デモクラシー・ナウ!情報 : 新作カナダ映画「すべての政府は嘘をつく」 | |||||||
Menu
おしらせ
・レイバーフェスタ2024(12/25) ・レイバーネットTV(12/11) ・あるくラジオ(10/10) ・川柳班(フェスタ投句募集中) ・ブッククラブ(2025/1/11) ・シネクラブ(9/1) ・ねりまの会(10/12) ・フィールドワーク(足尾報告) ・三多摩レイバー映画祭 ・夏期合宿(8/24) ・レイバーネット動画 ●「太田昌国のコラム」第97回(2024/12/10) ●〔週刊 本の発見〕第370回(2024/12/12) ●「根津公子の都教委傍聴記」(2024/11/28) ●川柳「笑い茸」NO.158(2024/10/26) ●フランス発・グローバルニュース第14回(2024/10/20) ●「飛幡祐規 パリの窓から」第96回(2024/12/5) ●「美術館めぐり」第5回(2024/11/25) ★カンパのお願い ■メディア系サイト 原子力資料情報室・たんぽぽ舎・岩上チャンネル(IWJ)・福島事故緊急会議・OurPlanet-TV・経産省前テントひろば・フクロウFoEチャンネル・田中龍作ジャーナル・UPLAN動画・NO HATE TV・なにぬねノンちゃんねる・市民メディア放送局・ニュース打破配信プロジェクト・デモクラシータイムス・The Interschool Journal・湯本雅典HP・アリの一言・デモリサTV・ボトムアップCH・共同テーブル・反貧困ネットワーク・JAL青空チャンネル・川島進ch・独立言論フォーラム・ポリタスTV・choose life project・一月万冊・ArcTimes・ちきゅう座・総がかり行動・市民連合・NPA-TV・こばと通信
|
☆トップページの翻訳を担当してくれる方を緊急で探しています。週に1回で、日本時間 の翌日午前10時までに翻訳できる方がいらっしゃいましたら、ぜひご連絡ください ⇒ Nakano@democracynow.jp ☆アップリンクで公開される新作カナダ映画「すべての政府は嘘をつく」は、権力側の行 動を監視し、政府の嘘を暴くというジャーナリズムの本来の使命を追求する、いまどき稀 なジャーナリスト達を追ったドキュメンタリーです。エイミー・グッドマンをはじめデモ クラシー・ナウ!で話す常連たちが多数登場しています。 http://www.uplink.co.jp/allgovernmentslie/ NHKBSの世界のドキュメンタリーでも2月はじめに2回にわけて放送されるようなので、テ レビをお持ちならぜひご覧ください。 http://www6.nhk.or.jp/wdoc/backnumber/detail/?pid=170201 ここで出てくる元祖反権力ジャーナリストI.F.ストーンについては、ここに字幕つき動画 があります アメリカの急進派 I・F・ストーンの生涯とその時代 http://democracynow.jp/video/20090618-1 今週のOverview (1/08〜1/20)************************* 今回も二週間分です。トランプ政権の閣僚に指名された人々の承認公聴会が連続して行わ れましたが、どの候補をとっても問題だらけなのに、いっぺんにやられたんじゃどこから 突っ込んでよいのやらわからなくなりますね。消費者運動団体パブリック・シチズンは、 さっそく、この空前の金持ち政権の利益相反を追及するサイトCorporateCabinet.orgを立 ち上げました。(1/9)■司法長官に指名されたアラバマ州選出の上院議員ジェフ・セッ ションズは三代続いて南部同盟指導者にちなんだ名前を持つ筋金入りの人種差別主義者で 、レーガン大統領が連邦判事に任命しようとしたもののKKKを容認するような言動を問題 視され上院の承認を得られなかった人物です。(1/10)■国務長官になるレックス・ティ ラーソンは科学的知見を捻じ曲げて気候変動を否定してきた犯罪的な企業元エクソンモー ビル社の元CEOです。米国を将来性のない化石燃料主軸の経済に引き戻し、世界を危険に さらすことになりそう。(1/12)■国防長官に指名されたジェイムス・マティスは元海兵 隊大将で、イラク戦争時に残虐を極めたファルージャ制圧戦で指揮をとり、戦争犯罪の責 任を問われても可笑しくない人物です。退役後は防衛産業に天下りして巨万の富を築きま したが、3年ちょっと前まで現役だった軍人に国防長官を任せるのは文民統制の面からも 問題ありです。(1/13)■教育長官のベッツィ・デボスは従来から私学教育の優位を唱え てきた人物です。なんでも、公教育に否定的なのは宗教教育を禁じているからだとかで、 宗教法人の学校経営を推進しています。さもありなん。彼女は政治勢力としての宗教右派 を作り上げたミシガンの二大資産家の結節点です。夫のディック・デボスはアムウェイ共 同創業者の跡継ぎ、弟のエリック・プリンスは軍事請負企業ブラックウォーターの創設者 なのですから。副大統領マイク・ペンスも宗教右派の大物なので、トランプに万一のこと があればこの勢力が政府を乗っ取るかも。(1/18)■唯一明るい話題は、オバマ大統領に よる減刑措置で米軍内部告発者チェルシー・マニングとプエルトリコ独立運動の闘士オス カー・ロペスが釈放されることです。(1/18) 新着ストリーミング ************************************** ************************************************************* ******************************************** 今週のトピックス(英語のみ) **************************************** ○上院の閣僚指名承認公聴会開始へ 米国史上最大の金持ち政権に 審査不足の懸念も https://www.democracynow.org/2017/1/9/senate_to_begin_confirmation_hearings_for< /a> トランプの指名した閣僚たちが現代米国史上最大の金持ち政権を作ると言われるなか、上 院での指名承認公聴会が10日(火)から連続で行われます。