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生命力をもって迫る「死刑囚」の絵〜「絵画展」国立で開催中

 ●「死刑囚の絵画展」at くにたちキノ・キュッヘー大道寺幸子基金の10年よりー

           *林眞須美さんの作品(三作とも)

 センセーショナルなメディアの報道によって、一旦レッテルを貼られ、それを覆すことの難しさを嫌というほど思い知らされた死刑の宣告を受けた人たちが、限りある画材や時間の中で、ぎりぎり描く事の出来た表現がこの絵画だと思います。

 今回の展覧会に出品して頂いている「鶴見事件」の高橋和利さん(上 「白菜」2005年)、「埼玉愛犬家連続殺人事件」の風間博子さん、「和歌山カレー事件」の林眞須美さんは、冤罪を訴え、再審に取り組んでいます。

 今回の展覧会を機会に、マスメディアからは、なかなか伝わって来ない事件の内容をを知って頂きたいのと同時に、冤罪のままに死刑を執行される可能性のある死刑制度の残虐性などを、考える機会になればと思います。

 ご覧になられた方からは、「思っていたより、とても豊かな世界でびっくりしました。どの絵からも原画の持つエネルギーが発せられていて、今この温度のある絵は貴重だと思いました。生命力を感じました」の声が寄せられています。(キノ・キュッヘ 佐々木健)


 *獄中では小さな紙にしか描けないので各パートを外の支援者がつないで完成させた作品

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●会期:2015年1月6日(火)〜1月31日(土)
 時間:15:00〜23:00 

●入場無料

18.00からは、居酒屋の営業時間内の展示の為、飲食の料金がかかります) 日曜日は、展覧会のみ13.00〜17.00となります。居酒屋の営業はございません。

★同時開催:死刑関連の書籍などの展示販売

●1.18 映画上映とトーク

『約束 名張毒ぶどう酒事件 死刑囚の生涯』斎藤潤一監督作品
 2012年120分
 出演:仲代達矢、樹木希林他
トーク:太田昌国(死刑廃止のための大道寺幸子基金運営会、評論家)
日時:1月18日(日)16.00〜
料金:¥1000

●会場:くにたちキノ・キュッヘ

東京都国立市西2-11-32B1 Tel.042-577-5971
(JR国立駅南口下車富士見通り徒歩15分、国立音大付属高校向い、文房具店地下1F立川バス、多摩信用金庫前より立川駅南口行き、又は国立循環で約2分「音高前」下車20メートル戻る)

●定休日:月曜日

主催:くにたち死刑囚の絵画展」実行委員会
共催:死刑廃止のための大道寺幸子基金/死刑廃止国際条約の批准を求めるフォーラム90
後援:アムネスティ・インターナショナル日本

●問合せ:080-4110-2258(佐々木)


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