本文の先頭へ
LNJ Logo 「沖縄に寄り添う」は真っ赤なウソだった/那覇市長選勝利で考えたこと
Home 検索
 




User Guest
ログイン
情報提供
News Item 1022sigemi
Status: published
View


皆様へ

佐藤茂美といいます。

那覇市長選勝利で考えたことを少し述べさせてもらいます。
那覇市長選、オール沖縄支援城間幹子氏圧勝!。まずはよかったです。

<結果>  
・当選 : 城間幹子氏 (オール沖縄支援)79667票  辺野古新基地NO      
・落選 : 翁長政俊氏(安倍政権、自民、公明、維新、希望支援)42436票 辺野古新基地推進 
・差37231票(大差)
・投票率 48、19%(前回よりー17,06% 過去4番目の低さ)

*「琉球新報」動画ニュースより

<この結果をどう見るか>

 沖縄の友人の言

「安倍政権は、辺野古推進を公約に挙げさせた支援候補翁長政俊氏を完全に見捨
てた。公明も全く動かなかった。その証拠として、翁長政俊氏陣営のビラ、ポスター、幟
がほとんど見られなかった。城間陣営、そして沖縄人から見ても本当にさびしく感じた」

「この選挙で強く思ったのは、日本政府、安倍政権は自分らの思惑(野望、私利私
欲)に叶わないと思えば支援した候補、沖縄人をも見捨て、切り捨てるということだ」

「日本政府からこんな仕打ち(差別)を受けているのに日本政府に愛想を尽かそう
という声が上がってこない。そしてこの投票率の低さ。ただ勝利に浮かれてばかりではい
られない。むしろこの状況に危機感さえを覚える」

 本当に安倍政権は野望達成しか考えていない、用のない者は平気で切り捨てる。沖縄
人は今邪魔な存在でしかない。“沖縄に寄り添う”真っ赤なウソであることがこの選挙
でもあきらかになったのではないだろうか。

 そこで圧倒的に安倍政権を支持してきた我々日本人は今後どう考え、何をしたらいいの
であろうか。

 安倍政権は那覇市長選の途中(17日)、市長選が不利になることを承知で_政権内
部のやり取り 防衛省から国土交通省の国土交通大臣石井に対し_「行政不服審査」を請
求、そして承認撤回の効力を止める「執行停止」を申請するという暴挙に打って出ました。
安倍政権のこの無法なやり口は仲井真による辺野古工事承認に対する翁長知事の「承認
取り消し」の時も同じ手口を使いました。安倍は自分野望達成のためにはどんな汚い手口
でも何度も使うことに何の抵抗もないのでしょう。

 この不服審査請求権は政府など行政権力からの不当な仕打ちを受けた住民、市民が権力
(政府など)に対して請求できる権利です。沖縄県民に対して不当な暴挙を行っている当
事者(安倍政権)が請求するなどということはありえないことです。訴えられのは安倍政
権の方です。

 また撤回の効力の「執行停止」は裁判に訴えるのが本来の姿であり当たり前のことです。
安倍政権内部、身内同士のやり取り、防衛省から国交大臣に申請などもってのほかです。
裁判に訴えると時間がかかり工事再開が遅れるから、とんでもありません。安倍政権は
沖縄の民意など全く眼中にないのです。沖縄差別の権化と言わざるを得ないと思います。

 安倍政権は悪辣極まりない内閣、ならず者内閣に他ならないことがますます明らかにな
ったのではないでしょうか。

 そこで首都圏に住む私たちは今早急にすべきことは、安倍の目論む目前に迫った(今月下
旬?)工事再開に対して、短時間でできるあらゆる手(メール、駅頭宣伝、など、ビラ作
成は間に合わないのでは?)を使い、安倍の暴挙を宣伝し、土砂投入を止めさせるよう人
々に訴えることしかないのではないでしょうか。

 私たちが沖縄とまともに向き合うために。

以上私が思ったことです。

Created by staff01. Last modified on 2018-10-22 12:06:51 Copyright: Default

このページの先頭に戻る

レイバーネット日本 / このサイトに関する連絡は <staff@labornetjp.org> 宛にお願いします。 サイトの記事利用について