しかし次期大統領ドナルド・ トランプの指名した閣僚候補には、倫理的な問題の審査や身辺調査が十分でないとの懸念 が浮上しています。「彼らのうち誰をとっても、ほかの政権であれば大問題になる候補が ずらりとそろっています。しかしトランプ政権は全体としてみたときに、米国史上、前例 のないものなのです」とロバート・ワイスマンは語ります。ワイスマンは、トランプの選 んだ閣僚候補の企業とのつながりと利益相反を追及するサイト「CorporateCabinet.org」 を旗揚げした市民団体「パブリック・シチズン」代表です。ミネソタ大学のリチャード・ ペインター教授(会社法)にも話を聞きます。ペインター教授は2005年2月から2007年7月 まで、ジョージ・W・ブッシュ大統領の主任倫理弁護士を務めました。 ○ケンタッキー州で大規模抗議 共和党の中絶反対法・反労組法の採択受け https://www.democracynow.org/2017/1/9/protests_erupt_in_kentucky_after_gop ケンタッキー州では7日(土)、州議会が物議のあった法案を多数採択したことに抗議す るため、数百人が州議事堂の建物に詰めかけました。採択された法案には、反労働組合法 となる「働く権利」法案や、妊娠20週以降の人工妊娠中絶を禁止し、中絶手術の前に超音 波検査を受けることを妊婦に義務付ける極端な中絶反対法案も含まれます。意表をついた 7日の緊急議会は、共和党が下院の「スーパーマジョリティ」を獲得したことにより、共 和党がケンタッキー州史上初めて上下両院と知事の三つを制した後に行われました。公的 資金が投入された建設プロジェクトで働く労働者に高い賃金を保証していた法律も撤廃さ れました。ケンタッキー州ルイビルにいるサービス従業員国際労働組合のオルガナイザー であるリチャード・ベッカーに最新情報を聞きます。「コモンウェルスを求めるケンタッ キー人」の地域オルガナイザーのリサ・アボットにも話を聞きます。 ○撤廃だけで代替案はなし?共和党がオバマケア撤廃の手続きを開始 https://www.democracynow.org/2017/1/9/repeal_run_republicans_move_to_axe 共和党議員らは新たに成立した第115議会で、「医療費負担適正化法」(Affordable Care Act)、いわゆるオバマケアの撤廃に早速乗り出しています。上院は先週末、法律の主要 部分の廃止を可能とする予算決議案に道を開く手続き措置を51対48で承認しました。同法 への攻撃は、副大統領就任が決まっているマイク・ペンスが率いたものです。ペンスは、 同法の後に続く案をどうするかについて共和党がまだ決めていないことを認めています。 「同法の共和党による改訂版は、より貧弱で、より切り詰めたものとなるでしょう」「自 己負担額や医療費控除についてはさらに改変がなされ、それを支払うことのできない貧し い人にとっては特に厳しいものとなるでしょう」とプライマリーケア医のステフィー・ウ ルハンドラーは語ります。ハーバード・メディカル・スクールで講師を務め、ニューヨー ク市立大学ハンター校教授で「国民健康保険制度に賛成する医師たち」の共同創設者でも あります。 ○アメリカ自由人権協会と全米黒人地位向上協会弁護基金 「ジェフ・セッションズは公 民権擁護に不適当で、司法長官として差別法を施行する」 https://www.democracynow.org/2017/1/10/aclu_naacp_jeff_sessions_unfit_for ドナルド・トランプ次期大統領が指名し論議を呼んでいる司法長官候補に対する2日間の 指名承認公聴会の初日が1月10日に始まります。アラバマ州選出の共和党上院議員ジェフ ・セッションズは、上院司法委員会の同僚たちから質問を受けることになります。彼は、 同委員会の移民小委員会で委員長を務めています。トランプによる指名は、セッションズ の投票権法への反対、反移民法支持、人種差別発言歴のために多方面で抗議を巻き起こま した。アメリカ自由人権協会の全米法務部長で、セッションズの上院公聴会で証言する予 定のデビッド・コールに話を聞きます。全米黒人地位向上協会弁護基金の政策顧問で、ジ ェフ・セッションズの指名に反対する同組織の報告書の共著者であるカイル・ベリーから も話を聞きます。 ○6カ月で2度目の銃乱射事件の後でフロリダ州が銃を持つ権利の拡大を準備 https://www.democracynow.org/2017/1/10/florida_prepares_to_expand_gun_rights フロリダ州の混雑した空港の手荷物受取所で発砲し5人を殺した罪で、エステバン・サン ティアゴ容疑者は死刑になる可能性があります。1月6日の銃撃事件は、フロリダ州議会が 、現行法では空港ターミナルが含まれる同州の「銃禁止区域」を一部廃止することで銃携 行禁止を緩和する法案の検討を準備してるさなかに起こりました。Confronting Gun Viol ence in America(『米国の銃暴力への対峙』)の著者であるトーマス・ガボールにフロ リダから話を聞きます。サン・センチネル紙への彼の新しい意見記事のタイトルは、Expa nding gun rights won’t save us from more mass shootings(『銃を持つ権利の拡大は 、さらなる銃乱射事件から我々を救うことはない』)です。ニューヨークタイムズ紙の記 者で、In Year Before Florida Shooting, Suspect’s Problems Multiplied(『フロリ ダ銃撃の1年前に容疑者の問題は増加した』という記事の共著者であるリチャード・ペレ ス=ぺナからも話を聞きます。 ○インターセプト誌の新暴露記事が明かすシール・チーム6の残虐行為と死体切断と殺害 の恐ろしい痕跡 https://www.democracynow.org/2017/1/10/new_intercept_expose_uncovers_seal_team インターセプト誌が1月10日に掲載した、エリート軍事部隊「シール・チーム6」(SEALTe am 6)についての衝撃的な新暴露記事は、ウサマ・ビンラディン殺害で有名な同部隊の暗 部を明らかにしています。