現場から見えてくる「1%のための東京五輪」〜レイバーネットTV放送 | |
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現場から見えてくる「1%のための東京五輪」〜レイバーネットTV放送11月23日(水)のレイバーネットTVはオープンチャンネル企画で、「東京オリンピックおことわりTV・ウラ神宮さんぽ」を放送した。平井玄・五輪やめオの両氏をナビゲーターに、五輪に反対しているアツミマサズミ・いちむらみさこ・首藤久美子・小川てつオの各氏が出演した。開発工事がすすむ明治公園周辺の現地取材映像をまじえて、東京オリンピックがもたらす現実を伝えた。 平井さん、アツミさんは「ブラタモリ」式で「ウラ神宮」からの散歩レポート。「デモのメッカ明治公園がつぶされ、利権の高層ビルがつくられる。くやしい。ここも辺野古と同じ大成建設だ」(平井)。金もうけの主役は大企業とゼネコン、そして利権政治家だ。「オリンピックの大義があれば金は使い放題」。この様子を見ていると「1%のための五輪」であることが、ひしひしと伝わってくる。そして明治公園の野宿者は次々と強制排除された。野宿者であるいちむらみさこさん、小川てつオさんは、恐怖の「追い出し」の実態を語った。 オリンピックが貧乏人を排除して行われていることは、2016年リオ五輪の映像報告で明らかだった。リオでも700件の強制排除があり、弾圧で死者も出ている。反対運動のスローガンは「オリンピックは排除のゲームだ(Jogos Da Exclusao)」だった。 番組のなかで小倉利丸さんは、オリンピックに関する本を紹介。じつは、1964年の東京オリンピックのときから反対の声が上がっていたという。 いったい誰のための何のためのオリンピックなのか? 「オリンピックといえば何をやってもいい。国も企業もやり放題。貧乏人は排除」。そんな現実が進行しているなか、オープンチャンネル「東京オリンピックおことわりTV」は、まだまだ続く予定だ。(レイバーネットTVプロジェクト) *なお番組のテーマ音楽「東京オリムピック」は古川ロッパの1936年作で、1940年は幻の東京オリンピックになった。この音楽も聞き逃せない。 Created by staff01. Last modified on 2016-11-24 15:10:09 Copyright: Default |