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たんぽぽ舎です。【TMM:No3027】
2017年3月16日(木)地震と原発事故情報−
                5つの情報をお知らせします
                         転送歓迎
━━━━━━━
★1.原発事故の悲惨さが、取り返しのつかない人間の過ちが、
   果てしなく地を覆っていました
   3/11福島市での集会・デモと翌日の「浜通りの旅」報告
             青山晴江(たんぽぽ舎ボランティア)
★2.3/11第42回東電合同抗議行動へのメッセージ
   事故を起こして6年目の東京電力へ
              原発いらない福島の女たち
★3.関西電力高浜・大飯原発再稼働反対!!ハガキ
   原発現地の想いがこもったハガキの新版ができました!
   関西電力、福井県知事、高浜町長、大飯町長に
   抗議ハガキを出そう!!
            横田朔子 (たんぽぽ舎ハガキチーム)
★4.メルマガ読者からイベント案内
      (お問い合わせは主催者へお願いします)
  ◆【緊急告知】3/24東京都に自主避難者への住宅支援の
    強化を求める緊急アクション
  小池東京都知事の定例記者会見にあわせ、避難当事者の
  緊急アピールを中心に座り込み行動。主催:避難の協同センター他
★5.新聞より2つ
  ◆<法廷に立つ避難者>苦しみ・不安 分かって
            (3月15日河北新報12:33配信より抜粋)
  ◆<泊原発>近くに海底活断層 耐震評価見直し要求 規制委
              (3月10日毎日新聞18:23配信より)
━━━━━━━
※3/20いのちを守れ!フクシマを忘れない!全国集会
 たんぽぽ舎もブースを出します。
 のぼり旗や横断幕を持ってデモに参加します。

 日 時:3月20日(月・休日)11時ブース開店 15時デモ出発
 トーク:落合恵子さん、鎌田慧さん、河合弘之さん、福島現地から、
     福島避難者から
 会 場:代々木公園
 主 催:さようなら原発1000万人署名・市民の会
━━━━━━━
※3/27ワンコイン上映学習会
 「ペシャワール会」中村哲さんのDVD2本上映
 1.「アフガンに命の水を」(ペシャワール会26年目の闘い)
                              2009年(語り:菅原文太)
 2.「アフガニスタン用水路が運ぶ恵みと平和」
               2016年(朗読:吉永小百合)
 日 時:3月27日(月)19時より21時
 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
 参加費:500円
━━━━━━━

┏┓
┗■1.原発事故の悲惨さが、取り返しのつかない人間の過ちが、
 |  果てしなく地を覆っていました
 |  3/11福島市での集会・デモと翌日の「浜通りの旅」報告
 └──── 青山晴江(たんぽぽ舎ボランティア)

 3月11日、福島市市民会館で行われた「第6回原発いらない地球(いの
ち)の集い」に参加しました。主催は「原発いらない福島の女たち」。

◎ 4つの分科会(1.帰還政策と放射能安全キャンペーン、2.福島と
沖縄の人権蹂躙、3.被ばく労働、4.脱原発・再稼働問題)で現況の
学習と意見交換。
 その後、全体会での参加者の発言が心に残りました。
…「福島の子どもいじめ問題が今ニュースになっているが、6年間声を
あげられなかった現実を考えてほしい。」「爆発のあった日も校庭で体育
をした子どもたち。近隣の母親たちは、当時子どもがどこにいて何をして
いたか、誰も一言も言わない、言えない。甲状腺がんなど子どもの健康
不安を胸にしまい、でも検査結果を大事にしまっているのです。」…

◎ 歌や詩の朗読、集会アピールのあと、県庁通りをデモ。チャンゴの
太鼓などの音に続いて120人ほどが、「福島の悲劇を繰り返すな!東電は
責任をとれ!子どもたちを保養させよ!全国の原発を再稼働するな!」
と声をあげました。
 数年前よりも沿道や車内から手を振って応えてくれる人が多く、
3・11への街の人の思いが伝わって来るようでした。