国家安全保障を専門とする記者のマシュー・コールは、2年間 を費やして、死体を切断したり皮を剥いだり、首を切り取ろうとしたことなど、同部隊の メンバーによる恐ろしい残虐行為の報告を調査しました。複数の情報源によると、司令部 はこうした違法行為を知りながら、ほとんど止めようとはせず、もみ消すことを頻繁に助 けていました。 ○ルイス・グティエレス下院議員とウィリアム・バーバー牧師が語る トランプが指名し た次期司法長官の人種差別主義と外国人嫌悪 https://www.democracynow.org/2017/1/11/rep_luis_gutierrez_rev_william_barber 10日、ドナルド・トランプ次期大統領から米国司法長官の指名を受けたアラバマ州選出の 共和党上院議員ジェフ・セッションズが、上院司法委員会で 9 時間以上にわたる証言を 行いました。証言でセッションズは、自分は人種差別主義者ではないとし、トランプのき わめて極端な公約から一線を画そうと試みました。質問は、抗議者たちがあげる「トラン プはいらない!クー・クラックス・クラン(KKK)はいらない!米国にファシストはいら ない!」という声に度々中断させられました。セッションズは以前、移民に米国の市民権 を与える道を提供する立法に反対し、憲法が米国で生まれた誰にでも市民権を保証するこ とに疑問を呈し、同性間の結婚は米国文化への脅威だと公言したことがあります。さらに 「女性に対する暴力防止法(VAWA)」の再承認に反対票を投じ、投票権法に反対し、人種 差別的なコメントを行っています。イリノイ州選出の民主党下院議員でヒスパニック議員 連盟移民対策本部共同議長のルイス・グティエレスと、全米黒人地位向上協会(NAACP) ノースカロライナ支部代表で「モラル・マンデー運動」(Moral Monday)指導者のウィリ アム・バーバー牧師から話を聞きます。 ○ルイス・グティエレス下院議員が語る トランプの就任式に参列せず「女性の行進」に 参加する理由 https://www.democracynow.org/2017/1/11/rep_luis_gutierrez_on_why_he ルイス・グティエレス民主党選出下院議員から、ドナルド・トランプの就任式に参列せず 、代わりに就任式の翌日に行われる「女性のワシントン大行進」に参加するのはなぜか、 理由を聞きます。「女性への攻撃は、我々全員への攻撃です。ですから、団結の必要があ ります。女性の勝利は我々全員の勝利なのです」と、グティエレスは言います。グティエ レスは、下院司法委員会の会員で、ヒスパニック議員連盟移民対策本部の共同議長です。 ○我々はオバマ大統領に挑戦し 彼は耳を傾け行動した:ルイス・グティエレス オバマ退 任とレガシーを語る https://www.democracynow.org/2017/1/11/could_we_have_done_more_absolutely 10 日夜、オバマ大統領はシカゴのマコーミック・プレース・コンベンションセンターで 最後の演説を行いました。演説でオバマが強調した主要な功績について、 オバマの地元 シカゴ出身のルイス・グティエレス下院議員の感想を聞きます。「ヘルスケアは重要です 。ヘルスケアは政治的権利ではなく、必要最小限の基本的な人権です。2 千万人以上の人 達がヘルスケアの恩恵を受けることになりました。皮肉なことに、それまでヘルスケアの 恩恵を得られなかった地方の多数の白人米国人がオバマケアの主要な受益者でした。です から、よくやったとうれしく思います。もっとやれることがあったでしょうか?移民制度 の改革は?絶対、可能なことでした」とグティレスは言います。 ○オバマはプエルトリコの独立運動活動家オスカー・ロペス・リベラに恩赦を与えるか? https://www.democracynow.org/2017/1/11/will_obama_grant_clemency_to_puerto ルイス・グティエレス下院議員は、プエルトリコ独立運動の活動家オスカー・ロペス・リ ベラに恩赦を与えるようオバマ大統領に働きかけていますが、今のところさしたる反応は ないと言います。ロペス・リベラは 35 年間あまり収監されていて、その多くは独房で過 ごしています。ロペス・リベラは、1981 年に米国のプエルトリコ支配に武力で反対する 扇動共謀に関わったなどの容疑で連邦裁判所から有罪判決を受けました。プエルトリコに 対する植民地支配への注目を集めるため 100 回以上の爆破事件を行ったプエルトリコ民 族解放軍(FALN)の一員として告発されたのです。1999 年、ビル・クリントン大統領は プエルトリコ民族解放軍の 16 人を減刑しましたが、 2 人のメンバーが含まれていなか ったために、ロペス・リベラは取引を拒否しました。その後、この 2 人は釈放されてい ます。刑務所で録画された貴重なビデオでオスカー・ロペス・リベラは、自分が受けてい る非難は厳密に政治的なものだと話しています。 ○トランプ 所有事業の売却を勧める倫理専門家の意見を無視し 息子らに引き継がせる 方針 https://www.democracynow.org/2017/1/12/trump_ignores_ethics_experts_urging_him 7月以来初となる記者会見で、ドナルド・トランプ次期大統領は、自分の所有する事業に ついて訊かれ、大統領は利益相反の禁止を免除されるはずだと主張しました。トランプ・ オーガニゼーションは、数百件の不動産投資、独自ブランドおよびその他事業を傘下にお さめる組織です。しかしトランプ次期大統領は、事業を売却することもしないし、資産を 完全なブラインド・トラスト(白紙委任信託)の下に置くという、倫理専門家のアドバイ スに従うつもりもなく、代わりに同組織の管理を息子らに任せる方針だと発表しました。 政府倫理局長は、次期大統領が自分の所有する事業から身を引き離す方法を批判し、これ では「全く不十分である」としています。