![]() |
『アジア記者クラブ通信』289号発行〜特集:日米同盟と中国脅威論 | ||||||
Menu
おしらせ
・レイバーフェスタ2024(報告) ・レイバーネットTV ・あるくラジオ(2/23) ・川柳班(投句受付中) ・ブッククラブ(3/20) ・シネクラブ(2/2) ・ねりまの会(1/31) ・フィールドワーク(足尾報告) ・三多摩レイバー映画祭 ・夏期合宿(8/24) ・レイバーネット動画 ●「太田昌国のコラム」第98回(2025/1/10) ●〔週刊 本の発見〕第377回(2025/2/13) ●「根津公子の都教委傍聴記」(2025/2/4) ●川柳「笑い茸」NO.159(2025/1/27) ●フランス発・グローバルニュース番外編(2025/2/2) ●「飛幡祐規 パリの窓から」第97回(2024/12/30) ●「美術館めぐり」第7回(2025/1/27) ★カンパのお願い ■メディア系サイト 原子力資料情報室・たんぽぽ舎・岩上チャンネル(IWJ)・福島事故緊急会議・OurPlanet-TV・経産省前テントひろば・フクロウFoEチャンネル・田中龍作ジャーナル・UPLAN動画・NO HATE TV・なにぬねノンちゃんねる・市民メディア放送局・ニュース打破配信プロジェクト・デモクラシータイムス・The Interschool Journal・湯本雅典HP・アリの一言・デモリサTV・ボトムアップCH・共同テーブル・反貧困ネットワーク・JAL青空チャンネル・川島進ch・独立言論フォーラム・ポリタスTV・choose life project・一月万冊・ArcTimes・ちきゅう座・総がかり行動・市民連合・NPA-TV・こばと通信
|
『アジア記者クラブ通信』289号〜特集:日米同盟と中国脅威論 タイトルとリードのみです。本文は、通信でお読みください。 全頁カラーのPDF版と紙版があります。購読方法はメール末参照。 ■定例会リポート(2016年9月26日) メディア最大のタブー日米同盟を検証する 辺野古新基地建設と今も生きる核密約 春名幹男(早稲田大学客員教授) 沖縄県北部・高江の米軍ヘリパッド建設に対する住民らの反対運動 が強まり、米軍ベッタリの日本政府側は自衛隊機まで導入して工事進 ちょくを助けている。宜野湾市・普天間飛行場の“返還”に代表され る1996年のSACO(沖縄に関する特別行動委員会)合意の内容には北部 訓練場などの返還も含まれており、まさに高江のヘリパッド建設はそ の条件とされたものだ。「日米同盟」を錦の御旗に普天間の辺野古移 設、ヘリパッド建設を強行しようとする日本政府。その実相は本当に 「同盟」に値するものなのか。外交人脈や資料調査が豊富で、近著に 『仮面の日米同盟 米外交文書が明かす真実』があるジャーナリスト の春名幹男さんにお話をうかがった。(編集部) ■挑発の罠にはまった中国 安倍政権を操る黒幕とは F・ウィリアム・エングダール(危機管理コンサルタント) 米国で安倍政権を操縦しているのは誰なのか。政権誕生以来4年間、 米国の戦争ゲームに乗る形で、伊勢志摩サミットでは議長国としてG7 声明に中国非難を盛り込み、南シナ海や東シナ海での中国のプレゼン スを挑発する中国敵視政策を続けているからだ。本稿は、この黒幕の 正体をチェイニー元米副大統領だと明かした上で、チェイニー率いる 「新しいアメリカの世紀のためにプロジェクト(PNAC)」が影の政府 となって、日本会議のメンバーが国会議員の3分の2を占める日本政 府と安倍首相をけしかけて、中国包囲網を形成している背景を明らか にする。筆者は、このチェイニーの「日本の罠」に中国が誘い込まれ ていると分析する。(編集部) ■中国軍の近代化は脅威か 米国の封じ込め策に対抗 水陸両用戦力の拡充へ サウスフロント分析チーム 過去20年、中国の軍事費の伸びが軍拡路線として強調され、中国海 軍の海洋進出が覇権主義の代名詞のように中国脅威論として喧伝され てきた。本稿は、米国の太平洋権益を巡って衝突し、南シナ海や東シ ナ海で近隣諸国と領海や領土で係争案件を抱える中国の軍事力が、ア ジア太平洋地域の力の均衡に与える影響力を分析したリポートである。 空母の建造計画と並んで、水陸両用戦力の向上を近代化の2本柱と位 置づけ、米国による封じ込め策の突破を目指す中国の戦略になってい ることを本稿は解説している。中国軍近代化の足跡と軍区の再編、水 陸両用機械化歩兵師団の拡大の意義を踏まえて、本稿は、外交への影 響力も増す一方で、近代化された中国軍の弱点についても冷静に分析 している。(編集部) ■比大統領の対米反乱 タイでも離反の動き 米の支配力後退へ ウェイン・マドセン(調査報道ジャーナリスト) 「イエロー革命」以来、大多数のフィリピン人は次から次へと現れ た親米派の大統領に苛立っていた。こう聞けば、米国との同盟関係に 何の疑問も持たない日本人には訝(いぶか)しがる人が多いかもしれ ない。オバマ大統領に「(我々は米国の)玄関マットではない」と切 り返したフィリピンのドゥテルテ大統領が拍手喝采で民衆に迎えられ る背景にはこうした反米意識がある。