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たんぽぽ舎メルマガ NO.2671〜高浜原発動かすな! 緊急抗議行動に100名弱
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たんぽぽ舎です。【TMM:No2671】
2015年12月24日(木)地震と原発事故情報−5つの情報をお知らせします
                                転送歓迎
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   ☆  福井地裁の「仮処分決定取り消し」に抗議する  ☆
       高浜原発動かすな! 緊急抗議行動に100名弱

           柳田 真(たんぽぽ舎、再稼働阻止全国ネットワーク)

 東京日比谷の関西電力東京支社前で、24日(木)夕方、緊急の抗議集会が
100名弱の参加で開かれた。主催は、「再稼働阻止全国ネットワーク」。
 スローガンは、福井地裁の「仮処分決定取り消し」に抗議する!、
高浜原発動かすな!−でした。
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★1.福井地裁の「差し止め仮処分の取り消し」(異議審決定)に抗議する
   高浜原発再稼働強行に政府も事業者も手段を選ばず
   差し止め仮処分の却下に対する抗議声明         たんぽぽ舎
★2.『近藤誠さんの遺志を継いで』
                        12月20日(日)近藤誠さんを偲ぶ会
★3.関電前、経産省前、官邸前、国会前、希望のエリア、
   響く「原発いらない!再稼働反対!」そして今回もサンタ登場!
   12月18日第176回金曜官邸前・国会前抗議行動の報告
                             にしざきやよい (たんぽぽ舎ボランティア)
★4.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
  ◆1/30福島原発刑事訴訟支援団 発足のつどい
   【呼びかけ人】石丸小四郎、海渡雄一、鎌田慧、河合弘之、神田香織、
          佐藤和良、添田孝史、広瀬隆、満田夏花、水戸喜世子、
          武藤類子、保田行雄
★5.新聞より
  ◆戦場に送るな!    鎌田 慧
       (12月22日東京新聞朝刊27面「本音のコラム」より)
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※12/25(金)関西電力東京支社抗議行動 高浜原発再稼働やめろ!
 日 時:12月25日(金)17:30より17:45
 場 所:富国生命ビル前(地下鉄三田線内幸町駅A7出口すぐ)
   呼びかけ:たんぽぽ舎
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※12/25(金)首相官邸前抗議−第177回
   高浜原発3、4号機について24日福井地裁が運転を認めない差止め仮処分を取り消す
。「安全性が確保されていない」とされた原発をなぜ動かそうとするのか。無責任に「責
任」「安全」と言葉だけを繰り出す安倍政権に猛抗議を!
 日時:2015年12月25日(金)18:30から20:00
 場所:首相官邸前、国会正門前
 呼びかけ:首都圏反原発連合(たんぽぽ舎も参加・構成団体)
      当日の詳細は http://coalitionagainstnukes.jp/ を参照
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┗■1.福井地裁の「差し止め仮処分の取り消し」(異議審決定)に抗議する
 |  高浜原発再稼働強行に政府も事業者も手段を選ばず
 |  差し止め仮処分の却下に対する抗議声明
 └──── たんぽぽ舎

