サードは出ていけ、平和よ来い〜韓国映画『ソソンリ』を自主上映 | |
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投稿 : くつざわ 韓国ドキュメタリー映画『ソソンリ』をお薦めします(釜山国際映画祭ドキュメンタリー部門メセナ賞など受賞)人口わずか100人あまりの農村ソソンリのおばあさんたちが主人公のドキュメタリーです (87分)。手鼻を、ふんっ!とかんだり、人なつこい笑顔でおしゃべりをし、右翼や警察 に囲まれた座り込みの場でもご飯を分け合って食事をするおばあさんたち。静かに農村風 景が流れていく映像。韓国映画が好きな方の中には、「鈴の音」という年老いた牛と農夫 のおじいさんの暮らしを描いたドキュメタリー映画を思い出していたければ、その雰囲気 に似ています。 のどかな農村のおばあさんたちが、デモや座り込みに参加することになります。ソソンリ にサードミサイル(THAAD、高高度ミサイル防衛システム)が配備されることになっ たからです。なぜ、おばあさんたちがサードに反対するのか。朝鮮戦争・内戦の時の記憶 が語られます。ネタバレになるので、映画でご覧ください。沖縄の高江ヘリパッド建設や 辺野古基地建設に反対する住民の気持ち、状況と通じるものがあります。 ソソンリの農村風景をみて、私は日鉄訴訟(新日鉄を相手にした元徴用工裁判)の原告を 訪ねて、韓国の農村をめぐった時のこと(95年)を思い出しました。農村とやさしい人情 に触れて、日本はこんな人たちの暮らしを植民地にして踏みにじったのか、なんというバ カげた犯罪をしでかしたのか、支配などできるわけないと怒りがわきました。ソソンリの おばあさんたちの静かな暮らしは強く、ミサイル基地で踏みにじることなどできません。 民衆の生活があるかぎり、必ず民衆は勝つ、そう確信できます。 朝鮮半島には南北首脳会談で実質終戦し、平和がおとずれようとしています。おばあさん たちは、文在寅(ムン・ジェイン)大統領を応援したのに何でこんなことをするのかとつ ぶやきます。 サードは出ていけ、平和よ来い、おばあさんと一緒に叫んでしまいます。沖縄と重なる映 像です。映画祭で数々の賞を取った映画です。必見です。 <自主上映なので、直近の上映会場は> Created by staff01. Last modified on 2018-12-02 13:06:06 Copyright: Default |