で 自殺したハイヤー運転手、ダグラス・シフタ―に敬意を表する祈祷集会(ビジル)を 催しました。シフターは自殺の前にフェイスブックに長い文章を投稿し、地元の政治 家やウォール街の支援を受けたUber(ウーバー)のようなアプリが自分を破産に追い 込んだと非難していました。「ここ14年以上ほぼ毎週100~120時間連続で働いてい る。1981年に事業を始めた頃は、勤務時間は40~50時間が平均だった。120時間勤務な んてもうこれ以上できない!俺は奴隷じゃないし、奴隷になることを拒否する。(中 略)市長や州知事にはUberを贔屓目に見る強い偏見があるようだ。嘘つきで、人をだ ます、こそどろだと有名な企業なのに」と投稿しています。Uberが大きく影響して、 市内で営業するハイヤーの数は過去5年間で2倍になっています。しかし、ハイヤー数 の急増により、古くからのタクシー運転手の多くは乗客をなかなか得られず、財政ピ ンチに陥りました。 ニューヨーク市のタクシー運転手1万9000人を代表する二ュー ヨーク市タクシー運転手連盟会長で共同創設者のバイラヴィ・デサイに話を聞きま す。 ○ 「彼らは警官であり強盗でもあった」ボルティモア警察の不祥事で強盗 隠ぺい 麻薬密売が明らかに https://www.democracynow.org/2018/2/7/they_were_both_cops_robbers_baltimore メリーランド州では、この時代で最も驚愕する警察汚職事件の1つと言われる事件に 関わった2人のボルティモア警官の最終弁論が7日に始められる予定です。この警官2 人は拳銃追跡捜査班の私服警官部隊のエリートでしたが、検察によると、この部隊 は、むしろ犯罪集団のような行いをしていました。裁判の冒頭陳述で、首席連邦検事 のレオ・ワイズは「彼らは簡単に言えば警官であり強盗であった」と話しています。 検察によると、警官らは何十万ドルもの金を市民から盗んだり、家に押し入ったり、 麻薬を盗んで密売人に転売したりしていました。彼らは人を撃ったときに忍ばせてお くためのBB銃を携帯していました。捜査班の中の6人が既に有罪判決を受けていま す。全米黒人地位向上協会法的擁護基金の代表で顧問のシェリリン・アイフィルに話 を聞きます。 ○NAACP対トランプ:一時保護資格を持つハイチ人の国外追放に待ったをかける人種 差別訴訟 https://www.democracynow.org/2018/2/7/naacp_vs_trump_racial_discrimination_s uit 全米黒人地位向上協会(NAACP)と米国黒人地位向上協会法的擁護基金が、ハイチ移 民に対する一時保護資格(TPS)取り消しの判断をめぐり国土安全保障省を提訴しまし た。法的擁護基金代表で顧問のシェリリン・アイフィルに聞きます。 ○虐待する父親を殺害した10代の少女ブレシャ・メードス10カ月の収監後ついに釈放 https://www.democracynow.org/2018/2/7/bresha_meadows_teenage_girl_who_killed オハイオ州では、家庭内暴力被害者の処遇に対して全国規模で激しい抗議が起こり、 暴力的な父親を殺害した16歳の少女がついに少年拘置所から自宅に戻りました。ブレ シャ・メドウズは、虐待する父親のジョナサン・メドウズが寝ている間に頭に弾丸を 打ち込み、射殺した時、わずか14歳でした。その2ヵ月前に、ブレシャは「お父さん がお母さんに暴力を振り、家族全員を殺すと脅していたから」命の危険を感じると親 戚に話し、自宅から逃げていました。ブレシャには未決拘留期間を含めて1年の少年 拘置所収監と6ヵ月の精神保健治療センター入所の判決が下されました。この事件を 詳しく取材しているジャーナリストのヴィクトリア・ローに話を聞きます。 https://www.democracynow.org/2018/2/7/bresha_meadows_teenage_girl_who_killed ○南部連合国旗を奪おうとした「黒人の命も大事」運動家ムヒイディン・ドバハ ニューオリンズで銃撃され死亡 https://www.democracynow.org/2018/2/8/black_lives_matter_activist_muhiyidin_ dbaha 「黒人の命も大事」(Black Lives Matter)の運動家でサウスカロライナ州チャール ストンのコミュニティ・オーガナイザーだったムヒイディン・ドバハが、ニューオリ ンズで自転車走行中に太ももを撃たれた後、2月6日に亡くなりました。