「ファストフード世界同時アクション」に向けて

＊レイバーネットMLから
首都圏青年ユニオンの神部です

時差ボケなどに苦しんでいますが、
無事、ニューヨークから帰ってきました。

本日、厚労省記者クラブにて、５月６日～８日までニューヨークで開催されていた「ファ
ストフード世界同時アクション」国際会議の報告と、日本での具体的行動についての記者
会見を開きました。

この模様が、
今夜５月１２日（月）テレビ東京「ワールドビジネスサテライト」で、紹介される予定で
す。

テレビ東京「ワールドビジネスサテライト」
２３：００～２３：５８
http://www.tv-tokyo.co.jp/wbs/


また、本日公表した内容は以下をご参照ください。
（２．の別表資料に関しては、どこかでネットにアップする予定です。）


＊＊＊＊＊＊

５月１５日（木）「ファストフード世界同時アクション」について。
「ファストフード世界同時アクション」東京実行委員会

１．行動の背景

ＳＥＩＵ（全米サービス業従業員組合）の呼びかけ。
２０１３年に全米１００都市以上でファストフード労働者がストライキ。
全米で大きなニュースに。
全米で時給１５ドルを要求。

オバマ政権も連邦最低賃金引上げの計画。時給7.25ドル→10.10ドル。
コネティカット州、メリーランド州などで時給10ドルを超える州最低賃金導入決定。
ファストフード労働者の賃金が、労働市場の最低水準となっており、一方で、多国籍資本
が多額の利益を得ている。

ファストフード労働者に公正な賃金を保障することが必要。

２０１４年５月１５日（木）に全世界同時アクションをＳＥＩＵが呼びかけ。

２０１４年３月に、ＳＥＩＵのアジア・太平洋地域担当者が来日。日本でも行動への準備
が始まる。


２．日本のファストフード労働者の賃金水準

別表参照。あるファストフードの全国求人での賃金と最低賃金。

他のファストフード店も同様の賃金水準と推測される。

経営者の収入は莫大。

例：日本マクドナルド取締役 原田永幸氏（2013年退任）の2013年の連結報酬は、

月例報酬 8700万円、

株価連動型報酬 2億6200万円

合計 3億4900万円

単純計算で、ファストフード店の労働者の２００倍から３００倍の報酬を経営者は得てい
る。これは公正なのか？

今回の要求。時給１５００円要求の根拠。

アメリカでの時給１５ドル要求に並べた。

フルタイム労働者の所定内労働時間でみると年間１８６０時間。

時給１５００円×１８６０時間＝年収額面２７９万円。


３．東京での「ファストフード世界同時アクション」

開催期日
２０１４年５月１５日（木）

世界統一スローガン
Fair Pay.Respect.For All Fast Food Workers.
（ファストフード労働者の権利を尊重し公正な賃金を！）

または、
Rights and Fair Pay for Fast Food Workers Everywhere.
（世界中のファストフード労働者の権利を尊重し公正な賃金を！）

世界３５カ国以上で行動が行われる予定。

５月６日・７日にニューヨークでおこなわれた会議・行動には世界３０カ国以上から参加
。日本からも２名が参加。


＜東京アクション概要＞
名称「ファストフード世界同時アクション」

主催「ファストフード世界同時アクション」東京実行委員会

独自スローガン
「時給1500円にしてよ！」

日時 ５月１５日（木）１３時に開始。

場所 渋谷センター街入口集合

→センター街を練り歩き

→奥の左側にあるマクドナルド渋谷センター街店（渋谷区宇田川町２８－１）でパフォー
マンス。

その後、渋谷ハチ公前広場でアピール行動。

だれでも参加できる行動として呼びかけている。

＜アクションのTwitter＞https://twitter.com/up1500

＜アクションのFacebook＞https://www.facebook.com/up1500

＜アクションのホームページ＞
http://fightfor1500japan.blogspot.com/

 ＜ハッシュタグ＞
#時給1500円

#FastFoodGlobal


＜ユーストリーム中継番組＞
http://www.ustream.tv/channel/17842573


４．全国への呼びかけ。

①５月１５日に全国のファストフード店の前でプラカードを掲げてほしい。

②その写真や動画をハッシュタグをつけてネットにアップするか、メールで送ってほしい
。

③だれでも参加できます。

④労働組合に加入してほしい。（個人加盟の労働組合も各地にあります）。