◎ 翌12日、14名で阿武隈急行・JR常磐線・代行バスで浜通りを南下
し、帰還政策に揺れる地域を行きました。
 原町では、日曜でも開けてくれた「市民放射能測定センター・南相馬」
で、5年間の線量マップ推移や食品・水・土壌の測定結果、やり方など
説明を受けました。
 その方は偶然にも次の予定地、小高駅前の再建された旅館の方で、小
高駅で出迎えてくれた同慶寺住職や、車で駆けつけてくれた大熊の木幡
ますみさんの現地の話を、旅館の暖かい部屋で聞くことができました。
 憲法学者の鈴木安蔵が昔滞在した、母方の実家は津波に流されずに
あり、その前までしんとした人通りのない大通りを話を聞きながら歩き
ました。
 細長い更地は取り壊した家。住民の1割ほどの帰還した家は高齢者
単身も多い、住職ご自身も子どもたちのためにいわきから片道2時間かけ
て6号線を毎日往復されている、帰るか帰れないか揺れる住民たちの微妙
な心、原発爆発時の恐怖で空白になっているそのときの避難の記憶…。

◎ いろいろな胸がつぶれるような話を小高―竜田間の代行バスの中で
思い出していました。
 大熊町付近では、バス車内で線量計が跳ね上がり、3.6〜4.8マイクロ
シーベルトになりました。
 1日に2本の代行バスは仙台からの客が増えたらしく私たちで満席に。
 夕日が山際に落ちかかり、車窓から見える景色は、灯りのつかない廃屋
と打ち捨てられた核汚染の草ぼうぼうの大地ばかり。
 原発事故の悲惨さが、取り返しのつかない人間の過ちが、果てしなく
地を覆っていました。


┏┓
┗■2.3/11第42回東電合同抗議行動へのメッセージ
 |  事故を起こして6年目の東京電力へ
 └──── 原発いらない福島の女たち

 あれから6年.一口に言うのはとてもたやすい。
 東京電力福島原発事故当時の社長は清水氏、そして今は廣瀬氏と変
わったが、依然として東電の体質は変わっていない。
 東電は責任も取らず、政府も罪の意識がないからか裁判も開かれてい
ない。
 今、フクイチでは遅々とした廃炉作業に汚染水や被曝労働問題等が矢
継ぎ早に進行中だ。
 更に原発から出た使用済み燃料や汚染物質の処理方法も定まってはい
ない。
 健康被害は福島から東日本全体に広がり続けている。
 また最近の経産省発表には驚く。福島原発賠償費用と称して7.9兆円も
の試算を出した。本来は東電が負担すべき賠償費用なのだが、1世帯1
年に約1000円を負担するようになるらしいが、福島県民始め国民をここ
までバカにするのはもう止めてほしい。
 柏崎刈羽原発の再稼働なんては愚の骨頂だ、絶対に許されない。
  この6年間、私たちはしゃにむに突っ走って来た。
  これからのながい闘いに視点を合わせて、本来の自分らしさを取り戻し
つつ、あきらめずにフクシマを訴え続けたいと思う。
  今日、私たちは福島市で「第6回 原発いらない地球(いのち)の
 集い」を開催中です。
 共に頑張りましょう。


┏┓
┗■3.関西電力高浜・大飯原発再稼働反対!!ハガキ
 |  原発現地の想いがこもったハガキの新版ができました!
 |  関西電力、福井県知事、高浜町長、大飯町長に
 |  抗議ハガキを出そう!!
 └──── 横田朔子 (たんぽぽ舎ハガキチーム)

 このままず〜っと“原発ゼロ”が続きますように…
 あなたの声を届けて下さい。

 【ハガキ3枚+抗議の宛先一覧表=1セット200円】

◆ハガキの内容(現地で文章化)

