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「国家主義・エリートスポーツ」のオリンピックはもういらない!/日韓市民団体がフォーラム開催
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「国家主義・エリートスポーツ」のオリンピックはもういらない!〜日韓市民団体がフォーラム開催

 開会式前日の2月8日夕方、ソウル・共有地キリンケスルで「オリンピック、もうやめる時〜韓日オリンピック反対フォーラム」が開催された。日本からも「反五輪の会」メンバーが参加する。以下は、その呼びかけである。(写真は韓国市民団体のホームページから)

 「平昌冬季オリンピック反対市民監視団」、「平昌オリンピック反対連帯」は、オリンピックに起因する問題を一緒に考える日韓国際フォーラムを開催する。平昌オリンピックは南北統一チームを構成するなど、積極的な効果もあげているが、不透明な財政と不動産投機、過度な予算の使用と賃金未払いの問題、カリリワンサンの破壊と不必要なインフラ構築、住民の強制移住など、「オリンピック以後」は誰が責任を持つのかといった問題を生んでいる。

 オリンピックは、世界的に黒字を記録した事例は一回(1984年 LAオリンピック)しかなく、その根が人種差別的であり、国家主義をあおり、生活スポーツではなく、エリートスポーツを奨励するという点で、世界的にますますオリンピックを返納する事例が増えている。今回のフォーラムは、平昌五輪の予算、環境、社会正義の部分を監視し、「オリンピック災害は必要ない」資料集を出した「平昌オリンピック反対連帯」のキム・ミンスが、なぜオリンピックは社会的災害のかという内容を発表しており、2012年からカリワンサンの重要性を知らせ、監視してきた「オイリョンの人々」のナム・ジュンギ ネイル新聞記者は、スキー場建設によるカリワンサンの毀損やカリワンサン回復の可能性について発表する。

 東京で生活し、オリンピックに起因する強制退去問題を記録して知らせてきた芸術家であり活動家の市村美沙子は、オリンピックによって東京で起きている様々な撤去問題と国家主義の弊害などを発表する。議論は「平昌冬季オリンピック反対市民監視団」のキム・サンチョル、イ・ギョンリョルが、司会は「リスン・トゥ・ザ・シティ(Listen to the City)」 のパク・ウンソンがつとめる。

集会概要:「オリンピック、もうやめる時〜韓日オリンピック反対フォーラム」 2018年2月8日夕方 ソウル・共有地キリンケスル(コンドク駅1番出口)

<発表者の紹介>
 発言:いちむらみさこ(反五輪の会)
   ナム・ジュンギ(ウィリョンの人々)
   キム・ミンス(ピョンチャン五輪反対連帯)
   討論:キム・サンチョル イ・ギョンリョル
    (ピョンチャン五輪反対市民モニタリング団)
   司会:パク・ウンソン(Listen to the City)

  1. 「予定された失敗したオリンピックの災害は必要ない」キム・ミンス(平昌五輪反対連帯)
     平昌オリンピック反対連帯は2018年平昌オリンピックの持続可能性を評価し、監視し、メガスポーツイベントの問題を研究するために作られた市民の会。
    資料集ダウンロードhttps://www.socialfunch.org/noolympic2018
    平昌オリンピック反対連帯ブログ
    http://noolympic2018.blogspot.kr/
  2. 「オイリョンの人々」ナム・ジュンギ ネイル新聞記者
     2012年からカリワンサンで伐採される木を調査し、監視して、500年前の原始林を守ろうという運動を展開。http://uiryong.org/

  3. 「反五輪の会」 https://hangorin.tumblr.com/
     東京オリンピック競技場設備工事のため、日本政府と東京都はオリンピックのメイン競技場の近くにある都営霞ヶ丘アパート10軒を撤去に踏み切った。これにより、高齢者が多い230世帯の370人が強制移住させられた。近くの都立公園もオリンピックを根拠に封鎖し、ここで暮らしていたホームレスを追い出す。他にもオリンピックを理由に築地市場も撤去して別の場所に移転。反五輪の会は、オリンピックにより発生する居住権の労働権などの人権破壊に対して問題提起をして闘争する団体から集まって、活発な活動を展開しているアーティストであり活動家のいちむらみさこは、直接、ブラジルリオに行き、2016リオ・オリンピックに反対する市民の闘争に連帯活動を行った。

Created by staff01. Last modified on 2018-02-14 09:58:16 Copyright: Default

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