32歳でした。 警察はこの殺人事件の動機および容疑者をまだ明らかにしていません。ドバハは2017 年、チャールストンで行われた集会で警察の立ち入り禁止テープを飛び越えて、白人 至上主義者から南部連合国旗を奪い取ろうとし、そのビデオが拡散され全米でニュー スになりました。デモクラシーナウ!は、2015年にエマニュエル・アフリカン・メソ ジスト監督教会(Emanuel African Methodist Episcopal Church)で白人至上主義者 ディラン・ルーフに射殺されたアフリカ系米国人信者9人の葬式に参列したドバハを インタビューしています。 ○「ディレクトレート S」:スティーブ・コル CIAと米国によるアフガニスタンと パキスタンでの秘密戦争を語る https://www.democracynow.org/2018/2/8/directorate_s_steve_coll_on_the 米国はアフガニスタンでの空爆を強化しており、米中央軍はリソースをイラクおよび シリアからアフガニスタンに再び移動すると発表しました。米国がアフガニスタンに 参戦してからすでに16年以上が経ち、米史上最長の戦争となっています。米空軍 ジェームズ・ヘッカー少将は先日、アフガニスタンは「中央軍の主な戦いの場となっ ている」と発言しました。この発表はアフガニスタンで、特に多くの犠牲者が出た後 に行われました。暴力事件が急増しているにも関わらず、トランプ大統領は先日、国 連安全保障理事会メンバーとの会合中にタリバンとの交渉はしないと明言しました。 ピュリッツァー賞に輝くジャーナリスト、スティーブ・コルに新著 Directorate S: The C.I.A. and America’s Secret Wars in Afghanistan and Pakistan(『ディレ クトレートS ー CIAと米国によるアフガニスタンとパキスタンでの秘密戦争』)につ いて話を聞きます。 ○一部の民主党議員が共和党の予算法案を支持 DACA対象者への保護がないのに https://www.democracynow.org/2018/2/9/scores_of_democratic_lawmakers_join_go p 早朝の投票の結果、米国の上下両院は、昨夜からの政府閉鎖を短期間で終了させる法 案を可決しました。この法案は、今後2年間で軍事費と国内支出の予算を3000億ドル 近く増加させます。しかし、移民人権団体や民主党員の多くが要求している、トラン プ大統領が2017年の秋に打ち切った在留資格のない若い移民の保護には応じていませ ん。下院では73人の民主党議員が共和党に同調して法案を支持したことにより可決さ れました。「ユナイテッド・ウィ・ドリーム」(United We Dream)の主任弁護のグ レイシャ・マルティネス・ローザスに話を聞きます。彼女はDACA(子供の時に親に連 れられて米国に不法入国した若者に対する国外退去一時延期措置)で保護されていま す。 ○南北チームが合同入場でオリンピック開幕も トランプの北朝鮮けん制は続く https://www.democracynow.org/2018/2/9/olympics_begin_with_unified_korean_tea m 韓国の平昌で2018年冬季オリンピックが開幕し、開会式では北朝鮮と韓国の選手が一 緒に入場行進をしました。このオリンピックは、1950年から公式には戦争状態にある 両国の関係にとって重要な瞬間としてらとらえれています。朝鮮半島の緊張を緩和す るため、北朝鮮は500人の選手団、音楽隊、応援団などをオリンピックへ派遣しまし た。強い影響力を持つ北朝鮮指導者金正恩の妹も開会式に出席し、韓国の文在寅大統 領と握手を交わしました。また、2人は昼食会を行う予定となっています。朝鮮半島 が核戦争の脅威を緩和しようとしている中、マイク・ペンス米国副大統領は、米国政 府は北朝鮮に対して更なる制裁を加える予定だと警告しました。朝鮮戦争を終わらせ るための女性団体の国際運動である「ウィメン・クロスDMZ」創設者で国際コーディ ネーターのクリスチーン・アンに話を聞きます。 ○ローレンス・ウィルカーソン:イラク戦争という誤った選択を売り込む手助けをし た イランでも同じことが起きている https://www.democracynow.org/2018/2/9/lawrence_wilkerson_i_helped_sell_the 15年前の今週、コリン・パウエル国務長官は国連でイラク戦争を肯定する演説を行 い、サダム・フセインが大量破壊兵器を所有している明確な証拠があると述べまし た。