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声を上げれば仲間とつながる!〜「レイバーネットTV」で非正規の思い

アーカイブ動画 73分・特集はここから

 5月16日レイバーネットTVの公開放送は、40人近くが集まり賑やかだった。最初の動画ニュースが充実していた。メーデー、沖縄座り込み、憲法集会など。「山口正紀のピリ辛コラム」は、南北首脳会談のマスコミの偏向報道について。拉致報道についても批判する。非核化をどの新聞も北だけに求めているが、この非核化は朝鮮半島全体の非核化であり、米軍が核配備をやめることが視野から抜けていると指摘。特集は「非正規が声をあげるとき」。渡辺照子さんは派遣労働者として17年間働いてきた。2018年4月から5年以上働けば無期転換をしなければならず、それを嫌って会社は渡辺さんを雇い止めにした。彼女は「仕事上では感謝されていたが最後はもの扱い」と話す。音声だけで匿名で登場した日通のOさんが違法雇い止めの話をした。最後の日に、ちゃんと帰るまで2人の社員に監視され、ストレスで顔面麻痺になった話は衝撃的だった。渡辺さんは「非正規が声を上げることは大変。周りが全部敵に見える。でも声を上げればこうして仲間とつながれる。けして一人ではない」とOさんにエールをおくった。また、ジョニーHさんの替え歌「非正規メーデーの歌」や「雇い止め」川柳もありスタジオは盛り上がった。(K)

●レイバーネットTV感想〜厳しく美しい女性の生き方をみた


 シングルマザーとして家計を担う渡辺照子さんは、40歳で派遣会社に採用されました。持ち前のバイタリティーで、10数種の資格をとるなど、誰にも負けないスキルアップにつとめ、いつしか、担当した顧客から、感謝のプレゼントもらうほどの、成果と人望に恵まれました。しかし、そんな彼女が、2018年問題を前にして、突然、雇い止めにあったのです。年季の入ったIDカードを、いわれるまま、会社へ返却しなければならない理不尽。もちろん彼女は働き続けたいと、救済を求めましたが、頼るべき上司には、そんなに困ってるなら、自殺するという方法もあるよと言い放たれたそうです。それでも、どんなにひどい扱いを受けても、泥の中からハスの花を咲かせるように、自分の仕事にプライドを持って、この、雇い止めと闘うと誓う渡辺さん。べつの若い女性(日通Oさん)が、自身の「雇い止めの日」に受けた、派遣先からの心無い仕打ちを絞り出すように話すと、それまで毅然としていた渡辺さんは溢れる涙を拭おうともしませんでした。厳しくて美しい、一人の女性の生き方を見ました。この壮絶な生き方を前にして、派遣社員にも、雇用安定措置をするという、政府の空っぽな約束が虚しく響きます。(北穂さゆり)

●写真/5月16日レイバーネットTV第130号@スペースたんぽぽ

↓内容充実の「動画ニュース」

↓山口正紀のピリ辛コラム「南北首脳会談と報道」ここから

↓特集「非正規が声をあげるとき」の司会はジャーナリスト・北健一さん

↓ジョニーHの歌「非正規メーデーの歌」ここから

↓安倍「働き方改悪阻止」5.22日比谷野音に集まろう!

↓出演者記念撮影

↓日通の雇い止めとたたかうOさん(右/ユニオンネットお互いさまHPより)

*撮影=小林未来


Created by staff01. Last modified on 2018-05-18 11:23:32 Copyright: Default

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