本文の先頭へ
正社員労組OBがメトロレディーたちを激励/『非正規に尊厳を!』上映会
Home 検索

正社員労組OBがメトロレディーたちを激励〜『非正規に尊厳を!』上映会

 5月27日、東京・江古田の「ギャラリー古藤」で開催された『非正規に尊厳を!−メトロレディーブルース総集編』上映会。2回目の上映が終わると年輩の男性が花束をメトロコマースの女性たちに贈った。かれは東京メトロで車掌として40年間働いてきた労働者で、正社員の組合「東京地下鉄労組」のOBだった。「あなたたちの闘いを応援している。正社員の反省をこめてきょうは花束をもってきた。活躍してほしい」とエールを送った。そして「大きな労組が自分たちのことだけで、非正規の人たちのことに目が向かなくなっている。その原因は、組合が指令指示型の幹部だけの運動になっていて、組合員一人ひとりの運動になっていなかったことではないか」と語った。この日は、国労やNTT労組のOBも来ていたが、東京東部労組メトロコマース支部の女性たちの訴えが、確実に人々の心を捉えていることがわかった。映画と寸劇「女三人吉三(おんなさんにんきちさ)」は大好評で、「勇気と元気をもらった」と言う声が多数寄せられた。(松原明)

↓上映会は14時・17時の2回。上映後はそれぞれ活発なディスカッションがあった

↓怒りを表現した10分の寸劇「女三人吉三(おんなさんにんきちさ)」

↓ギャラリー古藤入口、市民も多数参加した

映画『非正規に尊厳を!−メトロレディーブルース総集編』HP

<寄せられた声>

●後呂さんの言葉が忘れられない

 映画のなかの「正社員との差別がくやしくて、なぐろうとしたことがあった」という後呂良子さんの言葉が忘れません。しかし、65歳をすぎても働かざるをえない日本。非正規のほとんどは女性。女性は結婚して夫に養ってもらうのがあたりまえではないのに、高い家賃、低い社会保障、賃労働で生活していけという。そうなら「同一労働同一賃金」はあたりまえではないか。すべてのギャップとほころびがよくわかった。(文京区・M)

●抵抗する仲間を増やそう

 今職場では不合理がまかり通っています。非正規の仲間に今の職場の問題を会社に一つでもいえば、と言ってもなかなかその人たちは動けない。今回のビデオで立ち上がった4名に感動しています。会社に抵抗する仲間を一人でもつくらなければ、と思っています。

●勇気と希望をいただいた

 メトロコマースのみなさん、勇気と希望をいただきました。働くとは、生きるとは、差別とは? いろいろなことを考えました。非正規も団結を! 団結で変わる。勝利を願っています。(江東区・A)


Created by staff01. Last modified on 2018-05-28 23:09:24 Copyright: Default

このページの先頭に戻る

レイバーネット日本 / このサイトに関する連絡は <staff@labornetjp.org> 宛にお願いします。 サイトの記事利用について