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杉原浩司 : 〔報告〕やめろ!ミサイル避難訓練!1.22緊急行動
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東京の杉原浩司(武器輸出反対ネットワーク:NAJAT)です。[転送・転載歓迎/重複失礼]

1月22日、東京都、文京区、内閣官房、消防庁が主催した「ミサイル避難
訓練」が東京ドーム、文京区役所周辺で強行されました。小さな音量の防
災無線や携帯メールで流れた警報を受けて、あらかじめ動員されスタンバ
イしていた区民や区内勤務の会社員ら約350人が、頭を抱えてしゃがみこ
んだり、地下に逃げ込むというお粗末なものでした。

これに抗議する「やめろ!ミサイル避難訓練!1.22緊急行動」には約60人
が参加。降り始めた雪にも負けず、訓練現場付近や周辺で果敢に抗議行動
を繰り広げました。その模様は朝日、東京、海外メディア、レイバーネッ
トやOurPlanet-TV、IWJ等の独立メディアなどでしっかりと報じられました。

オーストラリアに滞在中の知人からは、当日夕方、テレビの全国放送で抗
議行動の様子が流れていたとの知らせがありましたが、国内の昼のテレビ
ニュースはすべて、市民の抗議を黙殺していました(夜は大雪のため、
「ミサイル避難訓練」自体の報道が流れず)。

後半に関連報道をまとめましたので、ぜひご覧ください。

ご報告が遅れましたが、事前に行った対都交渉の概要はこちらです。
【報告】 弾道ミサイル避難訓練に関する対都交渉の質疑(2018年1月16日)
http://kosugihara.exblog.jp/238233593/

なお、1月31日には神奈川で「国民保護サイレン再生訓練」が行われます。
<1/25 県庁包囲 Jアラート訓練抗議アクション>
https://actionkanagawa.wordpress.com/2018/01/07/1-25-action/

また、1月23日の朝日によれば、「避難方法を理解してもらうため、人口
が多い地域での訓練を重ねる」と都の担当者が述べており、ふざけた訓練
が繰り返されるのは必至です。全国各地でも引き続き実施されていくでし
ょう。今回活躍したプラカードをぜひ、ご活用ください。

ネットプリントの方法はこちらから
http://kosugihara.exblog.jp/238221034/
有効期限は【1月26日24時】です。
料金は1枚あたりカラーで100円、モノクロ20円です。

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※やや別件ですが、こちらもよろしくお願いします。
<トランプから武器を買わないで!武力で平和はつくれない!集会>
1月25日(木)午後2時〜3時30分
参議院議員会館102会議室(永田町駅)
講演:杉原浩司(武器輸出反対ネットワーク[NAJAT]代表)
主催:平和をつくり出す宗教者ネット

-------------- 関連報道集 ---------------

【レイバーネット】
◆「戦争ではなく対話を!」〜都心初のミサイル避難訓練に市民が抗議
http://www.labornetjp.org/news/2018/0122kunren
◆動画(3分半)
https://www.youtube.com/watch?v=Xe-eH9aQvqA&feature=youtu.be

【OurPlanet-TV】
◆都内初の「ミサイル避難訓練」に抗議の声(5分)
<OurPlanetTV>
http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/2214
<YouTube>
https://www.youtube.com/watch?v=SXgssFrOkmE

◆ロイターニュース動画
http://reut.tv/2mYYEXS
※最後に抗議行動の映像も。

◆慣れぬ訓練 とまどい ミサイル想定 文京で都内初 周辺で市民団体抗議
(1月23日、東京:都心)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/list/201801/CK2018012302000150.html
<以下、抜粋>
「一方、会場周辺では、今回の訓練を受けて集まった市民グループ「やめ
ろ!ミサイル避難訓練!1・22緊急行動」が、「戦争訓練反対」などと訴
える抗議活動を展開。「無意味な訓練をやめろ」とマイク越しに呼び掛け
ると、参加者も「戦争ではなく対話を!」「こんなことして意味あるの?」
などと書かれたプラカードを掲げ、シュプレヒコールを上げた。
 府中市の介護ヘルパー大西章寛さん(44)は「恐怖をあおり立て、戦争
に慣れさせていくのが目的だと考える。戦争がないよう、平和、対話への
道を切り開く努力の方が重要だ」と主張した。」

◆都心で初のミサイル避難訓練 地下鉄駅や遊園地で身守る(1月22日、朝日)
https://www.asahi.com/articles/ASL1Q2Q6XL1QUTIL003.html
<以下、抜粋>
「訓練会場では避難訓練に反対する市民ら数十人が「落ちるのは米軍のヘ
リだ」「頭を抱えず、対話を」などと声を上げた。元自衛官の井筒高雄さ
ん(48)は「国は公共の場所にシェルターも備えていないのに、住民に
『逃げろ』というのは無責任だ」と批判した。」

「法政大学の奈良本英佑名誉教授(現代史)の話
 不幸にも日本が戦争に巻き込まれた場合、狙われるのは在日米軍基地、
自衛隊基地、原発だろう。都心部であえて無意味な訓練をするのはなぜな
のか。訓練映像を国民が目にすることで、「危機が迫っている」という世
論を作る目的があるのではないか。本気で国民保護を考えているなら、原
発の立地自治体でこそ避難訓練を重ねるべきだ。」

◆都心初、ミサイル避難訓練 反応は(1月23日、朝日:都内)
https://www.asahi.com/articles/CMTW1801231300002.html
<以下、抜粋>
会場周辺では市民約60人が「戦争訓練やめろ」などのプラカードを掲げた。
「武器輸出反対ネットワーク」の杉原浩司さん(52)は「政権によって北
朝鮮の脅威があおられ、訓練は必要と国民にすりこまれるのを懸念する」
と話した。

◆弾道ミサイル飛来を想定、東京ドーム周辺で都内初の避難訓練
(1月22日、ブルームバーグ)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2018-01-22/P2XXO76KLVR401
<以下、抜粋>
「立川市から来た大西章寛さん(44)は「意味のない訓練をやって特定の
国への敵意をあおっている」と政府の姿勢に懸念を示した。」

◆都内初の弾道ミサイル避難訓練 雪の中、東京ドーム周辺で300人参加
(1月22日、ロイター)
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2018/01/300-3.php
<以下、抜粋>
「この日も区役所や遊園地の前では、「ミサイル訓練は戦争訓練だ」とい
う横断幕を掲げたり、「ノー・ウォー(戦争反対)」と叫ぶ人たちの姿が
あった。」 

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