郡山市でメーデー集会〜高田健さん「安倍政権にはたくさんの弱点がある」
５月１日、福島県郡山市内の郡山市総合福祉センターで「働く者の権利を守る第８６回メーデー集会」が開催され２００名が参加した（主催：同集会実行委員会）。集会では、高田健さん（許すな！憲法改悪・市民連絡会）による「安倍政権の戦争法案を止めるために」と題した記念講演が行われた。
数の圧倒的な力で、戦争法案の成立にむけ突進する安倍政権をどうやってとめるか。その為の視点を高田さんはわかりやすく語った。まず、強そうに見える安倍政権だが、実は４つの決定的な弱点を持っている。
それは第１に、改憲、安保法制、原発などの重要な課題で安倍政権が国民の支持を得られていないことが、最近のマスコミの世論調査で明らかになってきたこと。
第２に、戦後７０年の節目にあたる今年の安倍首相の姿勢に韓国、中国から疑念が相変わらず寄せられている。加えてアメリカ内部でも安倍批判の声があがっていること。
第３にアベノミクスが、国民の生活実感として受け入れられていない状況が見え始めている。
第４に、安倍政権は、連立政権である。自民党単独で決めることができないという状況が常につきまとっていること。
国会内では、憲法審査会のメンバーを見ても圧倒的に改憲派勢力が有利だが、国会内の力関係だけが決定要因ではない。高田さんは、今年の５・３憲法集会ではこれまでにない広範な勢力が集まり、沖縄で実現したような闘いが本土でも始められる可能性が十分にあることを訴えた。（湯本雅典）
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