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「週刊金曜日」ニュース:「歴史戦」に負けた『産経新聞』
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_________________________________________________________『週刊金曜日』

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 【1】注目の記事
 【2】編集長コラム
 【3】次号予告
 【4】近刊のご案内
 【5】イベントのご案内
 
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【1】注目の記事


■「歴史戦」に負けた『産経新聞』

安倍政権を批判すると「反日」呼ばわりし、日本軍「慰安婦」や南京大虐殺等の問題で歴
史を直視せず、それを批判する国や個人を攻撃している『産経新聞』。近年、この国を蔽
っている右傾化と隣国に対する憎悪感情を考える上で、『産経』が果たしている役割を無
視することはできない。その紙面や関連雑誌に溢れているのは、事実の歪曲と自分たちの
意見に従わない人々への執拗な攻撃だ。しかし実際には誤報も多く、自ら仕掛けた「歴史
戦」の敗者となっていることは間違いない。


●氾濫する「反日」という言葉の暴力性
山崎雅弘


●どうなってんの? 続出する産経流「捏造記事」
成澤宗男

2014年の『朝日新聞』の「『慰安婦』誤報問題」で、猛烈な「朝日バッシング」を加えた
『産経』。だが、『産経』の悪質な捏造記事の例は事欠かない。ここ数年分の主な誤報・
捏造記事を、挙げてみた。


●懲りない「南京虐殺」否定派の常套手段
植松青児

1937年12月に、日本軍が中国・南京攻略時に引き起こした、無差別虐殺事件。これに対す
る否定派は、おしなべて事件を証明する一次史料を故意に無視するという、致命的欠陥を
抱えている。


●「吉田証言」は何だったのか
吉方べき

『産経新聞』は、『朝日新聞』が「吉田証言」のウソをばらまいたため、「慰安婦」が「
強制連行されたと世界で誤報された」と批判している。だが、このような批判こそ捏造そ
のものなのだ。


◆「慰安婦」問題での「強制連行」と「性奴隷」の無理解
川上詩朗


●対談 高嶋伸欣×能川元一
誤報にまみれた「歴史修正主義新聞」の末路


●東京裁判=「勝者の裁き論」の落とし穴
本庄十喜

「東京裁判史観」なる用語を使い、日本を断罪したとして東京裁判の判決を非難し続けて
いるのが『産経』だ。だが、どこまでこの裁判のことを知っているのか。



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 【2】  編集長後記

 ここのところ、日米首脳会談の話題で少し食傷気味。「リラックスした雰囲気の中で、
地域情勢や世界の課題について、突っ込んだ意見交換を行うことができました」(首相官
邸のフェイスブックより)。

 個人的な信頼関係を築くのは勝手だが、入国禁止の大統領令をめぐって、「内政問題」
を口実に?だんまり?というのは、ちょっと情けない。安倍首相の国際社会をめぐる根本
的な認識が問われているわけだから、せめてもうちょっとましな対応はできなかったのだ
ろうか。国際社会を敵に回してどうする?

 米国のお隣のカナダでは、入国禁止令が出た翌日に、トルドー首相が難民歓迎のアピー
ルをツイッターに投稿したことが話題になっていた。

 大統領令が法廷闘争になったことで、トランプ大統領は新大統領令を検討しているとい
う。もしかして、「(人権無視で悪名高い)日本の入管政策をモデルに検討している」と
大統領に賞賛されていたりして……。安倍さん、国内の問題で“だんまり”は許されませ
んよ。(小林和子)

(過去の編集長後記はホームページでどうぞ)
 [編集長後記]はこちら↓
 http://www.kinyobi.co.jp/henshucho/


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 【3】2月24日(1125)号予告

【特集】どうする連合  野党共闘、共産党、働き方改革、原発、春闘

●共産党との関係をどう考えていますか?
              神津里季生連合会長に中野晃一上智大学教授が問う
 
●民進党と共産党の握手で野党共闘は前進         横田一             
                  
●「働き方改革」で何が起きるのか                古山修
                   
●企業別組合を脱却せよ             水谷研次
                   
●女たちが労働運動を“叱咤激励”する
                 座談会 鴨桃代×中島由美子×松元千枝
【広告】●見積書もなく口頭とメモだけで博報堂に業務を発注
 裁量は内閣府次第、政府広報費の杜撰な使い道         黒薮哲哉


