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「国のために死ぬのはすばらしい」のか〜ダニーネフセタイさん講演会
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「国のために死ぬのはすばらしい」のか〜ダニーネフセタイさん講演会



講演動画(33分)

 7月8日、東京・練馬でダニーネフセタイさんの講演会「国のために死ぬのはすばらしい?」が開催された。ダニーさん(写真上)はイスラエル出身で、現在埼玉県秩父で木工職人をしている。こどもたちに平和な未来を残すために伝えたいというダニーさんの話は大人気で、全国各地か ら講演依頼が殺到している。



この日は、最初にイスラエルに包囲されているガザ地区の過酷な実態の話から始まった。失業率は44%で若者は63%と2人に1人は仕事ができない状況。飲み水は97%が汚染され、電力は1日4時間しか使えない。ガザ地区は40度と暑いがクーラーも扇風機も1日4 時間しか使えないという。そして自身の体験も話した。イスラエルでは、小学校に入ると「国のために死ぬのはすばらしい」と教えられる。ダニーさんもそう思い込み、19歳で空軍兵士となり戦闘機に乗った。「かっこいいと思っていたが、戦闘機の目的は2つで人を殺すことと物を破壊 することしかないことがわかった。けしてかっこよくなかったのだ」と述懐する。そして日本がイスラエルと同じ道を歩もうとしていることに警鐘を鳴らした。
また、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相と日本の安倍晋三首相が戦争へ向かわせているという共通点を話した。

ダニーさんは「日本は、原発再稼働を次々とし、安保法も通し、共謀罪で自由にものが言えない戦争の道へ向かっている」 「これを止めるためには想像力とハートをつかむこと」と会場の参加者に呼びかけた。



ダニーネフセタイさんの「国のために死ぬのはすばらしい?」の著書は絶賛発売中だ。(見雪恵美)


Created by emi. Last modified on 2018-07-12 17:42:11 Copyright: Default

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