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「週刊金曜日」ニュース:大学と戦争
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  <<『 週 刊 金 曜 日 』 メ ー ル ニ ュ ー ス >>      2015.11.20
_________________________________________________________『週刊金曜日』

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┃朝日新聞書評欄で紹介されました┃
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    私の1960年代 [山本義隆:著]

       http://www.kinyobi.co.jp/publish/001792.php  
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                                        <http://www.kinyobi.co.jp/>

 【1】注目の記事
 【2】編集長コラム
 【3】次号予告
 【4】近刊のご案内
 【5】イベントのご案内
 
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 【1】注目の記事


■大学と戦争


●理工系にとっての戦争
日本の科学技術
山本義隆

戦争法案強行採決への批判をそらすためか臨時国会を見送った安倍政権。「戦争ができる
国」へ
の準備は着々と進められている。「人文系不要論」にはじまる、政府の理工系重視の政策
もその
一つ。科学史家の山本義隆さんが繙く日本における、ときの権力と科学者の関係から見え
てくる
ものは。


●「軍事利用に対する憂慮」も出た「安保法制」
理系大学からみた反対理由
室蘭工業大学
東京工業大学
東京農工大学
東京理科大学
京都工芸繊維大学

「安保法案」が国会で審議されている最中、「安全保障関連法に反対する学者の会」が発
足。そ
の声明や賛同署名に呼応するかのように、全国の教職員、学生、卒業生たちによる、法案
への反
対・抗議の声明やアピールは、各地の大学に燎原の火のごとく広がった。ここに掲載した
のは、
そのなかでも“理系”大学からの声明・アピール文の一部です。誌面の関係で全文の掲載
が難し
いため、編集部の責任で、その一部を引用・掲載しています。全文については、それぞれ
のホー
ムページを参照してください。

※「安全保障関連法に反対する学者の会」のサイトには、これらを含めて、全国の「各大
学の取
り組み一覧」が掲載されているので、ぜひ、そちらも参照してください。
URL http://anti-security-related-bill.jp/link.html


●「自由と平和のための」幟にのせたメッセージ
戦争法制反対“しんがり”は「東京藝大有志の会」だった。
薄井崇友

もともと個々人はバラバラ。自由人の集まりと評される東京藝大。だが今回は、それを認
め合い
、違いを尊重し合ったうえで、一つの目的のために繋がった。表現の自由を守るため「安
倍強権
政治」打倒。


●東京理科大理事長交代の背景にあるもの
これで「世界の理科大」をめざすのか
本誌取材班

今年9月、突然の理事長交代をめぐって、東京理科大学が揺れている。背景には、理系私
立大学
の経営手法をめぐる意見の相違があるとされるが、名門理系大学の科学研究をめぐる実態
も浮上
。将来に暗雲を投げかける。


●まぼろしのノーベル賞 東北大学“井上合金”事件〈上〉
「カラ実験疑惑」
三宅勝久

ノーベル賞にわく日本。科学技術立国を喧伝する政府。しかし威勢のよい掛け声とは裏腹
に日本
の大学の国際的評価は日々下降している。何が起きているのか。東北大学で起きたある「
論文不
正」事件を検証・報告する。



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 【2】  編集長後記


 10月9日号の書評で石井千湖さんが紹介したことで知ったミシェル・ウエルベックの『
服従』を読んでいた折り、11月13日にフランスで同時テロが起きた。『服従』では極右政
党に対抗するため社会党とイスラム政党が手を組み、イスラム政権が誕生する。政権は国
民を豊かにする一方で個人主義や自由という近代フランスいやヨーロッパ的イデオロギー
を脱臼していく。ノンポリの主人公の視点で物語られる近未来小説だ。

 今回犯行声明を出したIS(イスラム国)とイスラム社会の間には線を引き整理する必
要があるが、そう捉えない人も多いだろう。結果、現実世界においては小説とは真逆にイ
スラムや難民流入に対抗するために排外的な極右政党が反動的に支持を集める可能性が高
まったのではないか。

 日本は大量破壊兵器がないにも拘らず政治的な直感のみでイラク攻撃に加担した。その
罪を不問にするためにも、自公政権は軍事協力外交を進めるだろう。もはや、ノンポリこ
そ考えなければいけない時代になっている。(平井康嗣)


