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韓国民主主義から何を学ぶか?/待望の書『ソウルの市民民主主義』発刊
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韓国民主主義から何を学ぶか?〜待望の書『ソウルの市民民主主義』発刊

3.24 レイバーネット総会で初お披露目

 白石孝@官製ワーキングプア研究会理事長です。
 3月23日完成で、『ソウルの市民民主主義〜日本の政治を変えるために』 という本を出版します。(コモンズ発行、A5判208頁、1,500円+税)  その最初のお披露目が、3月24日(土)13:30から開催予定の「レイバーネ ット総会」(水道橋スペースたんぽぽ)第2部です。講演と販売があります ので、ぜひお越しください。

 内容は、私が責任編集で、朴元淳(パク・ウォンスン)ソウル市長、 中京大・大内裕和教授、和光大・竹信三恵子教授、地方自治総合研究所 上林陽治研究員にも書いていただきました。  韓国や朝鮮の専門家でも研究者でもない、一介の社会活動家の私が、 何故ソウル市政や韓国文在寅政権を紹介する本を書いたのか。

 2011年10月に発足した朴元淳ソウル市政は、市民主体の「市民民主 主義」を基調とし、政策的には社会民主主義、福祉国家路線を明確に していることを政策事例を通して紹介したかったことが一つ目です。

 二点目は、日本のマスメディアが総がかりで、韓国新政権が親北的 で軟弱、なおかつ慰安婦合意を一方的に破棄するルール破りの外交を 進めているというネガティブキャンペーンを張っていることに対し、 1987年民主化以降初めて本格的な福祉国家に歩を進め、外交面でも主 体性を持っていることの一端を伝えることです。

 三点目は、韓国の市民社会運動や反貧困運動が、2016年10月から のキャンドル市民革命を創りだしたことや連帯=ネットワーク運動を 通して、政治的影響力まで行使しえる存在になっていることに学び、 日本の「たこつぼ」的閉鎖的運動の改革を提案することです。


 *右=朴元淳市長、左=著者

 本書の構成は、
第1章 ソウル市の市民民主主義革命(白石孝)
第2章 キャンドル市民革命が変えたこと、これから変えるべきこと(朴元淳)
    解説:日常のキャンドル市民革命の重要性(白石孝)
第3章 まちを市民のものにする∼人間中心の交通と出かける福祉(白石孝)
第4章 市民の人権を守るソウル市の労働政策(上林陽治)
    対談:ソウル市の労働政策から何を学ぶのか(上林陽治・白石孝)
    インタビュー:「違うものとつながる」強さが後押ししたソウル市
の女性政策(竹信三恵子・白石孝)
第5章 貧困解消へのチャレンジ〜住宅福祉と住民参画の地域づくり(白石孝)
第6章 インタビュー:私の政治哲学〜革新と協同統治(朴元淳・白石孝)
第7章 韓国の社会運動に学ぶ(白石孝)
第8章 対談:リベラルにソーシャルの視点を〜
貧困と格差を是正するために(大内裕和・白石孝)
となっています。

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●レイバーネット2018総会

3月24日(土)13.30〜17.00(開場13.00)

場所=スペースたんぽぽ(東京・水道橋7分 TEL03-3238-9035)

参加費:会員無料(一般500円)

第一部 13.30〜15.00 レイバーネット総会  〔経過報告・今年の計画・レイバーネットTV・その他〕

第二部 15.10〜17.00 特別企画「韓国民主主義から学ぶこと」  映像=「ソウル革新クラブ」(10分)  講演=白石孝さん

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なお、レイバーネット総会に来られない方は、出版記念のトークやシンポジ ウムが下記のとおり予定されています。

3月27日(火)19:00 高円寺「グレイン」 3,300円(本、1ドリンク)
          大内裕和・竹信三恵子・上林陽治さんとの「爆裂トーク」
          *要予約 →090−2302−4908
4月6日(金)18:30 カフェ「土瑠茶・ドルチェ」2,000円(本付き)
        さいたま市役所駐車場向かい
4月11日(水)19:00 武蔵小金井「萌え木ホール」
              500円(参加費、本は別売り)
4月27日(金) 18:30 池袋・豊島区勤労福祉会館4F
5月19日(土) 14:00 札幌市、会場・参加費など未定

<計画中> 千葉県内、大阪市などで企画中です。


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