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がまんの限界を超えている〜「辺野古院内集会」で照屋議員

                   尾澤邦子

 3月17日午後6時半から、参議院議員会館講堂において「辺野古新基地問題を考える院内集会」が行われ、会場いっぱいの290名が参加しました。主催は沖縄等米軍基地問題議員懇談会。沖縄選出の国会議員をはじめ、20名の国会議員が参加しました。

 照屋寛徳衆議院議員(写真)は「今日、玉城議員、仲里議員と防衛局に抗議要請に行ってきた。直ちにボーリング調査をやめろ、普天間は即時閉鎖すべきと言ってきた。沖縄はがまんの限界を超えている。怒っている」と話しました。玉城デニー議員は「無関心こそ悪政のもと。与党は沖縄県民の思いがこもった意見を聞こうとしない。若い人たちにわかりやすく話してほしい。今の日本に民主主義はないということを」と力をこめました。

 仲里利信議員(写真)は、キャンプシュワブゲート前のテントを監視するよう命ぜられた労働者たちからの相談を受け、防衛局に質問主意書を提出してきたと報告しました。沖縄の北部国道事務所や開発建設部の職員が、本来の業務ではない監視等業務に24時間体制で、しかも3日交代のローテーションで強制的に従事させられていることや、その職員たちが、国土交通省の指示通りに動いているかの勤務評価が30分ごとに首相官邸に報告されていることなどが話されました。許せないことです!また仲里議員は、「翁長知事は予算を削られて困っている。ふるさと納税などで支援してほしいし、県民を力づけてほしい」と訴えました。

 沖縄現地から、ヘリ基地反対協議会共同代表の安次富浩さん(写真)が報告を行いました。「本日の防衛局への申し入れに行ってきた。井上防衛局長に対し、沖縄に米軍基地はいらない、自衛隊基地もいらないと言ってきた。沖縄の民意を否定することは我慢ならないと申し入れてきた。オール沖縄で翁長知事を選出した。知事は沖縄の思いを伝えようとしている。防衛大臣は会う必要ないと言っているが、差別だ。沖縄の海でも陸でも安倍首相の恫喝で、弾圧が行われている。日米両政府の攻撃に対し、非暴力の闘いで挑んでいる。沖縄の民衆の怒りは、沖縄全体の闘いになってきている。政府は辺野古の基地を、オスプレイを搭載して戦場に行く軍港にしようとしている。しかも日本政府が金を出してつくるのだ。この事実が在京の新聞では報道されない。おまかせ民主主義はやめよう。沖縄のように立ち上がらないと、この状況は変えていけない。沖縄の未来は私たちがつくる。みなさんの未来はみなさんでつくってください」と訴えました。

 ピースボートの野平さんから、5月24日に国会をとりまくヒューマンチェーンをやろうと呼びかけがありました。また4月26日には、ジュゴンのこいのぼりを持って、渋谷でサウンドデモを行おうと予定されています。沖縄の闘いを全国に拡げよう、基地建設を許さないという熱気あふれる集会でした。


Created by staff01. Last modified on 2015-03-18 19:58:08 Copyright: Default

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