政府の透明性を求めるNPO「サンライト財団」 (Sunlight Foundation)のジョン・ワンダーリック理事長に話を聞きます。 ○ジャーナリスト保護委員会:トランプ政権下では記者を標的とする「漏えい捜査」に警 戒を https://www.democracynow.org/2017/1/12/committee_to_protect_journalists_watch_ou t 1月11日に行われた記者会見で、ドナルド・トランプ次期大統領は記者に激しい言葉を浴 びせました。トランプはCNNを「虚構ニュース放送局」と批判し、「バズフィード」を「 出来損ないのクズ」と呼び、CNN所属のジム・アコスタ記者の質問に答えることを拒否し ました。CNNは、トランプ陣営の代表が2016年大統領選中にロシア当局者と何度も会見し 、民主党全国委員会(DNC)へのハッキングおよびヒラリー・クリントン選対本部長ジョ ン・ポデスタのメール漏洩について協議していたという疑惑をめぐり、米国諜報機関トッ プがトランプ次期大統領、オバマ大統領および議会上層部に説明を行ったと報じていまし た。「バズフィード」はその後に元英国諜報部員クリストファー・スティールが作成した とされる説明資料を公開しました。その資料の中には裏の取れていない情報も含まれてお り、その中にはトランプが買春婦と映っている2013年のセックス・テープをロシア当局者 が所持しているという主張も含まれます。トランプ次期政権と報道機関との関係について 、記者団保護委員会(Committee to Protect Journalists)のジョエル・サイモン事務局 長に話を聞きます。 ○エクソン社の気候変動隠蔽と人権侵害の歴史によりティラーソンは国務長官に不適格? https://www.democracynow.org/2017/1/12/do_exxons_climate_denial_trail_of 上院における国務長官指名承認公聴会で、元エクソンモービル社CEOレックス・ティラー ソンは、同社が長い間、気候変動の科学的証拠を否定してきたことについての質問に答え ず、気候変動に関して科学は「まだ結論に達していない」と発言しました。公聴会では、 人権関連の懸念も繰り返し取り上げられました。ティラーソンは、サウジアラビアが人権 を侵害していると明言することを避け、フィリピンのロドリゴ・ドゥテルテ大統領が「麻 薬撲滅」の名の下に、数千人を裁判なしで殺害したことも非難しませんでした。サンフラ ンシスコにいる、石油およびエネルギー関連ジャーナリストのアントニア・ユハス記者に 話を聞きます。 ○調査:トランプが国防長官に指名したジェームズ・マティスは イラクで戦争犯罪を犯 したのか? https://www.democracynow.org/2017/1/12/investigation_did_trumps_defense_secretar y_nominee 1月12日、トランプ次期米大統領が国防長官に指名したジェームズ・”マッド・ドッグ” ・マティスの指名承認公聴会が上院で行われます。マティスの「マッド・ドッグ」という ニックネームは、2004年にイラクのファルージャでの戦闘を指揮したときにつけられたと 言われ、本日のゲストアーロン・グランツは、マティスは同地で戦争犯罪を犯したと主張 しています。グランツは調査報道センター(The Center for Investigative Reporting) 発行のオンライン誌「リビール」(Reveal)の上級記者です。 ○国防長官指名承認公聴会でジェイムズ・マティスは米軍の攻撃力を高めるよう提案 https://www.democracynow.org/2017/1/13/james_mattis_calls_for_us_military トランプ次期大統領が国防長官に指名したジェイムズ「マッド・ドッグ」マティス退役海 兵隊大将は12日、上院軍事委員会の指名承認公聴会で証言を行いました。マティスの41年 間の海兵隊での業績には、湾岸戦争やイラク戦争、アフガニスタン戦争での実施部隊司令 官を務めたことが含まれます。2004年イラク戦争中にファルージャの闘いで米軍を指揮し 、「マッド・ドッグ」マティスの渾名を得ました。2004年5月には、マティスはイラクの 小さな村の攻撃を命じ、結婚式に出席していた42人の村人が命を落としました。2010年か ら2013年にはアメリカ中央軍の指揮官を務めましたが、イランに対して強硬的すぎるとし てオバマ政権はマティスの任期を短縮しました。本日はマティスについて円卓討論を行い ます。まずお話しを聞くのは、America’s War for the Greater Middle East: A Milita ry History(『拡大中東圏をめざす米国の戦争:軍事史』)の著者アンドリュー・ベース ビッチ退役大佐。そして、”Did defense secretary nominee James Mattis commit war crimes in Iraq?”(国防長官に指名されたジェイムズ・マティスはイラクで戦争犯罪を 犯したのか?)と題した記事を発表した調査報道センター(The Center for Investigati ve Reporting)発行のオンライン誌「リビール」(Reveal)の上級記者アーロン・グラン ツです。 ○国防長官に指名されたジェイムズ・マティス トランプ次期大統領が批判するイラクと の核合意の施行を約束 https://www.democracynow.org/2017/1/13/defense_secretary_nominee_james_mattis_pl edges ドナルド・トランプ次期大統領が国防長官に指名したジェイムズ「マッド・ドッグ」マテ ィス退役海兵隊大将は、指名承認公聴会の証言で、ロシアは今も米国が直面する「主要な 脅威」であるとの認識を述べ、次期大統領本人よりも強硬な姿勢を明らかにしました。ま た彼は、トランプが繰り返し非難しているイラクとの核合意を支持しています。 米国最 大のイラン系アメリカ人団体National Iranian American Council (全米イラン系アメリ カ人評議会)の創設者であり会長のトリタ・パーシに話を聞きます。