(過去の編集長後記はホームページでどうぞ)
 [編集長後記]はこちら↓
 http://www.kinyobi.co.jp/henshucho/


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 【3】11月27日(1065)号予告

緊急特集
 パリ同時多発テロがもたらすもの

美化されるフランスの軍事攻撃
日本国内のテロ対策と治安強化


「難民の生存権」と向き合うドイツの市民社会


「タカタ製エアバッグ問題」で姿の見えない自動車メーカー

安倍内閣、臨時国会召集見送りへ? 憲法違反を認めてはならない  南野 森


まぼろしのノーベル賞(中)
東北大学「井上合金」事件「三本の疑惑論文」    三宅勝久


最底辺に潜り込み庶民の心情を唄にした演歌の祖 よみがえる唖蝉坊 
土取利行×鎌田慧
絶大な人気を誇った親子二代 中村敦

「慰安婦」報道と『産経新聞』
第4回 訂正とおわび 植村隆

伝説の映画『追悼のさわまき』松井良彦監督インタビュー

【強力連載】
それでもそれでもそれでも 齋藤陽道
初めて老いった!?    石坂啓
新・政経外科             佐高信
メディア一撃      岩本太郎
世界一下世話なラブレター 佃野デボラ
俺と写真                 本多勝一
新宿2丁目ブルボンヌママの「虹の向こうへ」
風速計          田中優子


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 【4】近刊のご案内  http://www.kinyobi.co.jp/publish/index.php


★ 1★9★3★7(イクミナ)

著者:辺見庸 2300円+税 四六上製 384頁
ISBNコード:978-4-86572-006-8
http://www.kinyobi.co.jp/publish/001824.php

ニッポンジンはなにをし、なにをしなかったのか?
おどろくべき「獣性」と「慈愛」をつないだ天皇。閉じられた記憶の棺をこじあけたら、
おどり
でてきたものとは?歴史にわだかまる大いなる恥と責任を体内深くに問い「1★9★3★
7」(
イクミナ)から今日まで、連綿とつづく「ニッポンの妖気」を射る。

(目次)
いま記憶の「墓をあばく」ことについて
序 章 よみがえる亡霊
第一章 屍体のスペクタクル
第二章 非道徳的道徳国家の所業
第三章 かき消えた「なぜ?」
第四章 静謐と癇症
第五章 ファシストと「脂瞼」
第六章 過去のなかの未来
第七章 コノオドロクベキジタイハナニヲ?
終 章 未来に過去がやってくる
あとがき



★「戦後」の墓碑銘


著者: 白井聡 1400円+税、四六並製 296頁
ISBN:978-4-86572-005-1
http://www.kinyobi.co.jp/publish/001805.php

「戦後」の断末魔=安倍政権を歴史の屑籠に叩き込め!

「永続敗戦レジーム」という構造を歴史的、社会的、精神的に暴露し、生起しつつある新
たな民
主主義革命のヴィジョンを示す必読のテキスト。

「追い詰められているのは、われわれの方ではない。奴らの方が追い詰められているので
ある。
ゆえに、問題はいまや奴らに勝てるかどうかではない。すでに勝利は確定している。真の
問題は
、この勝利からどれだけ多くのものを引き出せるのか、ということにほかならない」(政
治学者
)白井聡



★私の1960年代

著者:  山本義隆 2100円+税、四六並製・368頁
ISBN:  978-4-86572-004-4
http://www.kinyobi.co.jp/publish/001792.php

元東大全共闘代表が、これまで一切語ることのなかった「安田講堂占拠事件」「ベトナム
反戦運
動」そして「原発問題」等々、平和への思いを綴る歴史的書物!