パウエルは後に、この演説は自分の経歴の汚点だと語りました。トランプ大統領 もイランに大して同じ事をしているのでしょうか。パウエル長官の首席補佐官だった ローレンス・ウィルカーソン大佐に話を聞きます。最近彼は、"I Helped Sell the False Choice of War Once. It’s Happening Again"(私はかつて誤った選択を売り つける手助けをした。これがまた起きている)と題した記事を執筆しました。 ○ ラビ・ラグビア:トランプの移民強制送還を批判する移民指導者は監視対象にさ れている https://www.democracynow.org/2018/2/12/ravi_ragbir_immigrant_leaders_are_sur veilled 米連邦判事は9日、ニューヨーク市に住む移民の権利活動のリーダー、ラビ・ラグビ アの国外退去を延期しました。ラグビアはこれに先立ち、移民捜査官が職権を使って 声高に発言する活動家を監視や国外退去のターゲットにし、政治的な反対意見を押さ え込んでいるのは言論の自由を保障する憲法に反しているとして、入国管理当局を提 訴していました。連邦判事がラグビアの国外退去を延期したのは、退去予定日の1日 前になってからでした。ラグビアは現在、3月15日に移民税関捜査局(ICE)に出頭す ることが命じられています。「新サンクチュアリー連合」(New Sanctuary Coalition)代表のラグビアに詳しく聞きます。 ○全米各地の判事がトランプの大量国外退去を停止 移民には適正手続を受ける権利 があるとの判断で https://www.democracynow.org/2018/2/12/judges_across_us_are_halting_trumps 米連邦判事は9日、「新サンクチュアリー連合」(New Sanctuary Coalition)代表の ラビ・ラグビアの国外退去命令を一時的に延期しました。退去予定日の1日前のこと でした。ニュージャージー州やマサチューセッツ州、ミシガン州、フロリダ州などで は、ラグビアのように、移民に対する個別または一括の国外退去計画が連邦判事に よって停止されるケースが増えています。トランプの大量国外退去の取り組みに対す る法的な戦いについて、「アメリカ自由人権協会」(ACLU)の「移民の権利プロジェ クト」副代表リー・ゲラーントと、「ハイランドパーク改革派教会」(Reformed Church of Highland Park)牧師のセス・カパー=デイル、「新サンクチュアリー連 合」代表のラビ・ラグビアに話を聞きます。 ○追悼 パキスタンの人権弁護士で活動家のアスマ・ジャハンギルの驚くべき生涯を 振り返る https://www.democracynow.org/2018/2/12/remembering_the_extraordinary_life_of _pakistani 世界的に有名なパキスタンの人権弁護士で活動家のアスマ・ジャハンギルが11日、パ キスタンのラホールで急死しました。66歳でした。ジャハンギルは数十年にわたっ て、パキスタンの女性や少数者の権利、民主主義の擁護のための戦いを率いてきまし た。ムハンマド・ジア=ウル=ハクの軍事政権下の1983年には、「民主主義回復同 盟」(Movement for Restoration of Democracy)と協力したことを理由に収監され ました。2007年にも、軍事指導者ペルベズ・ムシャラフの追放を求める弁護士の抗議 活動を助けたことで自宅軟禁下に置かれました。パキスタンの最も強力な弁護士の一 人として1986年に同国初の法的援助センターを設立、女性として初めて「パキスタン 最高裁弁護士協会」(Supreme Court Bar Association of Pakistan)の会長を務 め、人権と超法規的殺害、宗教的自由についての国連特別報告者としても活躍しまし た。デモクラシー・ナウ!は2007年と2016年にアスマ・ジャハンギルをインタビュー しました。デモクラシー・ナウのサイトには、ジャハンギルが2014年にライト・ライ ブリフッド賞を受賞した際の演説もリンクされています。ジャハンギルの驚くべき生 涯について、個人的な親交のあったタフツ大学教授のアイシャ・ジャラル教授に話を 聞きます。 ○「信じがたいことにシリアの戦争はさらに悪化している」:民間人の死者が急増す る中 世界の列強が衝突 https://www.democracynow.org/2018/2/13/its_hard_to_believe_but_syrias イスラエル、イラン、トルコ、ロシア、そしてシリア政府を含む内外の勢力間の一連 の衝突が起こる中、シリア北部全域の緊張が激しく高まっています。2月10日には、 シリアから発進して領空に侵入したドローンをイスラエルが撃墜、イスラエルはそれ がイランのものだと言っています。引き続いてイスラエルは、そのドローンが発進し たシリア内のイラン司令部への攻撃を開始しました。その後イスラエルのF16戦闘 機、1機がシリア政府の対空ミサイルによって撃墜されました。一方、2月10日には シリア北部でも、トルコが爆撃と地上戦を仕掛けているシリア国内のクルド人勢力域 の都市アフリンの付近で、トルコ軍のヘリコプターが米国支援のシリアのクルド系民 兵組織「人民防衛隊」(YPG)の戦闘員たちによって撃ち落とされました。こうした ことはすべて、国連がシリアでの民間人の犠牲者数が急増していると警告している中 で起こりました。ニューヨークタイムズ紙のレバノン、ベイルート支局長であるア ン・バーナードに話を聞きます。彼女の最新記事のタイトルは、Israel Strikes Iran in Syria and Loses a Jet「『イスラエルがシリア国内のイラン軍を空爆し ジェット機を失う』」とIt’s Hard to Believe, But Syria’s War Is Getting Even Worse(『信じがたいことにシリアの戦争はさらに悪化している』)です。シリ ア系カナダ人リサーチャーのヤザン・アッ=サーディーからも話を聞きます。 ○命とりのインフルエンザが全米で蔓延する中 コーク兄弟が支援する団体が全米の 有給病気休暇政策に抵抗 https://www.democracynow.org/2018/2/13/as_deadly_flu_sweeps_the_us 2月第3週は、自身または家族の健康介助をするための無休休暇を取る権利を米国内の 被雇用者に与える育児介護休業法(FMLA)に、ビル・クリントンが署名してから25年 目となります。その10年後、サンフランシスコが、有給病気休暇を認める全米初の都 市になりました。現在では32の地方自治体と9つの州の約1400万人の労働者に有給病 気休暇制度が適用されています。2月15日、テキサス州オースティンの市議会議員た ちは、南部州の都市で初めて民間雇用主に有給病気休暇付与を義務付ける条例の採決 を行う予定です。しかし、この法案は、全米で有給病気休暇制度に抵抗している「全 米独立企業連盟」(National Federation of Independent Business)と呼ばれる コーク兄弟が支援するロビー活動団体からの強い反対に直面しています。このまさに 同じロビー活動団体が、「医療保険制度改革法」(Affordable Care Act)への反対 の先鋒となってきました。有給病気休暇法案を提案したオースティンの市議会議員グ レゴリア・シーザーから、さらに詳しく話を聞きます。彼が2014年に初当選したと き、彼はオースティン史上最年少の市議会議員でした。彼はメキシコ移民の息子で す。 ○イスラム系少数民族ロヒンギャの虐殺を暴露したロイター通信の2人のジャーナリ スト ビルマの刑務所で禁固14年の刑に直面 https://www.democracynow.org/2018/2/14/two_reuters_journalists_face_14_years ビルマでは、ロイター通信の2人のジャーナリストが刑務所に拘束されて3ヶ月目に入 りました。ワ・ローンとキョー・ソウ・オーは12月12日に逮捕され、ビルマの国家保 安機密法に違反したとして起訴されました。保釈は拒否され、有罪となった場合の最 高刑は禁固14年です。逮捕された時、彼らは9月にインディン村で起きた、ビルマ軍 によるイスラム系少数民族ロヒンギャを標的とした虐殺を取材していました。ジャー ナリスト2人が刑務所に拘置されている間に、ロイター通信では他のジャーナリスト たちが、インディン村での事件の解明を続け、ビルマ軍兵士と非正規の民兵たちがイ スラム系ロヒンギャの捕虜10人を処刑したという衝撃的な新報道を行いました。男た ちのうち少なくとも2人は斬首され、他の人々は銃殺されました。