【国際】●米軍パナマ大虐殺と日本人の罪   パナマ侵攻から27年目の真実 
                    文・写真/三宅勝久

【医療】●奈良県警の留置場で起きた「意思変死事件」で深まる謎 柳原三佳

【医療】●「わいせつ行為」は本当にあったのか? 逮捕時から一貫して否認する外科医
  片岡伸行

【軍事】●日米首脳会談の空虚  田岡俊次

【教育】●朝鮮学校に通う子どもたちの自宅宛てに神奈川県が出した手紙     野中
大樹

【強力連載】
●それでもそれでもそれでも 齋藤陽道
●風速計         佐高信
●初めて老いった!?    石坂啓
●新宿2丁目ブルボンヌママの「虹の向こうへ」
●メディア一撃      岩本太郎
●金曜俳句         櫂未知子
●俺と写真                 本多勝一
●中高年派遣社員物語   森川海守
●浮躁中国 本田善彦
●話の特集 矢崎泰久、中山千夏、松元ヒロ、小室等


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 【4】近刊のご案内  http://www.kinyobi.co.jp/publish/index.php

★たいまつ 遺稿集

著者:むのたけじ 700円+税 A5判並製・80頁
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002202.php


生涯現役ジャーナリストの遺稿

2016年夏101歳で亡くなった、むのたけじ。その文章、言葉、生き様は多くの人を
刺激し、魂を震わせた。遺稿となった『週刊金曜日』連載コラムをブックレットとして発
刊。



★猫とビートルズ
写真・雨樹一樹   文・今 一生 1200円+税 B6判・並製・96頁
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002177.php


猫と一緒にビートルズの世界へ!

ビートルズは50年以上前から今日に通じる教訓を歌っていました。高齢化社会、貧困と売
春、家出、増税、ひきこもり、戦争、革命・・・・・・
彼らは世界中の人気者になって大金を稼いでも、
労働者階級出身である立場から現実の社会を見上げ、
譜面も読めないまま楽曲を作っていました。
そんな20代の若者たちが伝えたかったことを猫と一緒に読み解く本です。



★実名告発 創価学会

著者:野口裕介・滝川清志・小平秀一 1400円+税 四六判並製・256頁
ISBNコード:978-4-86572-015-0
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002164.php


「平和」を掲げてきた創価学会はなぜ変質したのか──
学会本部の中枢から排除された3人の元青年職員が、「愛する創価のため」権威主義化し
た本部を徹底糾弾。

◎プロローグ
第1章 安保法制容認は名誉会長の意思とは真逆だ
第2章 幹部職員のありえない官僚化・権威化を暴く
第3章 意見する人間を徹底排除する本部執行部
第4章 同志と共に「正義の闘い」に挑み続ける
第5章 『週刊金曜日』編集部が著者に聞く創価学会への疑問



★偽装
「耐震偽装事件」ともうひとつの「国家権力による偽装」

著者:小嶋進 1200円+税 四六判並製・168頁
ISBNコード:978-4-86572-014-3
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002097.php

2005年11月に発覚した
「耐震偽装マンション・ホテル」事件──
本書で当事者が告白する真相はテレビや新聞の
報道とあまりにかけ離れている。
しかも警察や検察、報道機関が犯した数々の
失態の責任はうやむやにされたままだ。
Kindle版好評につき、紙版でも発売。



★未来ダイアリー
もしも、自民党改憲草案が実現したら?

著者:内山宙 1000円+税 A5判並製・175頁
ISBNコード:978-4-86572-013-6
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002084.php

「こんなはずじゃなかった」と後悔しないためにも──
「あすわか(明日の自由を守る若手弁護士の会)」の
弁護士が憲法改訂後の世界を描く、憲法近未来小説。
※日本国憲法と自民党憲法改正草案 対照表つき

憲司は大学の卒論を書くための資料探しに東京・神保町の古本屋に向かった。そこで、店
から勢いよく出てきた女性とぶつかってしまい、彼女の落とした帽子を
拾ったことから憲司の人生は思わぬ方向に転がり出す。
『赤毛のアン』が大好きで英文学専攻だったのに弁護士になった桜野杏、法科大学院で優
秀な成績をとりながら法曹の道をあきらめた柚木警部補、デモ隊と首相官邸を両にらみす
る国防省の石田......
それぞれの選択が交錯していく「もしも」の世界。いつか、これは本当のことになるかも
しれない。