「回顧談のようなものを公にする気にはこれまでなかなかなれなかったのですが、196
0年の
安保闘争からの歩みと経験を活字にすることは、今の時代に合って、それなりに意味があ
るので
はないかと、自分に言い聞かせて承諾しました。」
2015年安保闘争の渦中で──
元東大全共闘代表 山本義隆




★『週刊金曜日』臨時増刊号 特別編集「戦争への不服従」(2015年9月14日号)

http://www.kinyobi.co.jp/publish/001782.php
サイズ:AB版 84ページ 定価:700円(税込)雑誌コード:22936-9/14

いまこそ平和を護るたたかいを!
多くの市民が反対の声を上げるなか、「戦争法案」は衆議院の強行採決を経て、参議院で
も可決
されようとしている。集団的自衛権を核心とする同法案は憲法9条違反であることは明白
だ。国
際社会の理想にも逆行する。日本を武力行使ができる「戦争をする国」に戻す狙いはなに
か。沈
黙の「戦争協力者」になることに抗い、本書はさまざまな原論人や表現者が結集する非戦
のため
の統一戦線となった。緊急出版をし、世に問う。

〈主な内容〉
★グラビア「言うことを聞かせる番だ、俺たちが!」
写真・島崎ろでぃー 文・雨宮処凛 
★〈対談〉高橋哲哉×辺見庸   「1★9★3★7」が予言する日本の戦争
★国際的な連帯へ 戦後史でも類例のない運動の広がり    中野晃一
デタラメ政権を待ち構える100万人デモと違憲訴訟     横田一
戦争法案と若者                     西牟田靖+本誌取材班
歴代首相の集団的自衛権違憲論              成澤宗男
すべての元凶は「日米同盟」にあり              孫崎享 
特需期待にほくそ笑む軍需産業                宮?信行

〈対談〉 小林節×佐高信    安倍首相の採点結果は0点
〈座談会〉白川勝彦×宮?学×佐高信 政教一致体制で個人の自由は二度死ぬ  
二見伸明・元公明党副委員長に聞く 「世俗的利益は捨てて問題に向き合え」 
石川健治・東京大学教授に聞く    戦争法制で日本から立憲主義がなくなる
天木直人インタビュー       "ワシントンの威を借りる"外務省の歪な体質
坂田雅裕、宮?礼壹・元内閣法制局長官インタビュー やっぱり集団的自衛権は違憲だ  
菅原文太・最後の講演禄   「百姓はかつて生きることに積極的だった」その他

○増刊号は書店のみの発売です。定期購読には含まれませんので最寄りの書店でお求め下
さい。
※★以外のものは、本誌掲載記事の再録で構成しました。
※音訳版も発行します。



┃Kindle版┃どうする? 親の介護

太田佐恵子:著 購入価格:300円
http://www.kinyobi.co.jp/publish/001763.php

いつの時代でも、子にとって心配なのは「親の介護」のことですよね。
今は元気でいても、いつか「Xデー」はやってくる。
……やっぱり子が介護しないといけないんだよね?
介護っていくらかかるの? 仕事と家庭と介護、両立できるのかな?
仕事辞めないと無理かしら? かといって仕事を辞めちゃうと収入が……。
親の介護は子世代の人生設計にもからんでくる問題だけに、悩みはつきませ
ん。
そんな悩める子世代に、どう解決すればいいのか、どんな解決方法があるの
か、
長年、遠距離介護問題に取り組んできた太田さんが贈るアドバイス。
介護に直面している人、これからの介護の備えたい人、双方におすすめです。



┃Kindle版┃お金のギモン! 何で私に聞くんですか?

斉藤賢爾:著 Kindle 購入価格:300円
http://www.kinyobi.co.jp/publish/001727.php

著者の斉藤賢爾さんはビットコインに代表されるデジタル通貨の専門家。
ですが、本書はビットコインの解説本ではありません。
お金や経済についての素朴なギモンに、斉藤さんが答えます。
「今こそが物々交換の時代の始まり」「狩猟採集時代が復活する」──
と語る斉藤さんの回答は謎だらけ。
お金とテクノロジー、そして人間と社会の関係について考察した1冊です。



★反知性主義とファシズム

著者:  佐藤優・斎藤環 1400円+税、四六並製・264頁
ISBN:  978-4-86572-002-0
http://www.kinyobi.co.jp/publish/000493.php

知の怪物と気鋭の精神科医がカルチャー(AKB、村上春樹、宮崎駿)から
反知性主義がはびこる日本社会を読み解く。振り幅の大きい対談は
ファシズムよりも恐ろしい状態を私に示唆する。