彼の近刊書はLosing an Enemy: Obama, Iran, and the Legacy of Diplomacy(『失われつつある敵:オバマ、 イラン、外交の遺産』)です。また、退役大佐でベトナム帰還兵のアンドリュー・バービ ッチにも話を聞きます。 ○トランプが指名した国防長官 2013年の退役後に防衛産業で巨万の富を築く https://www.democracynow.org/2017/1/13/trumps_pick_for_defense_secy_made ジェイムズ「マッド・ドッグ」マテイス退役海兵隊大将の指名承認公聴会で、数人の上院 議員が、自分の地元の州における国防省のプロジェクトを支持するつもりがあるか否かを マティスに訊きました。マサチューセッツ州選出の民主党エリザベス・ウォーレン上院議 員もその一人です。マティスは2013年の退役までに41年間の軍歴があり、ポリティコによ ると、彼の資産公開で1000万ドル相当の資産を持つことが判明しています。この財産の一 部は退役後ジェネラル・ダイナミックスなどの企業に勤めて得たものです。アンドリュー ・バービッチ退役大佐と調査報道センター(The Center for Investigative Reporting) 発行のオンライン誌「リビール」(Reveal)の上級記者アーロン・グランツに話を聞きま す。 ○黒人民主党議員 公聴会の最後に証言なんて「バスの後部座席」に座らさせた感じ https://www.democracynow.org/2017/1/13/back_of_the_bus_3_black トランプ次期大統領が司法長官に選らんだアラバマ州選出上院議員ジェフ・セッションズ は、指名承認公聴会の2日目(11日)かつてない非難を浴びました。でも委員の中でまだ 残って傾聴していたのは共和党の1人のみでした。もし他の議員が退席していなかったら 、本日お届けする声をきいていたでしょう。ニュージャージー州選出の民主党コーリー・ ブッカー上院議員の証言は、米国の上院議員が同僚の入閣に反対を唱えた初めてのケース となりました。彼と共に証言したルイジアナ州選出の民主党セドリック・リッチモンド議 員は連邦議会黒人議員団の座長で、3名の黒人議員証言を公聴会の最後に入れるという決 定は、「バスの後部座席」に座らされたのと同じだと主張しました。ジェフ・セッション ズの司法長官就任に反対する証言を行ったもう一人の議員、公民権運動で有名なジョン・ ルイス(ジョージア州選出の民主党)の全コメントをお送りします。○新たに発見された 1964年のキング牧師演説 公民権、人種分離、南アフリカのアパルトヘイトについて語る https://www.democracynow.org/2017/1/16/newly_discovered_1964_mlk_speech_on 1964年12月7日に録音されたマーティン・ルーサー・キング・ジュニア牧師の新たなテー プが見つかりました。デモクラシー・ナウ!がパシフィカ・ラジオ・アーカイブスの中か ら独占放送します。キング牧師はノーベル平和賞をオスロで受賞する数日前にロンドンに 行き、人種分離政策、公民権を求める戦い、南アフリカのネルソン・マンデラへの支持、 反アパルトヘイト闘争について演説を行いました。パシフィカ・ラジオのヨーロッパ特派 員だったサウル・バーンスタインによって記録されました。バーンスタインによるこの記 録は、パシフィカ・ラジオ・アーカイブスの責任者ブライアン・デシャザーによって最近 発見されました。 ○トランプ キング牧師記念日の週末に公民権運動の象徴ジョン・ルイスを攻撃 ルイ スが語る1965年の血の日曜日 https://www.democracynow.org/2017/1/17/trump_attacks_civil_rights_icon_john ドナルド・トランプが1月第2週の週末に、公民権運動の象徴的人物であるジョン・ルイス を攻撃したことを受け、少なくとも42人の民主党員たちが1月20日に行われるトランプの 大統領就任式をボイコットする予定です。民主党下院議員のルイスは1月13日、NBCニュー スのインタビューの中で、トランプ当選の正当性に疑問を投げかけました。トランプは、 キング牧師記念日の週末の1月14日の朝、ルイスは「口ばかりで行動がついてこない」と 、ツイッターで彼に反撃しました。トランプの発言は、全米で大きな反発を巻き起こしま した。ルイス下院議員は、公民権運動の伝説的人物です。彼は1965年、アラバマ州セルマ からモンゴメリーへ向かう、投票権を求める行進を先導しようとしたところ、アラバマ州 の警官たちによって殴られ危うく命を落とすところでした。後に「血の日曜日」(Bloody Sunday)として知られることになったこの事件の写真は、数カ月後に投票権法を法制化 するきっかけになりました。ルイス下院議員は、デモクラシー・ナウ!の2012年のインタ ビューの中で、「血の日曜日」に何があったかを語ってくれました。 ○狂った道化の大統領:マット・タイビが記録した「大富豪の快楽主義者」ドナルド・ト ランプの大統領選170117-2(23) https://www.democracynow.org/2017/1/17/insane_clown_president_matt_taibbi_chroni cles 国際団体オックスファムによる新たな調査によると、世界の最も裕福な8人が、世界人口 の貧しいほうの半分が持つ資産に等しい富をコントロールしています。同団体は、ドナル ド・トランプ選出を受けて、富の不平等は拡大し続ける恐れがあると言います。トランプ の閣僚の資産の合計は110億ドル近くにのぼります。賞を受けたこともあるローリングス トーン誌の記者マット・タイビと共に、トランプの台頭と彼の政権に加わる人たちについ て検証します。1月17日に発売されたタイビの新刊のタイトルは、Insane Clown Presiden t: Dispatches from the 2016 Circus(『狂った道化の大統領:2016年の茶番劇からの報 告』)です。 ○特別報告 物議を醸しているオバマの移民家族のこう留政策、トランプ政権下で拡大の 可能性 https://www.democracynow.org/2017/1/17/special_report_obamas_controversial_polic y_of オバマ大統領からドナルド・トランプに継承される、最も物議を醸している政策の1つ、 家族こう留について検証します。2014年以来、難民保護を求める数千人の中米の女性と子 供が民間運営の刑務所にこう留されています。医療や、監督が行き届いていないといった 苦情があるにも関わらず、オバマ政権はこの政策の停止要求に抵抗してきました。弁護団 は現在、トランプが同政策を、さらにひどい監督状態で拡大する可能性を懸念しています 。デモクラシー・ナウ!の通信員レネー・フェルツがテキサス州とメキシコの国境から報 告します。 ○チェルシー・マニングの弁護士:オバマ大統領による減刑で 内部告発者マニングの命 が「救われる」 170118-1(7) https://www.democracynow.org/2017/1/18/chelsea_mannings_attorneys_obamas_commuta tion_will 任期満了を数日後に控えるオバマ大統領は17日、服役中の209人を減刑に、64人には恩赦 を与えました。米軍で内部告発を行ったチェルシー・マニングもこれに含まれ、オバマ大 統領が禁固35年を7年に減刑したことで、5月17日に釈放される見込みとなりました。弁護 士によると、マニングはすでに内部告発者としては米史上最長の刑期を務めています。マ ニングは、イラクおよびアフガニスタン戦争ならびに米外交政策に関する70万点以上の機 密文書やビデオをウィキリークスに漏洩しました。マニングは何度も長期の独房入りを課 され、ジェンダー・アイデンティに関する医療処置を拒否されてきました。マニングの上 告を担当したナンシー・ホランダー弁護士と、性別違和感に関する医療を拒否する米国防 省を相手取る裁判を担当した、米国自由人権協会(ACLU)のチェイス・ストランジオ弁護 士に話を聞きます。 ○ジェレミー・スケイヒルが語る オバマ政権によるチェルシー・マニングの減刑とエド ワード・スノーデンへのあいも変わらぬ悪者扱い https://www.democracynow.org/2017/1/18/jeremy_scahill_on_obamas_commutation_of オバマ大統領は、米陸軍内部告発者のチェルシー・マニングを減刑しましたが、米国家安 全保障局(NSA)の内部告発者エドワード・スノーデンに恩赦を与える計画は皆無です。 大統領報道官ジョシュ・アーネストは先週、「(マニングが)ウィキリークスに提供した 情報は、国家安全保障にダメージを与えた。しかしエドワード・スノーデンによる暴露は 、深刻さにおいても危険度においても、それをはるかにしのぐものだった」と語りました 。調査報道サイト「インターセプト」(The Intercept)の記者で、先日、The True Scan dal of 2016 was the Torture of Chelsea Manning(「チェルシー・マニングの拷問こそ が、2016年の本当のスキャンダル」)と題する記事を執筆したジェレミー・スケイヒルに 話を聞きます。 ○オバマ大統領による減刑で プエルトリコの独立運動活動家オスカー・ロペス=リべラ が釈放へ https://www.democracynow.org/2017/1/18/oscar_lopez_rivera_to_be_freed 17日、オバマ大統領は、長年にわたるプエルトリコ独立運動活動家オスカー・ロペス=リ ベラにも減刑を与えました。ロペス=リベラはすでに35年間あまり収監されていて、その 多くを独房で過ごしています。1981年、ロペス=リベラは米国のプエルトリコ支配に武力 で反対する扇動共謀に関わったなどの容疑で連邦裁判所から有罪判決を受けました。1999 年、ビル・クリントン大統領がプエルトリコ民族解放武装郡(FALN)16人を減刑にしまし たが、2人のメンバーが除外されたためロペス=リベラはこの恩赦を拒否しました。2人は 後に釈放されています。今回、オバマ大統領が減刑を与えたことで、ロペス=リベラは5月 17日に釈放される見込みです。シカゴより兄弟のホセ・ロペス=リべラ、そしてデモクラ シー・ナウ! の共同司会者フアン・ゴンザレスに話を聞きます。 ○活動家 オバマ大統領にレナード・ペルティエの恩赦を懇請 釈放がなければ刑務所で の死と警告 https://www.democracynow.org/2017/1/18/activists_call_on_obama_to_pardon オバマ大統領はオスカー・ロペス=リべラとチェルシー・マニング、その他207人を減刑し ましたが、米国先住民活動家で服役中の71歳のレナード・ペルティエに関しては何の措置 もとっていません。ペルティエは「アメリカ先住民運動」(American Indian Movement) 元メンバーで、1975年にサウスダコタ州のパイン・リッジ先住民保留地で起きた銃撃戦で FBI捜査官を射殺した容疑で有罪となりました。ペルティエは長年に渡り無罪を主張して います。ペルティエの弁護を務めるマーティン・ガーバス弁護士にニューヨークのスタジ オで話を聞きます。 ○ジェレミー・スケイヒル:教育長官に指名されたベッツィー・デボスは LGBTに反対す る財団との関係について上院公聴会で噓をついた? https://www.democracynow.org/2017/1/18/jeremy_scahill_did_education_nominee_bets y 17日、次期教育長官に指名されたベッツィー・デボスは、上院指名承認公聴会で民主党上 院議員から厳しい質問を受けました。デボスは以前からチャータースクールおよび、私立 校や宗教法人が経営する学校を支援する「教育バウチャー」制度の支持者です。デボスと 夫は、教育省とも取引のある学生ローン取り立て会社にも投資しています。公聴会でデボ スは、私立のキリスト教系学校および、LGBTに反対する組織に数百万ドルもの寄付を行っ てきた一族の財団について、何度も質問されました。