★日本会議と神社本庁

『週刊金曜日』成澤宗男 編著 1000円+税 A5判・並製 232頁
ISBNコード:978-4-86572-010-5
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002036.php

ナショナリズムと宗教が結びつき「壊憲」を目指す右派組織

1997年に設立された日本会議は、神社本庁といくつかの宗教団体が中核をなす、現在
最も行動的な右派団体だ。
また関連組織の日本会議国会議員懇談会には、安倍首相をはじめ約280人の国会議員が
加わっており、閣僚の大半が名を連ねる。

本書は日本会議と神社本庁の活動を歴史的に追い、徹底「解剖」を目指した。両団体の素
顔を暴くことが、この国の民主主義や立憲主義を守るための喫緊の課題と考えたからであ
る。資料として日本会議国会議員リスト(日本会議国会議員懇談会名簿)を掲載。




┃Kindle版┃電通の正体 新増補版

週刊金曜日取材班:著 Kindle 購入価格:1200円 
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002216.php

ロングセラー『電通の正体 増補版』発売後に『週刊金曜日』で報じた東京五輪や芸能界
の裏面に関わる特ダネ記事や写真、資料などを加えて「新増補版」として電子版で限定発
売することになった。株式会社電通はブラック企業大賞2016にノミネートもされたものの
大手マスコミはほとんどニュースにしなかった。いまだにマスメディアが書こうとしない
巨大広告会社の実相に迫る。


┃Kindle版┃バラ色のひきこもり

勝山実:著 Kindle 購入価格:300円
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002203.php

「ひきこもり」というと、白い目で見られがち。
でも、当事者が日々、どんな思いで暮らしているのか、
その声が伝わることはほとんどありません。
高校3年生から45歳の今まで、ひきこもりを続ける
自称「ひきこもり名人」の勝山実さんに、
なぜにひきこもり続けるのか、
自身のひきこもり生活の極意を書いてもらいました。


┃Kindle版┃漢字と社会

笹原宏之:著 Kindle 購入価格:300円
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002058.php

走るのが速いことを「しゅんそく」と言いますが、では、漢字で書くと?
俊足、駿足という表記に加え、今、浸透しはじめているのが「瞬足」。
どうしてこんな現象が起きたのでしょうか?(その答えは本書に)

中国から伝わってきた漢字は、長い年月をかけて日本人好みに進化してきました。「でも
さあ、漢字の進化なんてもう止まったでしょ?」とお思いのみなさん、漢字は今でも日々
、現在進行形で進化しているのです。普段の生活で目にする(耳にする)多くの事例から
、ぜひ知っておきたいエピソードを取り上げました。


┃Kindle版┃日出国のアベコベ総理


神戸緒登:著 Kindle 購入価格:300円
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002043.php


ユーラシア大陸の東端にしがみつくような島国「日出国」の子部首相は今日も大忙し。な
にせ、この国を取り戻すにはこの道しかないからだ。

ユーモラスな発想、息をつかせぬ展開、そして意外な結末があなたを待っています。笑っ
てばかりではいられない政治小説をお楽しみください。



┃Kindle版┃何がどうして発達障害

司馬理英子:著 Kindle 購入価格:300円 
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002011.php

自分では気をつけているつもりなのに、つ「うっかり」ミスばかり。
時間やお金の管理も超苦手。
やらなきゃいけないことはたくさんあるのに、何から手をつけたら……?

あの人ってなんでいつもいい加減なの!
スケジュールどおり仕事ができないし、融通も利かないし、
人の気持ちをわかろうともしない。社会人失格なんじゃないの?

本書は発達障害という切り口で、そんな悩みに迫ります。
近ごろメディアで取り上げられることの多い発達障害ですが、
肝心なのは周囲の対応であることは、あまり知られていません。
自分(あるいは相手)の言動に悩んだら、本書をひもといてみてください。
きっとそれまでとは違った視点で、
自分や相手のことを見つめられるようになりますよ。



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 【5】イベントのご案内


★「戦争の加害」パネル展  −知ることで未来が見える−

日時:2月21日(火)〜28日(火)10時〜20時半
場所:神奈川県民センター1階展示室(横浜駅西口5分)
入場料:無料/問合せ:090-7405-4276
主催:記憶の継承を進める神奈川の会
協賛:『週刊金曜日』


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