タイのプミポン国王の死去以降、 邦字メディアでは延々と国民に親しまれた国王と対照的に凡庸な皇太 子という構図で報道が繰り返されてきた。本稿では、プミポン国王の 前任のアナンダ国王暗殺事件の真相に加え、歴代首相とCIAの関係 が明かされている。筆者によれば、タクシン、インラック両元首相の 支持基盤である「赤シャツ」隊運動に多くの反君主制主義者と反米運 動の支持者がいることをタイ皇太子が承知しており、彼らとの折り合 いが必要だと認識しているという。東南アジアでの米国の支配力(間 接統治)は反米運動によって弱められている。(編集部) ■プーチン訪日の狙いは何か 「国境」の尊重が前提 露米関係改善が最大の目的 ウラジミール・テレホフ(アジア太平洋地域の専門家) プーチン大統領訪日の目的は何か。日ソ共同宣言から60年の今年、 師走に安倍首相の地元山口県を訪問する意図が何なのか様々な議論を 呼んでいる。本稿は、ロシア人専門家の目から見た露米、露中、露日 関係の中で今回の訪日の意義を解説した記事である。次期米大統領は トランプ氏に決したが、大統領選前に執筆された本稿では、大統領選 の結果が訪日にも重くのしかかっていると筆者は言及する。また今秋 の安倍首相の訪米で、クリントン候補との面談を通して米政権に日露 交渉の了解を求めたように、気持ちの上で米国が日露交渉に出席する のが特徴だと指摘する。同時にロシアが日本と険悪な関係にある中国 の立場と懸念を考慮する必要があるという。その上で筆者は、最重要 課題が「主権」や「国境」を踏まえた露米関係の改善にあると強調す る。(編集部) ■黒幕に食い尽くされた ヒラリー・クリントン 教養に欠ける米白人と トランプ大統領の誕生 ジョン・ピルジャー&ジュリアン・アサンジ 8年前にオバマと競った大統領選同様、大本命と言われたヒラリー・ クリントンはまたも泡沫候補に逆転を許して敗れ去った。本稿は、ヒ ラリーの電子メール・スキャンダルなどをリークし続けていたウィキ リークスの創設者ジュリアン・アサンジにジャーナリストのジョン・ ピルジャーが米大統領選の直前に行ったインタビューの記録である。 ヒラリーが個人メールを使わなければならなかったISIS支援とリ ビア戦争への関与とサウジとカタールからの資金援助との関係、ウォ ール街や軍産複合体からなる黒幕がヒラリーを食いつくした実情、F BIがヒラリーに立ちはだかった理由、トランプが逆転勝利を収めた 背景など、赤裸々な米国政治と社会の腐敗をリークした文書をもとに して語りあっている。なおインタビューは、アサンジが亡命中の駐英 エクアドル大使館で行われた。(編集部) ■ホワイトヘルメットの偽装 シリア戦争の被害者は誰か 試される視聴者の判読能力 Moon of Alabama シリアの反体制派支配地域で救援活動してきた民間防衛組織「ホワ イトヘルメット」の姿を邦字メディアで繰り返し目にしてきた視聴者 は多い。この組織の“英雄的な人道活動”が称えられる一方で、アサ ド政権の“非道ぶり”を際立たせる象徴、役回りを担ってきた。今年 9月には第二のノーベル賞と呼ばれるスウェーデンのライト・ライブ リフッド賞を受賞したことが一斉に転電された。本稿は、ホワイトヘ ルメットが伝えてきた救援現場の写真に登場する一連の少女の写真を 検証しながら、その矛盾と偽装の手口を明らかにする。同時に筆者は、 真実の偽装に邁進する既存メディアの報道を鵜呑みにするのではなく、 読者や視聴者自身が情報判読能力(メディアリテラシー)を磨くよう に説く。(編集部) ■暴力と戦うベネズエラ 情報は割愛し操作する 体制転換煽るメディア テレスール ベネズエラに対するメディア戦争は、チャベス政権の14年を経て 17年に及ぶ。マドゥーロ政権の3年間は街頭で右翼の暴力が吹き荒 れ、騒乱の中での総選挙は都市住民の政権からの離反を招き、議会の 多数は右派野党が握ることになった。右翼多数派によって、マドゥー ロ大統領罷免の国民投票が発議されたが、大量の不正署名が発覚し、 裁判所によって無効が宣言された。今回も伝えられるべき様々な重要 な情報が隠蔽され、マドゥーロ政権に対する根拠のない「独裁政治」 「全体主義」キャンペーンが繰り返されている。本稿は、政治への嫌 気を誘う一連の不安定化工作が、1973年のチリの軍事クーデターに至 るプロセスと酷似していることを指摘した上で、体制転換に果たすメ ディアの役割を告発している。(編集部) ◆【北朝鮮】伊藤孝司の平壌日記 ◆【脱原発】山崎久隆(たんぽぽ舎)の原発切り抜き帖 ◆書評 川端俊一『沖縄・憲法の及ばぬ島で−記者たちは何をどう伝 えたのか』(高文研) ★★★購読方法(会員制です) 年12回発行44頁/年会費(購読料)5,000円 全頁カラーのPDF版か白黒の紙版かいずれかを選択。 郵便局の下記振込専用口座にお振込み願います。 加入者名:アジア記者クラブ/記号:00180-4-709267 ★ご連絡:apc@cup.com Created by staff01. Last modified on 2016-11-14 18:22:43 Copyright: Default |