質問で取り上げられた財団の中には 、キリスト教保守派組織「中心は家族に」(Focus on the Family)や保守派キリスト教 のロビー活動組織「家族リサーチ委員会」(Family Research Council)が含まれますが 、南部貧困法律センター(Southern Poverty Law Center)のヘイト組織リストに挙げら れている団体です。デボスは証言で、一族が運営する「プリンス財団」(Prince Foundat ion)とは一切関係がないとし、連邦税納税申告書で数回にわたり同財団の副理事長とし て自分の名が記載されていたのは誤りだと主張しました。 ○スケイヒル:ブラックウォーター社創設者で ベッツィー・デボスの弟エリック・プリ ンス トランプに密かにアドバイス https://www.democracynow.org/2017/1/18/scahill_blackwater_founder_erik_prince_th e 調査報道サイト「インターセプト」(The Intercept)のジェレミー・スケイヒルによれ ば、ベッツィー・デボスの弟で、民間軍事会社ブラックウォーター社創設者のエリック・ プリンスは、密かにトランプの政権移行チームのアドバイザーとなっており、閣僚候補の 身元調査も手助けしています。大統領選挙の日の夜、プリンスの妻ステイシー・デルーク は、なんと、トランプ選挙事務所内で撮影した写真を投稿しています。スケイヒルに彼の 最新記事Notorious Mercenary Erik Prince Is Advising Trump from the Shadows(「悪 名高き民間軍事会社社長エリック・プリンスが陰でトランプにアドバイス」)について聞 きます。 つづき ⇒ https://www.democracynow.org/2017/1/24/jeremy_scahill_on_trump_team_a ○オバマ大統領の任期最終日に振り返る 功罪相半ばする彼のレガシー&ワシントンにお けるネオ・ファシズムの高まり https://www.democracynow.org/2017/1/19/on_final_day_of_obama_presidency 1月19日はオバマ大統領の任期最終日です。20日正午に米最高裁所長官ジョン・ロバーツ が、第45代米国大統領ドナルド・トランプの宣誓就任式を執り行います。18日、オバマ大 統領は大統領としての最後の記者会見で、米陸軍の内部告発者チェルシー・マニングを減 刑に処した決断について説明するとともに、イスラエルによる入植拡大を非難しました。 オバマ大統領は更に、自身が米国の本質的価値観とみなす価値がリスクにさらされた場合 、発言を控えるつもりはないと、次期大統領にくぎを刺しました。オバマ大統領の功績と 、新政権の前途について、プリンストン大学アフリカン・アメリカン・スタディーズ学部 長エディ・グロード教授に話を聞きます。グロード教授には複数の著書がありますが、最 新作はDemocracy in Black: How Race Still Enslaves the American Soul(『黒人によ る民主主義――未だに人種差別に囚われるアメリカの魂』)です。 ○ラシード・カリーディ:オバマはイスラエル入植拡大を非難したが それは8年間の彼自 身の政策と矛盾する https://www.democracynow.org/2017/1/19/rashid_khalidi_obamas_condemnation_of_isr aeli 1月18日の記者会見でオバマ大統領は、イスラエルの入植拡大で「二国家共存」が不可能 になっていると警告しました。「イスラエルがユダヤ国家として、民主主義として存続す ることと、この問題を同時に解決する方法を私は見いだせずにいる」とオバマ大統領は語 りました。「なぜなら二国家共存がないということは、何らかの形で入植が拡大するとい うことだからだ。これは事実上、1つの国家が数百万人の住民の公民権をはく奪し、第二 階級の住民または住居者として管理することを意味する。彼らは『市民』とさえ呼べない 存在になるかもしれないのだ。」 コロンビア大学アラブ学課のラシード・カリーディに 話を聞きます。エドワード・サイード名誉教授であるカリーディには複数の著書があり、 最新作はBrokers of Deceit: How the U.S. Has Undermined Peace in the Middle East (『偽りのブローカー――米国がいかにして中東和平を弱体化させたか』)です。 ○気候変動否定派のスコット・プルーイット 上院承認公聴会で抗議に直面 2016年の気温 は史上最高 https://www.democracynow.org/2017/1/19/climate_denier_scott_pruitt_faces_protest s 1月18日、米航空宇宙局(NASA)および米海洋大気庁(NOAA)の科学者が2016年は前年の 記録を破り、記録開始以来最も暑い年となったと発表しました。この記録は3年連続で破 られています。人類が原因となる気候変動で前代未聞の温暖化が進む中、オクラホマ州検 事総長スコット・プルイットが18日、上院で環境保護庁(EPA)長官への承認公聴会で証言 しました。プルーイットは、科学界では圧倒的に支持される気候変動説を長い間否定して きました。公聴会会場前では数十人が抗議運動を行い、少なくとも3人の逮捕者が出てい ます。バーニー・サンダース上院議員によるプルーイットへの質問を聞くとともに、「食 物と水源監視団」(Food & Water Watch)のウィノナ・ハウター事務局長に話を聞きます 。 ○トランプ 農務長官に農業ビジネスと化学工業界のお気に入り ソニー・パーデューを 指名 https://www.democracynow.org/2017/1/19/trump_picks_agribusiness_chemical_industr y_darling 19日、トランプは元ジョージア州知事ソニー・パーデューを農務長官に指名しました。パ ーデューはジョージア州で、南北戦争後のレコンストラクション以来初の共和党派知事と なる前は、穀物と肥料ビジネスを経営していました。