・「都教委包囲首都圏ネットワーク」、・「新芽ＭＬ」、
　・「ひのきみ全国ネット」、・「戦争をさせない杉並1000人委員会」
の渡部です。
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昨日（7月2日）の都議選で、自民党は歴史的な惨敗をしました。
57（定数127）もあった議席がわずか23となり、過去最低とのことです。

安倍首相は「共謀罪」強行（6月15日）後、6月19日の記者会見で
「築城３年、落城１日」という言葉を使っていましたが、
まさにその悪夢が現実になったようです。
今後も稲田防衛大臣を続投させたり、
森友・加計疑惑を隠し続けるならば、
大衆的なヤジは止むことがないでしょう。

ところで、
和辻哲郎の大著『日本倫理思想史』（1952年）は、
基本的には象徴的天皇制擁護の本なのですが、
中には参考になることも紹介されています。
その中で、「第五篇　後期武家時代における倫理思想」の
「第三章　戦乱の間に醸成せられた道義の観念」というところに、
『甲陽軍鑑』についての記述があり、
＜大将の資格の欠如態＞として、以下の四つの類型が紹介されています。

（１）馬鹿なる大将、或いは鈍（にぶ）過ぎたる大将
（２）利根過ぎたる大将（利害打算に鋭敏な大将のこと）
（３）憶病なる大将、或いは弱過ぎたる大将
（４）強過ぎたる大将

そうして、各類型についての具体的な解説がなされています。

（１）については、次のように述べられています。
　まづ第一の馬鹿なる大将は、単に知能の不足の故に馬鹿と
　呼ばれているのではない。才能は人並み以上にすぐれ、
　また意志も強く、従って芸能や武芸の腕前は人後に落ちない、
　という場合でも、なお馬鹿と呼ばれることがある。
　それは、「我は国持ちたりと思ひ、弓矢の道、無心懸にて、
　我することをば、何れをも能きことと斗（ばか）り思ふ」という
　態度の故である。

　この自惚（うぬぼ）れの故に、このような大将は、
　おのれの智恵を下の者に盗まれるであろう。
　というのは、「人々の誉（ほめ）るにのり、我てまへの善悪をも
　弁（わきま）へざる」に至ることである。
　これは馬鹿というほかはない。

　　　　（中略）
　
　大将が馬鹿であるといふことは、大将一人のことに止まらず、
　その下に立つ奉公人全体に影響する。
　何故なら馬鹿大将は人を見る明がなく、「分別なき不賢ども」
　を招（めし）集めて重用するのであるから、・・・
　そうなるとその家中では、「馳（はし）り廻る程の人」は皆たわけであり、
　しかもそのたわけどもが家中の人から分別者・利発人などと
　誉められている。つまり馬鹿大将の下では、
　十人の内九人までが軽薄なへつらい者になってしまうのである。
　そうなっても馬鹿大将は、自惚れで眼がくらんでいて、
　この事態を見ることが出来ない。・・・
　大将が馬鹿であるために最も恐ろしいのはこの点なのである。

　さてその結果はどうなるか。・・・・
　・・上から下までを悉く「不直」な人で固めてしまう。
　そういう連中は、身よりの者の権勢を笠に着て、
　「いかにも慮外（りょがい：無礼であること：渡部注）
　を面へたて、おごり、上の御用に立も、
　御為思ふも、我々斗（ばか）りと分別顔して、」
　おのれを用いる者をば悪（あ）しき人もよく云い、
　おのれを用いざる人をばよき人をも悪くいう。
　或いは手柄ある人を悪口し、おのれは手柄もないのに
　法螺（ほら）をふき立てる。すべてこれらの価値の逆倒は、
　馬鹿大将のさせるわざなのである。
　たとい百人の内に四五人の賢人があっても、
　主君の眼には入らない。賢人は自分の手柄を云い立てたり
　などはしないからである。

　そこで、一旦事が起これば、主君のために尽くすのは
　ただこの四五人だけで、平生忠義顔をしていた大勢の人々は、
　影をかくしてしまう。
　その家は滅亡するほかないであろう。

（２）（３）（４）類型の解説も非常に内容豊かですが、
アベを語るにはこれで十分でしょう。

これが、厳しい戦国時代を生き抜いてきた武士たちの
実体験にもとづく貴重な教訓の一つです。

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まもなく、『オリンピック教育批判ビラ（第五弾）』ができ上がります。
　表面は＜「平和の祭典」と利用して「平和憲法」を「改正」？＞
　裏面は＜森友・加計学園は安倍首相による政治の私物化じゃないの？＞
で、「I  have a 修正PEN　（アベの似顔絵）　I  have a kenpo」
という風刺漫画も入る予定です。

なお、以下の「全国学習交流集会」後、銀座デモもやりますが、
デモでは、
　　＜「日の丸・君が代」強制反対＞
　　＜「洗脳教育」NO!＞
のプラカードも掲げます。
是非多くの方々参加して下さい。
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　　　全国から集う！全国で闘う！
　　　〜洗脳「教育」はゴメンだ！〜
『第7回「日の丸・君が代」問題等全国学習交流集会』

＜日時＞2017年7月23日（日）
　　　　　　10：00から16：30　その後、デモ行進

＜場所＞日比谷図書文化館地下ホール（日比谷野音となり）
　　（24日（月）は午前中文科省交渉）

≪記念講演≫高嶋伸欣さん（琉球大学名誉教授）

　東京・大阪をはじめ全国からの報告もあります。

＜主催＞上記集会名の実行委員会

＜資料代＞　500円

＜連絡先＞０９０−７０１５−３３４４（永井）

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【僕、国歌歌わないもん】（石原慎太郎）
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東京五輪に【国旗も国歌も必要ない】（ビートたけし）
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対米従属で「世界征服」を夢想するデマゴギー政治家安倍首相を倒そう！
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（このメールはご迷惑を承知で多くの方々に発信します。
ご迷惑な方は止めますのでご連絡ください。）
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