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派遣法改悪、衆院採決を糾弾する!〜道理なく数の力でごり押し
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派遣法改悪、衆院採決を糾弾する!〜道理なく数の力でごり押し

                   指宿昭一(弁護士)

 6月19日、派遣労働者10名弱と共に、衆院厚労委員会と本会議を傍聴してきました。厚労委員会での、安倍総理の答弁は、「時代は多様な働き方を求めている。正社員化への支援を行い、派遣を選ぶ人には待遇の改善を進める。」という実態をまったく無視した空理空論で、むなしい限りでした。専門26業種の派遣の方は、「これからどうすれば・・・。」と途方に暮れていました。

 本会議で、自民、公明の勝ち誇ったかのような賛成演説を聞き、空恐ろしい感じさえしました。道理も、理屈もなく、ただ数の力でごり押しする。反対意見には耳を傾けず、「30時間以上審議した」ことだけを振りかざす。

 その後の記者会見で、派遣労働者のみなさんは、泣きながら、もしくは、心底から怒って、法案可決に抗議していました。

 派遣法阻止の闘いの正念場はこれからです。衆院通過までの過程で、やっと、派遣労働者の生の声が報道されるようになってきまし た。参院での可決を許さず、派遣法改悪案を廃案に追い込みましょう!

*写真=テレビ報道から


Created by staff01. Last modified on 2015-06-19 23:04:19 Copyright: Default

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