パーデューは化学企業および工場式 農業への助成金数十万ドルを受け取っていると、環境保護活動家は批判しています。「食 物と水源監視団」(Food & Water Watch)のウィノナ・ハウター事務局長に話を聞きます 。 ○シドニー・ウルフ医師:保健社会福祉省長官に指名されたトム・プライスの「残酷な」 オバマ・ケア廃止案 https://www.democracynow.org/2017/1/19/trump_picks_agribusiness_chemical_industr y_darling 次期大統領ドナルド・トランプが保健社会福祉省長官(HHS)に指名した、ジョージア州選 出のトム・プライス下院議員が1月18日、上院健康教育労働年金委員会(Senate Committe e on Health, Education, Labor and Pensions)での承認公聴会に登場しました。プライ ス議員は下院予算委員会委員長で、ティーパーティー会派の一員であり、オバマ大統領の 医療費負担適正化法(Affordable Care Act)に積極的に反対した人物です。彼は人口中 絶に反対で、「米国家族計画連盟」(Planned Parenthood)への連邦助成金を全て削減す る案に賛成票を投じています。プライス議員はまた、高齢者向け医療保険制度「メディケ ア」を民営化することにも賛成しています。承認公聴会が行われる数日前、プライス議員 が医療機器メーカー、ジマー・バイオメット(Zimmer Biomet)社に数千ドルを投資し、 その後同社の利益となる法案を提出したことをCNNが報じました。パブリック・シチズン (Public Citizen)ヘルス・リサーチ・グループのディレクター、シドニー・ウルフ医師 に話を聞きます。 ○「黒人の命も大切」の活動家たち チェーンで体をつないで就任式会場への検問所を封 鎖 https://www.democracynow.org/2017/1/20/black_lives_matter_activists_chain_themse lves ドナルド・トランプの大統領就任式が行われる今日、全国で抗議行動が行われています。 就任式会場に向う検問所の一つから生中継でお届けします。ここでは「黒人の命も大切」 の抗議者が体をはって封鎖を行い入場を阻止しています ○マイケル・ムーア ニューヨーク市の2万5千人の抗議デモで演説「我々の人数は、彼ら の人数に勝っている」 https://www.democracynow.org/2017/1/20/michael_moore_naomi_klein_on_resisting デモクラシー・ナウ!は今日ワシントンDCから、黒人大学だった歴史を持つハワード大学 にあるテレビ局「WHUT」からお送りします。ドナルド・トランプの第45代米大統領への就 任まであと4時間足らずに迫っています。トランプは、総得票数ではヒラリー・クリント ンに300万票近い差で負けましたが、選挙人団の投票では多数を獲得することができまし た。トランプの支持率は、これから就任する大統領としては少なくともここ30年ほどの間 で最低です。ワシントンDCでの抗議行動の最新事情をお伝えするとともに、アカデミー賞 受賞の映画監督マイケル・ムーアが19日夜に行ったスピーチにも耳を傾けます。ニューヨ ーク市のセントラルパークの近くにあるトランプ・インターナショナル・ホテル・アンド ・タワーの外には同日、2万5千人近くが抗議活動のために集まりました。番組には、ジャ ーナリストでベストラー作家のナオミ・クラインも加わります。クラインの最新の著作は 『これがすべてを変える 資本主義と気候の対決』です。また調査報道サイト『インター セプト』の記者で、カネと政治の結びつきを追うリー・ファンにも話を聞きます。 ○ナオミ・クライン トランプの選挙の勝利は「企業クーデター」 https://www.democracynow.org/2017/1/20/naomi_klein_on_trump_election_this デモクラシー・ナウ!は今日ワシントンDCから、黒人大学だった歴史を持つハワード大学 にあるテレビ局「WHUT」からお送りします。ドナルド・トランプの第45代米大統領への就 任まであと4時間足らずに迫っています。トランプは、総得票数ではヒラリー・クリント ンに300万票近い差で負けましたが、選挙人団の投票では多数を獲得することができまし た。トランプの支持率は、これから就任する大統領としては少なくともここ30年ほどの間 で最低です。ワシントンDCでの抗議行動の最新事情をお伝えするとともに、アカデミー賞 受賞の映画監督マイケル・ムーアが19日夜に行ったスピーチにも耳を傾けます。ニューヨ ーク市のセントラルパークの近くにあるトランプ・インターナショナル・ホテル・アンド ・タワーの外には同日、2万5千人近くが抗議活動のために集まりました。番組には、ジャ ーナリストでベストラー作家のナオミ・クラインも加わります。クラインの最新の著作はT his Changes Everything: Capitalism vs. the Climate(『これがすべてを変える 資本 主義と気候の対決』)です。また調査報道サイト『インターセプト』の記者で、カネと政 治の結びつきを追うリー・ファンにも話を聞きます。 ************************************** ******************************************* デモクラシー・ナウ!は皆さんの協力で支えられています。あなたもぜひ、ご参加くださ い。 メルマガ登録はこちらのページから → http://democracynow.jp/ (右コラム最上 段) ツイッター(http://twitter.com/democracynowjp) やフェイスブック(http://ow .ly/6qMaU )でもお知らせしています。 Created by staff01. Last modified on 2017-01-26 15:27:13 Copyright: Default |