「知的に興奮する対談だった。斎藤環氏と話していると、
既視と未知の感覚が私の心の中で交錯する」(佐藤優)
「本書の最大の読みどころは、佐藤さんと私の意見が
もっとも対立した『風立ちぬ』論でしょう」(斎藤環) 


★絶望という抵抗

著者:  辺見庸・佐高信 1500円+税、四六判上製・208頁
ISBN:  978-4-906605-99-6
http://www.kinyobi.co.jp/publish/000490.php


「人間はここまでおとしめられ、見棄てられ、軽蔑すべき存在でなければならないのか」
──辺
見庸

侵略という歴史の無化。軍事国家の爆走と迫りくる戦争。人間が侮辱される社会・・・。
二人の
思索者が日本ファシズムの精神を遡り、未来の破局を透視。誰かが今、しきりに世界を根
こそぎ
壊している。日本では平和憲法を破棄しようとする者が大手を振っている。
喉元に匕首を突きつけて私たちは互いに問うた。なぜなのだ?あなたならどうする?呻きに
も似た
、さしあたりの答えが本書である。 


★新・買ってはいけない10
著者:  渡辺雄二、1200円+税、A5判並製・208頁
ISBN:  978-4-906605-98-9
http://www.kinyobi.co.jp/publish/000487.php

必要じゃないものを買わされていませんか?
超便利な「食品添加物事典」がついています!

主な内容
第1章 「買ってはいけない」
・めでたい正月も地獄になる!? 安全・安心を求めたい「おせち料理」
・増粘多糖類に要注意、調味料の進化系「ぽん酢ジュレ」
・保存料・着色料不使用でも添加物の多さがマイナス「セブン-イレブンのお弁当」
・「スクラロース」の危険性、そろそろ真剣に考えませんか
・なんでこれがトクホなの?大いに疑問「キリン メッツコーラ」
・体に悪いものも入っている「乳酸菌飲料」
・「エナジードリンク」って何がエナジー?
・過信するべからず「二日酔い防止ドリンク」
・「見た目はミネラルウォーター」。しかしその実態は……!?
・熱中症の不安につけこむ「熱中症対策ドリンク」
・カラメル色素に注意しよう「ノンアルコールビール」
・「美白化粧品」危ないのはロドデノールだけなのか?
・風邪をひいたら飲んではいけない「風邪薬」
・ペットの健康を害する「ペットフード」
・ペットの体に農薬をつける「ペット用ノミ取り」グッズ
このほか「フロッシュ」、「ウィルス除菌製品」、「ボディシート」、「制汗ウォーター
」、「

ゼオライト入り歯磨き剤」等、話題の商品を取り上げます。

第2章 すごく役立つ!食品添加物事典 



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 【5】イベントのご案内


★11・22 森達也講演会
1部:おしどりケン&マコ/趙博ほか 12時45分〜14時半
2部:森達也講演 15時〜17時  特別ゲスト:金城実
     
日時:11月22日(日)開場12時 終演17時半
場所:大阪・阿倍野区民センター大ホール
      (阪堺上町線/地下鉄谷町線「阿倍野駅」3分)
参加費:事前参加協力券1000円(080−3119−7074まで)
問合せ:FAX06−6763−0211(コラボ玉造)
主催:実行委員会
協賛:『週刊金曜日』



★アジア・フォーラム横浜第22回証言集会
「日タイ戦争が暴く、アジア・太平洋戦争の本質」
   証言:瀬戸正夫 講演:?嶋信欣

日時:12月5日(土)17:45〜20:30(開場17時半)
場所:かながわ県民サポートセンター2Fホール(横浜駅西口5分) 
参加費:1000円(大学生以下無料)
問合せ:090−9346−5884(吉池)
主催:アジア・フォーラム横浜
協賛:『週刊金曜日』


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 ※ このメールへの返信はできません。
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┃発 行  株式会社金曜日                                        ┃
┃     〒101-0051 東京都千代田区神田神保町2-23        ┃
┃            アセンド神保町3階            ┃
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┃編集部   mailto:henshubu@kinyobi.co.jp                         ┃
┃業務部   mailto:gyomubu@kinyobi.co.jp                          ┃
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