写真速報 : 「安倍は福島事故責任者の一人」/10.13反原発金曜行動レポート | |
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「安倍は福島事故責任者の一人」〜10.13反原発金曜行動レポート10月13日金曜日、朝から降りつづいた小雨が夜になっても断続的に降りつづいた。国会周辺は冷えびえとしていて、反原発の抗議行動の参加者もいつもより少なかった。 10日に衆院の選挙戦がはじまった。そのさなか福島地裁で「国と東電は原発被災への責任がある」と認定し、「賠償命令」の判決を下した。その責任の根拠として「国は津波を予見できたし、事故は回避できた。東電も対策を怠った過失がある」というものだった。この裁判は3800人の福島の人たちが原告で「『生業(なりわい)を返せ 地域を返せ』福島原発訴訟」と呼ばれている。 この日(13日)、反原発の抗議行動でも、裁判問題をスピーチしたりプラカードを掲げる人がいた。<希望のエリア>では男性がスピーチし、「2006年に安倍首相が国会答弁で『日本の原発は大地震や津波でメルトダウンするような構造になっていません』と回答したが、何もしなかったと明らかにし、かれの責任はおおきい」と訴えた。ところがこの10日、安倍はわざわざ福島まで行って選挙戦の第一声をあげたが、原発問題については言及することはなかった。なぜ福島まで行ったのか? 単なるパフォーマンスだ。また国会正門前では、東京訴訟の原告団の鴨下祐也さんが福島地裁での勝訴の喜びを語り、来年3月に集中する東京・京都・いわきの判決に注目するよう訴えた。 ちなみにこの福島裁判の原告の一人、父が原発事故で自殺した樽川和也さんの語りを撮った井上淳一監督の『大地を受け継ぐ』という優れたドキュメンタリー映画がある。その映画を製作したのは「福島原発訴訟」の弁護団事務局長、馬奈木厳太郎弁護士である。この映画については、拙著『ペンとカメラ』に「<いのち>を奪い返す」と題して批評しているので、それを参照されたい。 安倍の責任は「モリカケ」ばかりではない、「フクシマ」事故の責任者の一人であることをわたしたちは忘れてならない。【木下昌明】 Created by staff01. Last modified on 2017-10-14 12:23:02 Copyright: Default |