東北大学・非正規職員3200人が雇い止めの危機!〜緊急集会開かれる | |||||||
Menu
おしらせ
・レイバーフェスタ2024(12/25) ・レイバーネットTV(11/13) ・あるくラジオ(10/10) ・川柳班(11/22) ・ブッククラブ(10/12) ・シネクラブ(9/1) ・ねりまの会(10/12) ・フィールドワーク(足尾報告) ・三多摩レイバー映画祭 ・夏期合宿(8/24) ・レイバーネット動画 ●「太田昌国のコラム」第96回(2024/11/15) ●〔週刊 本の発見〕第368回(2024/11/21) ●「根津公子の都教委傍聴記」(2024/11/14) ●川柳「笑い茸」NO.157(2024/9/26) ●フランス発・グローバルニュース第14回(2024/10/20) ●「飛幡祐規 パリの窓から」第95回(2024/9/10) ●「美術館めぐり」第4回(2024/10/28) ★カンパのお願い ■メディア系サイト 原子力資料情報室・たんぽぽ舎・岩上チャンネル(IWJ)・福島事故緊急会議・OurPlanet-TV・経産省前テントひろば・フクロウFoEチャンネル・田中龍作ジャーナル・UPLAN動画・NO HATE TV・なにぬねノンちゃんねる・市民メディア放送局・ニュース打破配信プロジェクト・デモクラシータイムス・The Interschool Journal・湯本雅典HP・アリの一言・デモリサTV・ボトムアップCH・共同テーブル・反貧困ネットワーク・JAL青空チャンネル・川島進ch・独立言論フォーラム・ポリタスTV・choose life project・一月万冊・ArcTimes・ちきゅう座・総がかり行動・市民連合・NPA-TV・こばと通信
|
東北大学・非正規職員3200人が雇い止めの危機!〜緊急集会開かれる佐々木有美東北大学の非正規職員3200人が雇い止めの不安にさらされている。改正労働契約法により、2018年4月以降、有期雇用契約が5年を超えた労働者には、本人の申し出だけで、無期雇用に転換する権利が与えられることになった。これを嫌った東北大学は、就業規則を変更して、労働契約の更新上限を5年に定め、これ以上の雇用更新の条件を「常勤職員と同等以上」などと不当に厳格にした。このままでは、非正規職員3200人が2018年春から順次雇い止めに直面してしまう。 こうした状況を阻止しようと、10月11日、参議院議員会館で緊急集会が開かれた。主催は、東北非正規教職員組合・首都圏大学非常勤講師組合・全国大学高専教職員組合(全大教)。国会議員、大学労組関係者など60名が参加した。当事者組合の東北非正規教職員組合事務局の佐藤完治さん(写真下)は、「今まで2回団交をした。雇い止めは違法性が濃厚で、5年上限は、不利益変更にあたると主張すると、大学側はまともな反論ができない。当事者の大学あて署名も1200名近く集まり、全国の支援も広がっている。この闘いは負ける気がしない」と力強く発言。 集会では、大阪大学・神戸大学・河合塾からも、非正規職員の雇い止め攻撃が報告された。多くの国立大学では東北大学と同じような手法で、2018年の無期転換をないものにしようとしている。全大教の長山泰秀書記長は、その背景に、国立大学の当局者が、独立法人化前の公務員制度の発想を引きずっていること、国立大学の教育・研究を支える運営費交付金が削減され続けていることを挙げた。ノーベル賞を受けた大隅良典氏が訴え続けている、基礎研究の危機は、まさにここに起因する。 最後に首都圏の国立大学に非正規で働くシングルマザーの女性が発言した。「東北大で起こっていることは首都圏でも起こっている。5年で雇い止めと言われた。納得がいかず、一人で仲間の職員や大学に働きかけたが、反応がなく落胆していた。東北大のがんばりを知って何かできるのではないかと思った。今日の話を聞いて自分は間違っていなかったと確信した」。一人が立ち上がることからすべてが始まる。 Created by staff01. Last modified on 2016-10-12 11:27:56 Copyright: Default |