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「築地市場は営業しています」〜6軒を応援する買い物ツアーに100人



 *妨害の中、営業する「明藤(あけふじ)」

動画(5分半)

 10月11日(木)早朝、豊洲市場移転に対して、築地市場で営業を続ける6軒(約30名)の業者を応援するために、築地市場買い物ツアー開催され100名近くの参加者が参加した。

 買い物客たちは、午前8時に築地市場正門に集合したが、猪口太一東京都中央卸売市場財政担当部長と西坂啓之東京都中央卸売市場事業支援部長の二人が「築地市場は閉場しました」を連呼しながら、入場の邪魔をする営業妨害を繰り返した。しかし、買い物客たちは、逆に「築地市場は営業しています」と連呼して入場した。


 豊洲市場にはない「お茶屋」で熊本一規明治学院大学名誉教授(写真右)は「営業権を持っている以上、東京都は営業を阻止できない。営業者と消費者の不都合な条例は無効です」と営業の正当性を解説した。豊洲市場での買いつけを終え、渋滞の中やっと築地市場にたどり着いた「お茶屋」の猿渡さんが「徳川家康の時代にできたお茶屋の真水と塩水のおかげで魚の細胞の新鮮さを保っています。豊洲市場にはお茶屋がなく、真水や塩水の代わりに消毒薬を使います。とても食品とはいえません」と、築地市場の歴史と利便性を説明した。

 買い物ツアーは、丸八船舶倉庫で飲み物やアイスクリームなどを購入。丸八の社長(写真上=左)は「今朝も午前5時から営業してますが、入場を邪魔されているのかお客さんが全然来ません」と東京都による営業妨害を訴えた。

 その後、買い物ツアーは、水神社を見学した後、豊洲市場の買い付けから、戻って、営業販売をはじめた明藤で、鯵と鯖の干物や粒うにや鮭フレークの瓶詰めなどを購入(写真)。ここでも先述の東京都職員たちによる営業妨害があったが、卸売り価格にカンパを上乗せし、あっという間に完売した。明藤の社長は「明日も粛々と営業します。是非買いに来てください」と力強く話し、拍手が沸いた。

 基本的には月・水曜日以外の平日に明藤を中心に午前8時〜11時に営業をするが、豊洲市場から戻るのに時間がかかるので、午前9時頃が狙い目。「買い物に来ました」もしくは「引越しの手伝いに来ました」と言えば中に入れる。 (ジョニーH)


Created by staff01. Last modified on 2018-10-12 09:32:37 Copyright: Default

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