ロイター通信のビ ルマ支局長、アントニー・スロドコウスキーに話を聞きます。 ○プラミラ・ジャヤパール議員:トランプの道義にもとる予算 貧困層 病人 高齢 者を痛撃 https://www.democracynow.org/2018/2/14/rep_pramila_jayapal_trumps_immoral_bu dget トランプ大統領が提出した4兆4000億ドル規模の予算教書は、教育、医療、社会保障 プログラムの大幅な削減を提案する一方で、ペンタゴンの国防予算を大幅に増やして います。トランプの計画は、教育省予算の10%以上の削減を求めており、収入に基づ く学生ローン返済プランを大幅に減らし、「公職者ローン返済免除プログラム」( Public Service Loan Forgiveness Program)を終了させます。トランプの予算案で は、「補助的栄養支援プログラム」(SNAPー低所得者層向けの連邦食糧支援政策。俗 称フードスタンプ)から170億ドル以上が削減されます。これにより、フードスタン プ受給者は新鮮な果物や野菜を購入することができなくなり、代わりに箱詰めの食品 配送プログラムのみが提供されることになります。この予算はまた、公共放送および コミュニティラジオやコミュニティテレビ局をサポートしている公共放送協会への連 邦政府からの資金援助を段階的に縮小していきます。またマクラッチー紙の報道によ ると、トランプ政権はメディケイド加入者に労働要件を課すだけでなく、成人のメ ディケイドへのアクセスに生涯給付の年限を課すことを検討しています。一方で、ト ランプの予算は、武器と戦争への支出を13%増加させ、ペンタゴンの予算は6860億ド ルにのぼります。下院予算委員会副委員長であり下院革新議員団副議長も務めるプラ ミラ・ジャヤパール民主党議員(ワシントン州選出)に話を聞きます。 ○DACAの今後について議員たちの議論が続く中 ドリーマーズを守るため民主党には 何が必要か? https://www.democracynow.org/2018/2/14/as_lawmakers_debate_future_of_daca 連邦議会の議員たちは、オバマ政権時に導入され、若い非正規移民約80万人に米国で 生活し就労する許可を与えているDACA(Deferred Action for Childhood Arrivalsー 幼少期に米国に到着した非正規移民の若者を国外強制退去から保護し、一時的に滞在 許可を認める制度)の今後について議論を続けています。共和党議員は、DACA登録者 であるドリーマーズ(DREAMers)を保護する移民法制の一部に、非正規移民に寛容ない わゆる聖域都市を罰する改正条項を組み込むよう要求しています。一方、連邦裁判所 では、2人目の判事がトランプ政権によるDACAの撤廃を一時的に阻止しました。13 日、ニューヨークのニコラス・ガロフィス判事は、DACAプログラムを一時的に維持す るための差止命令を発し、DACAの取り消しには「深刻で不可逆的な」社会的コストが かかると警告しました。彼は書面で「このような大規模な決定がどのように深刻な結 果を引き起こすかを、完全に理解することは不可能だ」と発表しました。連邦下院の 予算委員会副委員長と革新議員団副議長を務めるプラミラ・ジャヤパール民主党議員 (ワシントン州選出)に、詳しく話を聞きます。 ○ポーター秘書官の家庭内暴力スキャンダルで混乱するホワイトハウス 連邦議員た ちはケリー補佐官の辞任とトランプ大統領の弾劾を要求 https://www.democracynow.org/2018/2/14/as_porter_domestic_violence_scandal_r oils プラミラ・ジャヤパール議員が、ホワイトハウスを紛糾に陥れた、元秘書官ロバー ト・ポーターのスキャンダルについて話します。ポーターは元妻2人を虐待していた という証拠が浮上して辞任しました。13日、FBI長官クリストファー・レイが上院で 証言し、米連邦捜査局(FBI)は、身体的および暴言による虐待疑惑の裏付けとなっ たポーターの身元調査について、ホワイトハウスが認めているより数か月前に、報告 していたと述べました。ジャヤパール議員が、なぜ自分がホワイトハウスのジョン・ ケリー首席補佐官の辞任を要求し、トランプに対する弾劾手続きを支持するのか、そ の理由を話します。 ○Vデー:女性と少女に対する暴力を止める世界的運動が20周年を記念 https://www.democracynow.org/2018/2/14/v_day_global_movement_to_stop ホワイトハウスは、ロバート・ポーター元秘書官の二人の元妻に対する身体的暴力と 暴言による申告なDV告発を無視し高まるスキャンダルに直面していますが、今日の番 組のしめくくりは、女性と少女に対する暴力を止める世界的な運動「Vデー」に注目 します。2月14日は、イブ・エンスラーの画期的な演劇『ヴァギナ・モノローグ』に 触発されたV-デーキャンペーンの20周年記念日です。世界各地の3人のVデー活動家と 話します。コンゴ民主共和国のクリスティーン・シューラー・デシュライバー、クロ アチアのラダ・ボリック、ケニアのアグネス・パレイヨです。 ○こんな事件はいつ終わるのか? 17人が殺害されたフロリダの高校での乱射事件は 今年18件目の校内銃撃事件 https://www.democracynow.org/2018/2/15/when_will_this_stop_17_shot 2月14日、フロリダ州パークランドの高校で乱射事件が起こり17人が殺害されまし た。これは米史上最悪の校内銃乱射事件の一つとなりましたが、「全ての街を銃から 守る」(Everytown for Gun Safety)によれば、このストーンマン・ダグラス高校で 乱射事件は、今年18件目の学校内銃撃事件だということです。つまり今年に入ってか ら、米国では平均60時間に1件の学校内銃撃事件が起っている計算です。警察は犯人 は同校の元生徒であった19歳のニコラス・クルーズだと発表しました。クルーズは逮 捕された時、AR-15ライフルと複数の弾倉を携帯していました。犠牲者17人の他に15 人が負傷しました。フロリダ州の元州議会上院議員で民主党のジェラルディン・トン プソンに話を聞きます。トンプソンは2016年に乱射事件があったパルス・ナイトクラ ブがあるオーランド地区を代表する州議員でした。 ○サンディ・フック小学校事件以来 200件の校内銃撃事件が発生 それでも銃規制を 拒否する共和党議員 https://www.democracynow.org/2018/2/15/republican_lawmakers_refuse_to_adopt_ gun コネチカット州ニュータウンのサンディ・フック小学校で2012年に起った乱射事件以 来、学校が現場となる銃撃事件は200件に上っています。しかし米国では連邦議会お よび多くの州議会で共和党議員らが銃規制を法制化することを阻んできました。この フロリダの銃乱射事件の数日前に、トランプ大統領は今年度の予算案を公表しました が、この予算案では即時犯歴照会システム(NICS)への予算が数百万ドル減額されて います。「銃暴力阻止連合」(Coalition to Stop Gun Violence)のジョシュ・ホロ ウィッツ理事長に話を聞きます。ホルヴィッツは、Guns, Democracy, and the Insurrectionist Idea(『銃、民主主義と暴徒の思想』)を共同執筆しました。 ○住宅保有への締め出し:全米の銀行で非白人が組織的に住宅ローンを却下されてい ることが発覚 https://www.democracynow.org/2018/2/15/kept_out_banks_across_us_caught 調査報道センター(The Center for Investigative Reporting)発行の『リビール』 (Reveal)が、ショッキングな調査報道を公表しました。それによるとアフリカ系お よびラテン系米国人は、今でも全米で日常的に典型的な住宅ローンを白人よりも非常 に高い確率で拒否されているということです。この調査報道は、2015〜16年に連邦政 府に提出された3100万件の住宅ローン申請書を調べた結果が基になっています。リ ビールの調査では、ワシントンD.C.、アトランタ、フィラデルフィア、セントルイ ス、サンアントニオを含めた全米各地で、「レッドライニング」(赤線引き)と呼ば れる融資拒否が行われていることが明らかになりました。調査報道センターの『リ ビール』上級記者であるアーロン・グランツと、33歳のアフリカ系米国人ラシェル・ ファルールに話を聞きます。ファルールはフィラデルフィアでレンガ造りのテラスハ ウスを購入しようとしましたが、金融業者から2度住宅ローンを却下されました。 『リビール』の調査によれば、フィラデルフィアでアフリカ系米国人が住宅ローンを 断られる確率は2.7倍高いことがわかっています。 ○パークランドの銃乱射事件でトランプ 簡単な銃入手とずさんな身元調査にふれず 精神疾患を強調 https://www.democracynow.org/2018/2/16/trump_blames_mental_illness_for_parkl and フロリダ州ブロワード郡にあるストーンマン・ダグラス高校で殺害された17人を悼 み、同州パークランドでは15日夜 ろうそくを灯して追悼するキャンドル・ビジルに 生徒と家族が集まりました。この銃乱射事件は、学校で起きた事件としては全米史上 最悪の1つです。15日早朝、トランプ大統領はツイッターに「フロリダの銃乱射事件 の犯人には、精神的な混乱を示す兆候が数多くみられた。素行の悪さと奇矯な行動で 学校を退学させられている。近所の住民やクラスメイトは彼がひどい問題児だと知っ ていた。このような事例は当局に何度でも通報すべきだ!」とつぶやきました。トラ ンプのコメントは、精神疾患のある人に対して悪いイメージをすり込むとメンタルヘ ルス擁護者は警告しています。精神疾患者は、暴力の加害者になるよりむしろ犠牲者 であることが多いのです。銃による暴力防止のためのギフォーズ法センター (Giffords Law Center to Prevent Gun Violence)の連邦政府政策担当責任者リン ジー・ニコラスと精神疾患と診断された人が引き起こす米国内の射殺事件は5%にも満 たないことを発見したバンダ―ビルトの研究"Mental Illness, Mass Shootings, and the Politics of American Firearms"(『精神疾患、銃乱射、米国の銃規制』)の筆 頭著者でバンダービルト大学精神医学教授ジョナサン・メツルに話を聞きます。メツ ルは"I’m a Psychiatrist. Making Gun Violence About Mental Health Is a Crazy Idea"(『私は精神科医、メンタルヘルスを銃暴力につなげるのはおかしな考え だ』)と題した記事を最近、オンライン・マガジン『ポリティコ(Politico)』に執 筆しています。 ○白人至上主義 父権制と銃:フロリダ銃乱射犯人の 女性に対する殺人脅迫や暴行 の記録 https://www.democracynow.org/2018/2/16/white_supremacy_patriarchy_and_guns_f l フロリダ州ブロワード郡にあるストーンマン・ダグラス高校で14日起きた銃乱射事件 では、17人が殺害され、少なくとも15人が負傷し、学校での銃乱射事件として全米史 上最悪の事件の1つとなりました。19歳で元生徒のニコラス・クルーズ容疑者とこれ までに大量虐殺を行った他の多くの犯人に共通する特徴があることを示す証拠が出て きています。彼には、女性に暴力的な行為をおこなったり、脅迫した記録がありまし た。また、15日に白人至上主義者のヘイト団体「リパブリック・オブ・フロリダ・ミ リティア(Republic of Florida Militia)」は、クルーズ容疑者がこの団体に所属し 軍事訓練に参加したことがあると発表しました。しかし、この団体のリーダーは後に この発表を撤回しています。クルーズの元クラスメイトは彼のことを政治的に極端に 偏っていて、人種差別的な考えを信奉していたと述べました。ニューヨーク大学南北 アメリカ研究所(the Hemispheric Institute)の客員教授でDecolonizing Dialectics (『脱植民地の弁証論』)の著者ジョージ・チッカリエロ=マーヘルとフロリダの調 査報道センター代表兼共同創設者で『インターセプト』の寄稿者のトレバー・アーロ ンソンに更に詳しく話を聞きます。 ******************************************* デモクラシー・ナウ!は皆さんの協力で支えられています。あなたもぜひ、ご参加く ださい。 メルマガ登録はこちらのページから → http://democracynow.jp/ (右コラム最上 段) ツイッター(http://twitter.com/democracynowjp) やフェイスブック (http://ow.ly/6qMaU )でもお知らせしています。 Created by staff01. 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