保育士の夢うばう安倍政権！〜ティーンズソウル国会前抗議レポート
木下昌明
いま安倍首相は連休中を利用して、欧州各国を飛びまわり、華やかなパフォーマンスをくり広げている。それを新聞各紙・テレビニュースの一面を飾っている。安倍首相は参院選の「7月劇場」に向けてアピールしているのだ。
5月6日金曜日、この夜も官邸前と国会前で反原発と安保反対の２つの抗議行動がおこなわれた。国会前では、高校生のグループ「T-ns SOWL（ティーンズソウル）」が、「憲法守れ」の声を上げつづけた。「萎縮しない」「なめんなよの精神を」の新しいプラカードも目についた。
リーダーの高校生（写真上）は、「野党共闘が目的じゃない。野党が協力して安倍政権を倒すことが目的です」と訴え、それなのに野党の中でぎくしゃくしていることを批判し、「もっと野党に対しても厳しい目でみていくことが必要です」とスピーチした。
また、男子高校生のそらくん（写真上）は「自分は保育士になることが夢ですが、待遇がよくなくて悩んでいます。生活できるかどうか心配」と保育士という職業の窮状を訴えていた。「それなのに国会議員は、自分たちの月給をこんど26万円も上げようとしている」と。
一晩、雨がふりつづいた。反対側の歩道では数人の右翼が騒ぎ、警官が取り囲んでいた。前回より報道陣は少なかった。萎縮しない！ せめぎ合いはつづく。
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