◎ 関西電力高浜原発3、4号機の再稼働差し止めを命じた福井地裁の仮処分決定を不服
として、関電が申し立てた異議申立について福井地裁(林潤裁判長)は24日、再稼働を認め
る決定(差止仮処分の取り消し)を行った。これで2基は法的に再稼働が可能な状態になっ
た。
◎ すでに西川福井県知事は今回の決定を知っていたかのように司法判断も待たず、22日
に再稼働に同意している。これで再稼働への手続きは完了したとして、関西電力は核燃料
の装荷を開始する。
 しかし30キロ圏内の自治体、滋賀県や京都府の自治体の意見は無視されたまま高浜町長
や福井県知事だけで決める行為は誤りである。3.11以後の日本では立地自治体や県だ
けで是非を決めることはできないというのが福島第一原発事故の教訓である。仮処分決定
の意義は、そこにもあった。
◎ 仮処分は昨年12月に、原発が再稼働された場合「人格権を侵害される具体的危険性が
ある」として申し立てた。これに対して4月14日に福井地裁(樋口英明裁判長)は関電の安
全対策の不備や規制委の新規制基準の不合理性を指摘し、再稼働差し止めを命じる決定を
出していた。これに対して関電が異議を申し立てていた。
 差止の仮処分とは、本訴訟では判決確定までに時間が掛かりすぎ、原告の権利が守れな
いと判断されたときに、暫定的に行われる手続きである。その判断を一旦下した同じ裁判
所で覆えすことは、二重の権利侵害になる行為である。
◎ これと同時に大飯原発3、4号機の差止仮処分の決定も却下された。こちらは福井地
裁で5月21日「関西電力大飯原発3、4号機の運転差し止め」を命じる判決をくだしてい
るので、決定と判決が逆転してしまっている。
 「生存を基礎とする人格権が公法、私法を問わず、すべての法分野において、最高の価
値を持つとされている以上、本件訴訟においてもよって立つべき解釈上の指針である」と
は、判決の理念だが、差止決定も同じ考え方に立つべきであった。
◎ これらの決定は、いずれも国の原発推進の方針(行政の意思決定)が、裁判所の判断(
司法の意思決定)を変更させるものである。三権分立は権力が一つの機関(政府)に集まる
ことにより権利の濫用を防ぐための仕組みだが、今の政府は権力を集中して行政、立法権
を一本化しつつある。これに司法権をも加えた権力集中をもくろんでいる。すなわち立憲
主義の根幹を破壊している行為だ。
 差止決定を出した樋口裁判長を神戸家庭裁判所に異動させ、新たに3名の判事を着任さ
せての逆転決定である。狙いは差し止め判決と決定を覆そうという魂胆だった。
◎ 政府により原発再稼働を最優先する行為は、次の原発事故を引き寄せる行為に他なら
ない。
 私たちは、これからも粘り強く運転をさせない取り組みを続けていく。


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┗■2.『近藤誠さんの遺志を継いで』
 └──── 12月20日(日)近藤誠さんを偲ぶ会

