辺野古埋め立ての「ケーソン」をつくるな!〜JFE横浜本社前で抗議行動 | |||||||
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辺野古埋め立ての「ケーソン」をつくるな!〜JFE横浜本社前で抗議行動西中誠一郎「辺野古新基地建設用の『ハイブリット ケーソン』をつくるな!」。8月26日の昼過ぎ、神奈川県横浜市に本社がある「JFEエンジニアリング株式会社(代表取締役社長:狩野久宣)」の正門前に、全国各地から70名近くが集まった。 「ハイブリット ケーソン」は、鋼材と鉄筋コンクリートを一体化させた巨大な箱型の構造物で、製造後に海上輸送して設置場所に運び、海底に設置して大量の土砂や砂利を入れて固定化させ、辺野古沖大浦湾の埋め立て工事の護岸整備の土台になる。一基あたり長さ52m、幅22m、高さ24m、重量7400t。この巨大ケーソンが6基「三重県で」製造されるということが、2015年2月に琉球新報で報道された。http://ryukyushimpo.jp/news/prentry-238194.html 驚いた三重県民が地元の市民団体や労働組合、政党等に呼びかけて、昨年4月に「辺野古のケーソンをつくらせない三重県民の会」が結成された。 三重県内には「JEFエンジニアリング(株)津製作所」(旧日本鋼管•津造船所)が所在する。「三重県民の会」は結成翌月、ケーソン製造に反対する要請を同社に行ったが、当初の約束に反して面会も申し入れも拒否されたため、本社社長宛の署名活動を開始した。以来1年余り、三重県内外で署名活動を行い16629筆を集めた(2016年8月20日現在)。この署名用紙を三重県から持参し、担当責任者に提出し、申し入れを行うのが、今回の行動の目的だった。 ◆申し入れ書 「三重県民の会」の呼びかけに、もとむら伸子衆議院議員や岡野恵美三重県議会議員、福島みずほ参議院議員秘書、「辺野古土砂搬出反対全国連絡協議会」の日本各地からのメンバー、全日本造船機械労組の日本鋼管分会、首都圏で辺野古新基地建設や高江ヘリパッド建設に反対する活動に取り組む人々など、多彩な顔ぶれが横浜市鶴見区のJFE本社前に集まった。 しかし2週間前に、「三重県民の会」が署名提出と担当責任者への面談を申し入れていたにも拘らず、「本日は年休取得奨励日です」と書かれた紙があちこちに貼られ、警備員は「社員は休みで、対応できません」の一点張りだった。閉ざされた門前で、警備員に対して総務部への取り次ぎを求めながら、辺野古や高江の状況や各地の取り組みの活動報告、ケーソン製造への抗議アピールが1時間半余り続いた。 「三重県民の会」代表の柴田天津雄さんは訴えた。「五洋建設、清水建設、みらい建設工業の共同企業体がケーソン新設工事を140億円余りで落札したことは分かっています。しかし巨額な公共事業であるにも拘らず、ケーソン製造を受注した会社については情報公開されていません。JFEは沖縄県民が大反対している基地建設と米軍の戦争協力に加担するな!反社会的な会社経営をするな!」。 隣の門でも抗議の声が上がっていた。「辺野古埋め立てに手を貸すな!環境を破壊するな!戦争準備で儲けるな!」。その上の電光掲示板には「ようこそJFEへ/くらしの礎を創る/環境都市の未来を拓く」という文字が繰り返し流れていた。JFEは「横浜ベイブリッジ」などの大型の橋梁技術や、再生可能エネルギー事業などで業界をリードしてきた。「企業理念」として、「地球環境との共存」「社会に開かれた企業」「社会との連携と協調」などを掲げている。「JFEは企業の社会的責任を果たして下さい。沖縄の民意や署名に込められた市民の声を聞いて下さい。私たちは訴え続けます!」 結局、総務部で「ただ一人出勤している」という職員と携帯電話で話せただけだった。門前で申入書を読み上げてから警備員に預け、16629筆の署名用紙は「三重県民の会」が持ち帰ることになった。 申し入れ行動後、場所を移して交流集会が行われた。全国各地での土砂搬出粗止や、ケーソン製造反対、大成建設や五洋建設など辺野古新基地建設の受注企業への抗議活動の全国での広がりが、辺野古新基地建設の阻止のために不可欠だ。 ◆辺野古埋め立て用土砂採取計画の撤回を求める署名(URLをコピー&ペースト) ◆「JFEエンジニアリングは沖縄辺野古基地のケーソンをつくるな!」署名(URLをコピー&ペースト) ◆「Stop! 辺野古埋め立て」 Created by staff01. Last modified on 2016-08-31 14:34:48 Copyright: Default |