ハイデルベルクで反ヤスクニシンポジウム〜日独韓の新たなネットワーク形成へ | |||||||
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●反ヤスクニキャンドル行動 in ドイツ 3-4日目 ハイデルベルクで反ヤスクニシンポジウム開催「反靖国キャンドル行動 in ドイツ」の3日目である、5月9日(土)は、午前中にフィールドスタディーを行い、ナチス時代に抵抗し犠牲となった人々の記録を展示している抵抗の記念館と、分断の象徴であるベルリン壁の博物館を歩きながら、ドイツ現代史の歴史と現場を勉強した。午後は、ベルリンでの反ヤスクニ行動の総合評価をしてから、自由時間を持ち各自興味ある場所を訪れた。 4日目の10日(日)は、早朝列車でベルリンから南に約5時間距離にあるハイデルベルクへ移動し、現地の市民団体や大学の日本研究者・学生らとヤスクニをテーマにシンポジウムを開催した。 「戦後70年と日独のヤスクニ神社の長い影」をテーマに、ハイデルベルク大学日本学科で開催されたシンポジウムでは、一般市民、宗教関係者、日本学科の学生・教員、現地居住の日本人や外国人など約100名が参加した。 第一部では、主催側のドイツ学生が、靖国の問題点と、敗戦70年を迎えて日韓独の共同シンポジウムの意義を述べた。本報告では、日本側から辻子実さん(日本キリスト教協議会、NCCJ)が靖国の歴史と、「ドイツと靖国神社」の関係について詳しく報告し、韓国側のイジェスンさん(建国大学教授)は、「靖国と罪の政治」のテーマに、靖国神社と戦争及び植民地支配に対する責任問題を報告した。両方の発表には、参加者から活発な質疑&応答が行われた。 第2部では、ドイツ側のP.Schneiss牧師、ハイデルベルク大学のW.Seifert教授と、日本側の報告者・教員学者らによる討論会が活発に行われた。特に若い大学生らから靖国の様々な問題や解決の方法に対する質問が多くあり、日本研究の学生らにとって靖国問題に対する高い関心を感じることができた。 シンポジウムの後、ハイデルベルク城の近くにある山上のレストランで行った交流会も盛り上がり、日独韓の学生や市民らによる反ヤスクニネットワークが新しくスタートした。 戦後70年、東アジア4地域反ヤスクニキャンドル行動10年を迎えて、ドイツのベルリンとハイデルベルクで行った反ヤスクニ行動は、ヤスクニ問題を日韓や東アジアの領域を越えて、西欧社会にも提起し、ヨーロッパと東アジアの反ヤスクニ市民連帯のネットワークを形成することができたことに大きな意義があっただろう。今回形成されたネットワークを通じて、ヤスクニ問題の解決に新しい突破口が見つかることを望む。 日韓参加団は、5日目の5月11日(月)は、午前中にハイデルベルク・フィールドスタディーを行い、午後にはフランクフルトに移動し、6日目の5月12日(火)の午前中にフランクフルト・フィールドスタディーを行ってから日本と韓国に戻る予定である。(李) Created by staff01. Last modified on 2015-05-13 13:30:04 Copyright: Default |