◎1945年8月6日。
 広島で原子爆弾が炸裂し、一瞬で全てが破壊しつくされてしまいました。現在の町の姿
からは想像することもできません。けれども瀬戸内海を隔てた愛媛県にはキノコ雲を見た
という人や、被爆してふるさと愛媛に帰られた方々がおられます。熱線と爆風、放射能の
地獄を生きのびた人々は、後遺症とたたかいながら「二度と戦争をしてはいけない。核兵
器を使うようなことがあってはならない。核と人類は共存できない」と訴え続けておられ
ます。
◎ それでもなお「核の平和的な利用」だと原爆から原子力開発と言い方をすりかえて、
国策として原発が作られ動かされてきました。
 いまや日本には広島原爆の90万発分の放射性廃棄物(死の灰)がたまっています。そのな
かのプルトニウムは数キログラムもあれば核兵器に転用されてしまいます。
 この核のゴミはこれから10万年間という気が遠くなるほど長期の管理をしなければなり
ません。けれどもその処分地も処分方法も決まっていません。さらに原発はひとたび事故
が起きて暴走を始めれば、広大な範囲に半永久的に放射能汚染の被害が及びます。
◎ 私たちの先輩方は原発が建てられるのを必死で止めようとしました。四国で唯一の原
子力発電所、四国電力伊方原発が造られようとしたとき、伊方町を中心にした住民たちは
「核と生命は共存できない。子孫に禍根を残さないために原発を止めることがいま生きる
大人の責任」と立ち上がりました。
 その多くは既に亡くなられましたが、40年以上たったいまでも当時のことを話して下さ
る方がいらっしゃいます。わら草履をはき乳飲み子を抱いて、山を越え谷を下って延々と
役場まで歩いたこと。豆のおにぎりをつくって出かけたこと。恐ろしい思いをふりきって
冷たい地面に座りこんだこと。大変なご苦労をもいとわず反対し続けて下さった方々は、
あとに続く者たちをおもんばかって、後のち悲惨なことが起きないようにとの一心であら
れたと思います。
◎ にもかかわらず、2011年3月11日、それまで「絶対に起こらない」と言われてきた深
刻な原発事故が現実に起きました。東京電力福島第一原発原発の炉心溶融事故は今も続い
ており、東日本では放射能汚染で地域社会が崩壊し、壊滅し、住めない国土を作ってしま
いました。
 被害を受けた人々の避難生活と苦しみには終わりが見えません。毎日、何千人もの人々
が被ばくを強いられながら収束作業にあたっています。いつまで続けなければならないの
か、いつまでもちこたえられるのか、誰にも分かりません。でも全てが私たちの後の人々
に重くのしかかっていくことだけはまちがいありません。それなのに国は川内原発を再稼
働させ、続いて伊方原発や高浜原発を動かそうとしています。
◎ 広島、長崎、チェルノブイリ、そして福島は「核の平和的な利用」などまやかしであ
ること、私たちや子孫の未来への希望を奪ってしまうことをはっきりと示しました。私た
ち人類は許されない過ちを何度もくり返してしまいました。
 福島の悲惨な現実を生きているいま、一筋の救いと希望の光は大勢の人々が過ちに気づ
き、もうくり返すまいと立ち上がっていることです。
 伊方のとなりの八幡浜市では、再稼働について住民投票を求める署名活動が取り組まれ
、有権者の3分の1を超える1万1175筆が提出されました。
 伊方町では、再稼働の賛否を問うアンケートで1426軒の町民のみなさんのご協力を得て
、反対が過半数を超えました。
 さらに福井地裁は、高浜原発の運転差し止めの仮処分を決定しました。その判決文では
伊方裁判の最高裁判決が引用され、原子力規制委員会の新規制基準が緩すぎることが指摘
されました。たとえ国策といわれようとも屈することなく住民たちが貫き通した信念が時
空を超えて生きていることが歴史的に証明された瞬間でもありました。
◎ 伊方の地で、最期まで反原発を訴え続けた近藤誠さんは「声をあげ続けないかんよ。
やめたらいかん。」と、ことばを遺されました。伊方原発が造られるまえから半世紀近く
にわたって続く、圧倒的大多数の地域住民の声、願いはひとつです。伊方原発を動かさな
いで下さい。もうこれ以上、核の被害で苦しめないでください。国や県が原発廃炉を決断
するまで、私たちは声を上げ続けます。
 いま声を上げることができないこれから10万年後に生まれてくる子々孫々のぶんもあわ
せて何度でも訴え続けます。
 そしてかならず伊方を止め、廃炉にすることをここに宣言いたします。
                   2015年12月20日
                   近藤誠氏追悼集会 参加者一同


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┗■3.関電前、経産省前、官邸前、国会前、希望のエリア、
 |  響く「原発いらない!再稼働反対!」そして今回もサンタ登場!
 |  12月18日第176回金曜官邸前・国会前抗議行動の報告
 └──── にしざきやよい (たんぽぽ舎ボランティア)