 高浜原発の再稼働やめて!〜「原発銀座」から脱却のとき〜

 “もんじゅ“の廃炉がようやく決まり、核燃サイクルは絵に描いた餅。
ふげん、もんじゅの他に、美浜1、2号機、敦賀1号機の廃炉も決定。
40年超えた老朽炉5基について、規制委員会は再稼働に向けて審査を通し
たものの、とても安全は確保されているとは思えず、原発地元からも「再
稼働反対」の声が出ています。

 また再稼働阻止のための裁判は各地で起こされ、実際仮処分にて高浜
3、4号機は動かせない状態です。みんな、福島第一原発事故で、命を
脅かされることを知りました。安心して暮らすためには他人任せではい
けないと再稼働に反対しているのです。

 原発マネーに頼らない地域振興を進めてください。
 自然豊かな若狭は何度でも訪れたい素晴らしい所です。
 美しい山や海が汚されることなく、そこに住む人たちが安心して
 暮らせる地域づくりへと折り返すチャンスだと思います。

 「私の一言」  名前、住所

◆抗議の宛先
 ・大阪高等裁判所 山下郁夫裁判長
  530−0047 大阪市北区西天満2-1-10 TEL 06−6363−1281
  ・関西電力社長 岩根茂樹
  530−8270 大阪市北区中之島3-6-16 TEL 06−6441−8821
 ・福井県知事 西川一誠
  910−8580 福井県福井市大手3-17-1  TEL 0776−21−1111
 ・高浜町長 野瀬 豊
  919−2292 福井県大飯郡高浜町宮崎86-23-2 TEL 0770−72−1111
 ・おおい町長 中津 寛
  919−2111 福井県大飯郡おおい町本郷136-11 TEL 0770?77−1111
 ・原子力規制委員会委員長  田中俊一
  106−8450 東京都港区六本木1-9-9六本木ファーストビル
            原子力規制庁 TEL 03−3581−3352

☆抗議ハガキのお問合せ先
      (発送時の送料など詳しいことは下記の3団体へ)
■「サヨナラ原発福井ネットワーク」 TEL 090−7083−8921(若泉)/
     Email waka3@rk9.so-net.ne.jp
■「再稼働阻止全国ネットワーク」 TEL 070−6650−5549
■「たんぽぽ舎」 東京都千代田区三崎町2-6-2ダイナミックビル5階
       TEL 03−3238−9035 Fax 03−3238−0797


┏┓
┗■4.メルマガ読者からイベント案内
 |     (お問い合わせは主催者へお願いします)
 └──── 

 ◆【緊急告知】3/24東京都庁前*緊急アピール行動
  3/24東京都に自主避難者への住宅支援の強化を求める緊急アクション

 日 時:3月24日(金)13:00〜15:00 場所:東京都庁第一庁舎前
            17:30〜19:00 場所:JR新宿駅西口
行動内容
 ・小池東京都知事の定例記者会見にあわせ、避難当事者の
  緊急アピールを中心に座り込み行動。
 ・17:30よりJR新宿西口出口にて街宣行動。
  避難当事者、避難者グループが発言。飛び入り参加も大歓迎。
主 催:避難の協同センター・キビタキの会・
        希望のまち東京をつくる会東京・
       原発事故避難者の住宅確保を支援する江東の会
連絡先:避難の協同センター 03-5225-7213 瀬戸 090-1437-3502

 国、福島県による原発事故の区域外(自主)避難者の住宅支援打ち切り
 が3月31日に迫っています。
 私たちが対応している相談事例の大半が、3月末での「住宅無償提供打
 ち切り」で更に生活困窮している内容です。
 家族を守るために避難生活を選択した方々が4月以降の家賃支払いが
 できないとの悲痛な声が届いています。


┏┓
┗■5.新聞より2つ
 └──── 

 ◆<法廷に立つ避難者>苦しみ・不安 分かって

  東京電力福島第一原発事故の損害賠償などを東電や国に求める集団
訴訟のうち、全国初となる判決が17日、前橋地裁で言い渡される。係争
中の集団訴訟は少なくとも全国18地裁で27件あり、原告は1万1400人に
上る。古里を奪われた怒りや避難生活での苦しみ、判決への期待…。
訴訟に寄せる原告たちの思いを取材した。
(福島総局・阿部真紀、柴崎吉敬、高橋一樹)

