本文の先頭へ
8.30国会大包囲行動・川柳デモの報告
Home 検索

8.30国会大包囲行動・川柳デモの報告

             笠原眞弓

 12時にテントに行くと、乱鬼龍さんがベニア板と太いマジックを用意してくれていた。今日は川柳をもって戦争法案廃止10万人集会に参加を呼びかけたところ、3人が集まった。

 1時少し前に国会正門を目指してテントを出発。するするとメインステージの反対側の国会正面にたどり着き、そこの石垣の上に陣取る。

 スピーチが始まり、菱山南帆子さんのコールと続く。しばらくすると、なんか騒がしい。警備の装甲車(通称かまぼこ)が動き出し、正門前を塞ぐ。プラカードや幟が、車道に出ている。ついにあの正面の道路をオキュパイしたようだ。葬式カラーの白黒風船をたくさんつけた「安倍やめろ」の横断幕が空に浮かぶ。ほどなく、私たちの目の前の道にもかまぼこが移動してくる。何をしているのかと思ううち、国会側から人が車道にあふれてくる。「ヤッター」道路の開放だ。警備の警察官では、抑えることができない人数になったのだろう。スピーチも力が入る。

 奥田愛基さんのパンチの効いたスピーチとコールのあと、坂本龍一さんが登壇。病み上がりを押してのスピーチは、女性たちや若い人が立ち上がったことに「希望がある」と話し始めた。

 4時、一応全国100万人行動は終わる。人の波をやり過ごしている間、通りすがりの参加者たちが、川柳を読んでくれたり、写真をとってくれたり。中学生らしき男子は、礼儀正しく許可を求めてからシャッターを切った。小学生の女子に「読んでね」と言うと、ちゃんと読んでから笑った。「ヘンなの」と思ったのかな。私もつられて笑った。読んでから、OKサインをくださるおじさん、頷いてくれる方、連帯の交流ができた。

 その後のSEALDsの主催のには参加せず、テントに戻る。そこでは、いち早く『しんぶん赤旗』の号外を配っていた。国会正面道路占拠の圧倒される写真の他に、パリでの連帯参加の写真に私たちの仲間が写っていて、ちょっとうれしかった。

*参加川柳は、以下の通り

 だまされてたまるか安倍は打倒のみ 乱鬼龍

 安倍打倒これが民意だ天声だ    乱鬼龍

 民起こす安保アホウの安倍政権   芒野

 無法者昔ヤクザで今政府      芒野

 耳すませ地球が9条守りたい    白眞弓

 70年骨(コツ)叫びだす国会前    白眞弓

 憲法が総理を攻める熱い夏     なずな

 鳴くせみも民意民意(ミーンミーン)と味方する  なずな


Created by staff01. Last modified on 2015-08-31 11:49:09 Copyright: Default

このページの先頭に戻る

レイバーネット日本 / このサイトに関する連絡は <staff@labornetjp.org> 宛にお願いします。 サイトの記事利用について