◯ 関電前は、まばらに人が行き交う、ビラを受け取る人は、少ない。それでも、集団の
前の人が受け取ると続く人も受け取って行く、つい受け取ってしまった人も、「読んで、
興味を持ってね」と、思いながら、後ろ姿を見送る。
 年内も押し詰まり、残業の人も多いのか、富国生命ビルの窓々は光々と明かりがついて
いる。残業ですね、皆さん。ちょっとお騒がせですが、今日もコールいたします。
 「原発いらない」「電気は足りてる」ですよ。ホント、もう何度も言わせないで下さい
よ。関電さん。
◯ で、経産省前、ここでは、「福島第一原発事故は、終わってない!再稼働より、事故
収束!」お役人さん、耳にタコでタコ大っきくなり過ぎて聞こえないですかね。では、今
少しボリューム上げましょうかね。双葉町のお母さんの声、聞こえてますか、怒りと悲し
みで、震えますよ。マッタク!エエカゲンニセイヤ!ってかんじ。
◯ さて、今日もサンタさんが、官邸前・国会前・希望のエリアに出没、脱原発チョコレ
ートを配ってました。大好評で、みんなチョコをほおばって、
ハッピー(^.^)。
 先週の国会前は、銀杏の落ち葉が道路を埋め尽くして、街路灯に輝く、鮮やかな黄色い
絨毯のようだったのに、今日は車に踏まれ、埃っぽい黄土色。初雪は暖冬で遠く、次にこ
の路上が輝くのは何時だろう。この霞ヶ関だって時折、凄く美しい時が有るんだ。月の夜
、雪の夜、新緑の夜、紅葉の夜、シンとした都会の静寂、いつか静かな静かな国会前で、
雲間の満月を見上げて美しいねって言える日が来ると良いね。って、ワタクシだって、タ
マには詩的に行く時だってありますわ。
◯ 25日は今年最後の官邸前、「美しい」と心から言える日が、来るように。
一緒にコール納め!今年最後の官邸前抗議で、お待ちしておりますわん(^.^)


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┗■4.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
 └──── 

 ◆福島原発刑事訴訟支援団 発足のつどい

 東電元幹部を強制起訴!福島原発事故の真実と責任の所在を明らかにする
この刑事裁判は、原発社会に終止符を打つ、非常に重要な裁判となります。
 この裁判の行方を見守り支えるために「福島原発刑事訴訟支援団」を
立ち上げます。
  詳しくは告訴団ブログ「お知らせ」ページをご覧ください。
  http://kokuso-fukusimagenpatu.blogspot.jp/p/blog-page_88.html

     福島原発刑事訴訟支援団「発足のつどい」
 2016年1月30日(土)14:00より16:30
 東京都 目黒区民センターホール
 主 催:福島原発刑事訴訟支援団準備会
 連絡先:080−5739−7279(福島原発告訴団)
 【呼びかけ人】石丸小四郎、海渡雄一、鎌田慧、河合弘之、神田香織、
        佐藤和良、添田孝史、広瀬隆、満田夏花、水戸喜世子、
        武藤類子、保田行雄(50音順)


┏┓
┗■5.新聞より
 └──── 

 ◆戦場に送るな!    鎌田 慧

  本紙でも報道されたが「自衛隊を戦場へ送るな!」集会は、憲法違反の「戦争法」強
行採決3ヵ月目に、東京都北区で開催された。とにかく、派兵反対の世論をひろげ、「出
兵」を止める運動を全国へひろげる、その最初の集会だった。1300人の会館に2200人が集
まり、第二会場もあふれ、帰った人が多かった。
 97年前、1918年8月、日本軍は米軍とシベリアへ出兵した。ロシアの混乱に乗じて東シ
ベリアを支配しようとする野望だった。10億円の戦費を費やし、3500人の戦死者をだして
撤退した。愚かである。
 「米よこせ」米騒動の時代だった。社会不安に備えて警官が増強されていた。それでも
、シベリア出兵反対の世論が強かった。日本政府はいわば「有志国連合」のいいなりにな
って「出兵」した。いま、ウラジオストクにその記念館がある。
 自衛隊員を殺すな。自衛隊員は殺すな。銃をむけるな。戦争させない。平和国家の誇り
を守る。それが切実な時代になった。おそらく、自衛隊員のほとんどは、米国のために死
ぬなど考えてもいない。家族も息子や夫が殺したり、殺されたりすると、考えてもいない
。その家族の思いもふくめた、「戦場へ送らない運動」である。弁護士の協力による「自
衛官110番」も必要となる。自衛隊の内外から、戦場へ送るな!の声が高まるだろう。
 (ルポライター)
    (12月22日東京新聞朝刊27面「本音のコラム」より)

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