韓国サンケン、日本遠征闘争 3/9 | |
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3月9日(木)。快晴、風もなくおだやかな朝
参加者:当該6名、支援する会7名 7時20分〜 サンケン電気本社前出勤時宣伝行動 8時30分〜 サンケン電気本社前座り込み 9時30分〜 志木駅に移動 10時〜 志木駅前市民宣伝行動 11時〜 サンケン電気川越工場に車で移動 今日は、遠征団のパク・ジョンピルさん、キム・ヒチョルさんが38日間の遠征闘争を締めくくり帰国する日、替わりに新しくキム・ヒョンジンさん、ぺ・ビョンジンさんが日本遠征闘争に参加する初日の日でもある。 冒頭にヤン・ソンモ委員長、キム・ウニョン議長、帰国する2人、新たに遠征闘争のために来日した2人、そして支援する会のメンバーでサンケン電気本社正門前に立ち、「イムのための行進曲」をうたって今日一日の行動を開始した。 サンケン電気本社前出勤時宣伝l行動では、今日帰国するパク・ジョンピルさんとキム・ヒチョルさんがアピールのマイクをにぎり、出勤してくるサンケン電気本社社員に最後の訴えをおこなった。パク・ジョンピルさんは、行動をともにしている日本の支援する会の仲間たちにお礼のあいさつを述べるとき、すこし目頭が熱くなったようだった。続いて、あらたに参加したキム・ヒョンジンさんとペ・ビョンジンさんがアピール。はじめて本社前でアピールするので緊張していたようだが、それぞれの思いを出勤してくるサンケン本社社員たちに伝えていた。最後に、キム・ウニョンさんがマイクをにぎり、昨日午後、韓国のノ・フェチャン国会議員がサンケン電気本社との面談を求めて、朴槿恵弾劾政局の緊張した時期に日本を訪問してくれたにもかかわらず、サンケン電気本社は真摯な対応をせず、なにかあると出てくる業務部の伊藤課長に対応させるという態度をとったことに対して、抗議の意思を表明した。 本社前の宣伝行動を終えて、パク・ジョンピルさんとキム・ヒチョルさんがお別れの握手をして帰国の途についた。パク・ジョンピルさんは少しやんちゃだが人なつっこくて憎めない性格、キム・ヒチョルさんはよく人の気持ちをおもんばかって気を配る性格。前の遠征組もそうだったが、それぞれ交流した支援する会の仲間たちに強い印象を残した。 かれらと別れたあと、サンケン電気の正門前でユルトン(律動)などの練習をしているところに、高齢の男性があらわれて、支援する会がつくった大型のプラカードを見入っていたので声をかけたら、自分は20年前にサンケン電気を退職するときまでサンケン電気労働組合の委員長をしていたのだという。そして、韓国サンケンの解雇問題を伝えると、「いまのサンケン電気はそんなことをやっているのか!」と驚き、悔しそうな顔で応えてくれた。その方は、かつてサンケン電気労組がサンケン資本とは独立した原則的な労働運動を志向する勢力と、労資協調的な勢力で対立したとき、原則的な労働運動を志向する勢力を代表して組合委員長選挙に立候補して当選し、55歳から60歳まで労働組合の委員長を務めていた方だ。そして、サンケン電気の元組合員たちを中心に今も年賀状のやり取りをはじめ交流している人が100名位いるので、その人たちに韓国サンケンで起きていることを伝えるといって、チラシを100枚ほど持ち帰ってくれた。思わぬ方との出会いがあり、遠征団のメンバーも驚いていた。 その後、ヤン・ソンモ委員長とキム・ウニョン議長が、来日しているノ・フェチャン議員とともに日本の国会議員との懇談に参加するため永田町にむかった。残ったメンバーで志木駅前に移動し、10時から11時まで市民宣伝行動に取り組んだ。ここは、新しく遠征闘争にきたキム・ヒョンジンさんとペ・ビョンジンさんがマイクをにぎり、志木駅を利用する市民にむかって訴えを行なった。宣伝の途中で、これから国会前の集会・行動に参加するという新座市の地元の女性が、まだ少し時間があるからといって遠征団とともに横断幕をもって立ってくれた。地元の方が韓国サンケン労組遠征団を支えてくれているのに、思いを強くした。また、別の女性はビラ配りをしていた支援する会のメンバーに話しかけてきて、サンケン電気に抗議の電話をしていることを伝えてくれた。その方は、会社の対応は慇懃無礼に聞いているふりをしているが、適当なところで会社側から電話を切ってしまうと怒っていた。 今日はこのあと、サンケン電気川越工場に移動して昼休みの宣伝行動を行ない、夜は参議院議員会館で韓国サンケン解雇問題の解決のために来日してくれたノ・フェチャン議員の韓国政局をめぐる講演会が行なわれる予定だ。 (以下の画像をクリックすると拡大表示します)
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