金学順さんの勇気と思いを忘れない!〜日本軍「慰安婦」メモリアルデー | |
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金学順さんの勇気と思いを忘れない!〜日本軍「慰安婦」メモリアルデー8月12日、日本軍「慰安婦」メモリアルデーin TOKYO「金学順さんから始まった♯Me Too 」と題する集会が文京区民センターで行われ、会場いっぱいの240人が参加した。 1991年8月14日、韓国の金学順さんが記者会見で日本軍「慰安婦」とされたことを告白し た。その後、中国、台湾、フィリピン、朝鮮民主主義人民共和国、インドネシア、東チモ ール、マレーシア、オランダなどで次々と「慰安婦」被害女性が現れた。まさに「♯Me T oo」だった。最初に名乗り出た金学順さんの勇気と思いを忘れないために、8月14日を日 本軍「慰安婦」メモリアルデーとしている。 韓国では240人が被害を受けたと名乗り出た。ひっそりと生きて亡くなった方もいるが、 自身の被害を打ち明け、戦時性暴力であると客観的に位置づけ、平和運動家、人権活動家 となったハルモニたちも多い。そこには「With you」の運動があったと司会で報告者のヤ ンチンジャさんは話した。「韓国には被害者たちの勇気があり、受け皿があった。深い傷 を負った被害者には、寄り添うWith youの受け皿が必要だった」と。 作家の川田文子さんから「なぜ日本人『慰安婦』は名乗り出なかったのか」の話があった 。また弁護士の角田由紀子さんは「日本でMe Too運動が拡がらないのはなぜか。被害を受 けたことが言えない。『ノー』を言うとバッシングの嵐で一人では闘えない。東京医大の 差別もたまたまバレた。そういう女性差別が当たり前になっている社会をどうしていくか 」と話した。ヤンさんは「被害者が勇気を持てるような受け皿をつくっていこう」と話し た。 最後に主催者から「『慰安婦』問題を否定し、被害者を侮辱することをためらわない社会 は、性暴力被害者に責任を押し付け、沈黙を強いる二次被害を与えます。女性への性暴力 は、個人の人権侵害問題にとどまらず、国家や社会のありようが問われている問題なので す。私たちは加害国の市民として、日本軍『慰安婦』問題の解決が早期に実現するよう闘 います。そして、被害者たちの願いである『戦争や暴力のない平和な世界』を実現するた め、被害者とともに進んでいきます」とアピールが読み上げられた。 日本軍「慰安婦」問題の解決を、現在の女性差別の問題として具体的に考えるとてもいい 内容の集会だった。一日も早く被害者が納得のいく解決ができればと思う。(尾澤邦子) Created by staff01. Last modified on 2018-08-13 09:52:50 Copyright: Default |