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原発ゼロの未来は作れる!~川崎の脱原発集会に900人

       報告:3.8 原発ゼロへのカウントダウンinかわさき
3月8日(日)、川崎市の中原平和公園に、「原発ゼロへのカウントダウン」を合言葉にし て、あるいは「いま決断すれば、原発ゼロの未来を作れる」という共通の思いで、約90 0人の市民・労働者・学生らが結集しました。この日の気温は肌寒く、ときどき小雨が落 ちてきましたが、午前中から公園内には様々な市民団体のブースが並びました。メインス テージでは正午から、和太鼓や舞踏などの文化行事により「原発ゼロ」を表現。午後一時 からは本集会が始まり、スペシャルゲストとして、次の4名から発言がありしました。 ①「原発事故の被害を受けて」根本仁さん(生業を返せ、地域を返せ、福島原発訴訟原告 団原告)、②「いま、子どもの被ばくは」竹内啓哉さん(川崎医療生協ふじさきクリニック 所長)、③「原発再稼働反対運動の最前線から」向原祥隆さん(反原発かごしまネット代表 )、④「司法の力で原発を止める」海渡雄一さん(大飯原発再稼働差止め訴訟弁護団長) 続いて、川崎から脱原発!リレートークとして、次の団体からアピールがありました。 *NPO法人原発ゼロ市民共同かわさき発電所*リニア新幹線反対運動*横須賀原子力空 母反対運動*電気代不払いプロジェクト*みんなで決めよう「原発」国民投票*沖縄基地 撤去運動*川崎の子育て世代の母から*福島の子どもたちと共に川崎市民の会*福島原発 訴訟かながわ原告団*原発メーカー訴訟 「集会アピール」(文末に掲載)採択後、14時30分から、街中へデモ行進が出発。「原発な くそう!みんなの声で」「川内原発再稼働反対!」「原発の危険を広める輸出をやめろ! 」「原発なくして大地を守ろう!」「子どもを守れ!命を守ろう」「安心安全の未来を子 どもに残そう!」「電気は足りてる!」などのコールで、サウンド・デモしました。 人の住めない土地を作った、あの3.11フクシマ原発事故。その責任は誰が取るのでしょう か。放射能汚染水はブロックされておらず、甲状腺がんは多発していますが、それを大手 メディアは伝えていません。政府や資本は、危険と将来の負担に目をつぶり、原発再稼働 や輸出を画策しています。それでも今、原発は日本で一基も稼働していない。私たち川崎 市民は、この状態を継続させ、原発のない世界を創造するために、今後も声をあげていこ うと思います。 【主催者web】http://genpatsu-zero.com/ 【主催者FB】https://www.facebook.com/genpatsuzero 【集会写真】http://blogs.yahoo.co.jp/tocka_jikkoi/65527738.html

 [参加報告]佐藤和之(佼成学園教職員組合)     <3・8 原発ゼロへのカウントダウンinかわさき集会アピール>

 2015年3月8日   原発の再稼働の動きが急です。鹿児島の川内原発に続き福井の高浜原発も規制委員会は、 審査確認書を手渡しました。福島第一原発の事故原因も明らかになっておらず、事故終息 のめどさえ立っていないというのに。   事故から4年目を迎え、原発事故による避難者は12万人を超えています。プレハブの仮設 住宅で4回目の冬を越してなお故郷へ帰るめどさえ立たない人、そして帰ることをあきら めた人も多いといいます。この避難で体調を悪化させ、亡くなった方が1,700人を超えて います。   子どもたちの甲状腺がんも年を追って増え続けています。悪性または悪性と思われる甲状 腺がんが見つかった子どもは、100人を超えました。政府は年間20ミリシーベルトという 、放射線管理区域を4倍も上回るエリアを生活空間と認定しました。国連人権理事会の特 別報告者アナンダ・グローバー氏は、日本政府へ速やかに基準を1ミリシーベルト以下に するよう勧告しています。   事故現場では一向に進展しない汚染水対策でタンクが林立しています。高い放射線量の中 で被曝を強いられながら作業をしている人たちに疲労がたまり、事故が多発しています。 さらに東電は汚染水を外洋に放出し続けています。事故は今なお続いているのです。   原発の発電コストが、化石燃料による発電や風力発電より高いことははっきりしています 。核燃料サイクルが破たんしていることは、高速増殖炉もんじゅや青森県の六ヶ所再処理 工場がいまだに稼働していないことで明らかです。ウランやプルトニウムは、国産に準ず るエネルギー資源になっていません。   自然が豊かな日本で、太陽光、太陽熱、水力、風力など国産の再生可能エネルギーを、エ ネルギー政策の中心にする方が自然です。太陽光による「原発ゼロ市民共同かわさき発電 所」が設立され、運転を始めています。   使用済み核燃料の処理もいまだに何処でどう処理するのかさえまったく明らかになってい ません。このまま再稼働を進めれば、子々孫々に対して核廃棄物処理の負担という重圧を 増やすだけです。   原発ゼロのために次のことを実行するよう政府・電力会社・財界につよく求めます。   ● 原発ゼロをエネルギー政策の根幹にすえ、すべての原発の再稼働ならびに新設をやめ ること。 ● 破たんした核燃料サイクルをやめること。 ● 原発の輸出を禁止すること。 ● 被害を受けた原発周辺の人々に、健康で文化的な生活をすみやかに保証すること。 ● 事故終息のために働いている被曝労働者に、安定した生活のできる労働条件と、将来 にわたる健康管理をすみやかにおこなうこと。 ● 電力の発送電分離を速やかに行うこと。   私たちはこれらのことを、川崎や東京をはじめ日本の、いや世界の多くの街や村で集会を 開いている多くの人々と手をたずさえてやり遂げていきます。とくに、原発立地で再稼働 阻止に向かって活動している人々に、ここ川崎からともに行動をすることを表明します。   また、世界各地で原発や核再処理施設、核兵器製造施設に対して反対している人々と共に 歩んで行きます。

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