◎原発事故集団訴訟(中)失った古里
 <働く喜び奪われ>

 「『国破れて山河あり』と言いますが、今の私たちには山河もありま
せん」
 1月20日、福島地裁郡山支部。大柿誠一さん(68)の訴えが法廷に響
いた。
 福島県浪江町の津島地区は、東京電力福島第一原発事故で帰還困難区域
となった。住民が起こした集団訴訟には、大柿さんら約700人が参加して
いる。地区民のほぼ半数に当たる。
 慰謝料の増額のほか「原状回復」を求める。原状回復とは、阿武隈山地
に抱かれた自然豊かな津島地区の放射線量を、事故前の水準に戻すことを
指す。

 大柿さんは高校卒業後、地元を離れて化学メーカーに就職。23歳の時、
出張先で誤って顔に有機酸を浴び、両目の視力を失った。
 失意に沈んだが、古里での再出発を決意。「津島なら知り合いがいる。
土地勘もある」。資格を取り、労災事故から8年後、浪江町内に鍼灸
(しんきゅう)院を開いた。
 津島では自宅の裏山を愛犬とよく歩いた。幼い頃から慣れ親しんだ場
所。鍼灸院は軌道に乗り、町外からも患者が訪れるようになった。

 古里でつかみ直した働く喜びと生きる楽しさは、原発事故で再び奪わ
れた。今は本宮市に再建した自宅で妻と暮らす。不案内な土地で1人で
出歩くことはほとんどない。
 津島地区を含む帰還困難区域は6年たった今も、避難指示解除の見通
しが立っていない。国は昨年、区域内に復興拠点を整備する方針を示し
たが、地域全体の将来像は不鮮明なままだ。
 「国のやり方は一方的に映る。事故をなかったことにされたくない。
古里を奪われて苦しんでいる人がいることを、国や東電に忘れてほしく
ない」(中略)
 「帰還を決めかねる町民の気持ちに正面から向き合わせたい」。
国や東電の責任を裁判で明確にすることが、古里を取り戻す足掛かりに
なると信じる。 (3月15日河北新報12:33配信より抜粋) 
 詳しくはこちらを
  https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170315-00000015-khks-soci


 ◆<泊原発>近くに海底活断層 耐震評価見直し要求 規制委

 原子力規制委員会は10日、北海道電力泊原発(北海道)の立地する
積丹(しゃこたん)半島が過去の地震で隆起した可能性を否定できない
として、原発近くの海底に活断層があると認定し、耐震評価の見直しを
同社に求めた。泊原発の審査がさらに長引く可能性がある。
 規制委が認定したのは、同半島西岸沖を南北に走る長さ約20キロの活断
層で、原発から最短約10キロにある。これまで複数の研究者が、西岸の平
らな海岸地形は地震で半島が急激に隆起した証拠だとして活断層の存在を
指摘してきた。これに対し、同社は「ゆっくり隆起しながら浸食されたも
の」と主張し地震との関連を否定。規制委も一度は同社の主張に同意した。
 しかし、規制委が昨年、この海岸地形を2回調べ直した結果、1793年の
地震で隆起した青森県西津軽地方の海岸地形とよく似ていることが判明。
海底には、活断層が動いたことを示す地形のたわみや隆起によるとみられ
る岩盤の露出など、地震活動に特徴的な地形がみつかった。規制委は「原
発の安全性を考慮すると、活断層を仮定すべきだ」と同社に指摘した。
 泊原発は1〜3号機のうち3号機が審査終盤を迎えていたが、津波や
液状化で防潮堤や防波堤が壊れる恐れが発覚し、再稼働が大幅に遅れる
見通しになっている。【酒造唯】(3月10日毎日新聞18:23配信より)

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 メールマガジンには1回だけの掲載とさせていただきます。
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