情報提供 : 「生・労働・運動ネット富山」
今年は、富山を「震源地」とする1918年の『米騒動』からちょうど百年目となります。『
米騒動』は日本史上最大の民衆騒動として列島各地で繰り広げられましたが、私・たちと
しては、それを単独の出来事としてではなく、むしろ、その後、この列島上で「じゃなか
しゃば(このようではない世の中・対抗社会)」を求め続けてきた民衆の闘いの軌跡を『
米騒動』の「エコー」として改めて捉えなおすことで、それから100年後の私・たちが次
の一歩をいかに踏み出すかを探り合いたい、考えています。
とりわけ、『米騒動』後の民衆騒動・民衆運動の中での闘う者同士の「水平的」・「解放
的」な関係性とそれが求める自由で強制権力のない世界像(「じゃなかしゃば」)とが不
可分であるようなあり方(私・たちはそれを〈生のサンジカ〉と呼んでいます)に、現在
の状況に対抗するための大きな手がかりがあるのではないか、と私・たちは感じています
。
そのような思いから、富山では、下記のような日程と内容で「『米騒動』100年プロジェ
クト」を、今年4月からスタートさせたいと考えています。
*米騒動が起きた全国の場所を示した地図
●「『米騒動』100 年プロジェクト」のご案内
今年は、日本史上最大の民衆騒動である1918 年の 『米騒動』から、ちょうど100年目
となります。
「『米騒動』100年プロジェクト」では、『米騒動』後、「じゃなかしゃば(このようで
はない
世の中)」を求めて列島の底部で繰り広げられてきた民衆の闘いの軌跡を改めてたどり
なおすことを通じて、『米騒動』の100年後の私・たちが次の一歩をいかに踏み出すかを
探ります。
ぜひ、ふるってご参加ください。
*なお、詳しくは、「生・労働・運動ネット」のホームページ(http://net-jammers.net
)の
「「米騒動」100年プロジェクト 『米騒動』を抱きしめて」もご覧ください。
●『米騒動』100 年プロジェクト:
『米騒動』を抱きしめて ―ECHOES FROM THE RICERIOT―
1918 年 列島を揺るがした『米騒動』の叫び
それから 100 年
2018 年 列島に穿たれた深い亀裂の前で
私・たちは何をしているのか
耳の後ろの耳を澄ませば
『米騒動』のエコーが
『じゃなかしゃばが欲しかよ』の声が聞こえる
顔を上げろ
身体を起こせ
血管の中に騒動を起こせ
●SCHEDULE
4月28日(土) PM13:00〜16:00 富山県民共生センター サンフォルテ305 号室
SCENE 1 プロローグ:「耳を澄まそう!『米騒動』のエコーが、
『じゃなかしゃばが欲しかよ』の声が・・・聞こえる」
COMMENT 栗原 康(アナキズム研究)
5月12日(土) PM13:00〜16:00 富山県民共生センター サンフォルテ305 号室
SCENE 2 「THE SHOUTS」 水橋―滑川のおっかあたちの叫び
6月9日(土) PM13:00〜16:00 富山県民共生センター サンフォルテ305 号室
SCENE 3 『米騒動』から100 年―民衆の経験史をたどる
〈生のサンジカ〉の希求の系譜
COMMENT 原口 剛(神戸大)
7月14日(土) PM13:00〜16:00 富山県民共生センター サンフォルテ305 号室
SCENE 4 「 『米騒動』と朝鮮」―異聞「雨の降る品川駅」
COMMENT 中山 幸雄(広島アビエルト)
8月18日(土) PM13:00〜16:00 富山県民共生センター サンフォルテ305 号室
SCENE 5 PART 1 ドキュメンタリー:熊谷博子「三池を抱きしめる女たち」
PART 2 「修羅の女の長い列」
9月15日(土) PM13:00〜16:00 富山県民共生センター サンフォルテ304 号室
SCENE 6 「富山の女が拓いたもの
―『米騒動』/『富山型デイ』―その〈先〉へ」
COMMENT 水野 博達(大阪市大)
惣万佳代子(富山「このゆびとーまれ」)
阪井由佳子(富山「にぎやか」)
10月13日(土) PM13:00〜16:00 富山県民共生センター サンフォルテ305 号室
SCENE 7 PART 1 群読:『米騒動』から100 年の〈後〉に
PART 2 問題提起:菅孝行( 劇作家・評論家)+討論
「私・たちは〈どこ〉へいくのか」
参加費+資料代 各回1000円
主催)生・労働・運動ネット富山 TEL:076−441−7843
E-mail:jammers.net.tym@gmail.com
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Last modified on 2018-02-21 11:38:18
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