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日本原電の姿勢に怒り心頭!〜六ヶ所ピースサイクルin東海村行動
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日本原電の姿勢に怒り心頭!〜六ヶ所ピースサイクルin東海村行動

     吉野信次

 お元気でお過ごしでしょうか。遅くなりましたが、8月19日に行われた六ヶ所ピースサイクルin東海村行動の報告をします。

▼21名が参加した東海村行動

 前日までの雨天続きが19日だけは雨天になりませんでした。JR東海駅前に集合した仲間は21名(3名は電車の人身事故で遅れる)でした。10時30分から簡単なミニ集会が開催されました。早くから来て自転車の準備をする仲間が5名。とても目立つ装備となりました。東海村行動事務局から、一日行動の流れが紹介され、特に午後の日本原電(株)の対応が厳しいこと。申し入れ行動が、会議室がふさがっていることを理由に敷地内で立ったまま強行されること。東海村村議の阿部さんから、6月3日に明らかになった廃棄物処理棟から750リットルの放射性物質漏えい事故に対する茨城の脱原発の仲間たちの申し入れ行動と抗議行動が紹介されました。最後に、六ヶ所に向かう自転車隊の橋本さんから決意の表明がされました。

▼東海村役場の脱原発の姿勢が大幅に後退

 昨年の申し入れ行動から、村長が村上さんから山田さんに代わり、「脱原発をめざす首長会議」にも参加できない姿勢が明らかになっていましたが、今年は脱原発の姿勢が大幅に後退していることが誰にも分かるようになりました。6点の質問に回答をいただき、質疑をしましたが、各質問の回答を通じて、役場・村長が村民の立場に立って原電に対応しておらず、事業者側に立って回答し、微塵も危機感を持っていないことが明らかになりました。

▼日本原電の姿勢に怒り心頭!

 昼食後、いわきに向かう自転車隊が出発。27日六ヶ所村役場に到着するまで9日間の走破です。見送った後、日本原電に向かいました。昨年は、ゲート前で押し問答を繰り返し構内に入れませんでしたが、今年は敷地内に入るためにゲート前での制約条件をクリアーして構内に入りました。しかし、「会議室は5名までしか入れないので、代表5名に絞って欲しい。全員の参加では屋外しかない」との対応で、ゲート右側の狭い場所で立ったまま質問書の回答がされました。45分間、蒸し暑いなかで質疑がされました。8点の質問書に対して、地域共生部の矢沢さんが回答、一問の回答後に、その都度質疑がされました。
 日本原電は、電力各社が出資して、日本で最初の原発を営業した企業です。地域の電力会社と違って、市民との向き合い方が横柄です。さらに「3.11」フクイチ原発事故は、他人事で、東電等との対応と全く違います。廃炉事業について質問しましたが、再稼働だけの対応で、廃炉に向けた市民への情報発信はほとんど出来ていません。空いている会議室がないことに対して、今年は6月23日に申し入れ書を提出しているが、日程が確定できるのは3月初めなるので、来年は3月初めに申し入れをするので会場の確保を確実にして欲しいと要請。すると、早く申し入れられてもピースサイクルの評価があるので、約束できないとの回答、参加者は呆れたり、怒り心頭となりました。これが日本原電の対応です。

▼住民との交流

 近くの白方コミセンで3名の村民との交流会を開催しました。原電の対応について聞くと、原電の対応はいつも悪くて、この状況を変えて行きたいとのことでした。そのために、ピースサイクルとして、昨年、今年の対応を踏まえて「抗議の申し入れ」をすべきだとの提案も出され、対応することにしました。
’  原電は、「3.11」時点での「危機一髪」の大変な状況について、最近になって「危機一髪」ではなかったと否定しだしたこと。過酷事故などの避難計画についても、再稼働ありきで対応が遅れていること。現在、茨城県内の脱原発運動では、「東海第二原発の『安全協定見直し』を支持する署名」と「東海第二原発の『20年延長申請』に反対する署名」運動に取り組んでいるので協力して欲しいとの提案を受け、私たちも取り組むことにしました(第二次署名集約年内)。
 こうして、一日行動の東海村行動は終了しました。参加者のみなさま、お疲れさまでした。


Created by staff01. Last modified on 2016-08-24 13:21:16 Copyright: Default

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