中国 : 深センの工場で100名余の児童労働 | |
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〔レイバーネット国際部・I〕 最近、エンゲルスの『イギリスにおける労働者階級の状態』を読み終えて、「ここまでは酷くないけど、いまの中国みたい」と思ったのですが、こんなニュースがありましたので訳してみました。 中華全国総工会の機関誌『中国工人』2013年5号に掲載されている王同信・深セン総工会副委員長インタビューでも「深センは、あらゆる形態の雇用が存在する」と述べていますけど、「15歳からの労働組合入門」を地で行く(?)現代の「世界の工場」です。 ==================== 深センの工場で100名余の児童労働か 2013年12月31日 (写真説明)工場で働く女児らは当局の検査があると宿舎に隠れる 「私たちは5年生、6年生になった途端ここに来たの!」 深セン市宝安で充電器や磁気性部品を生産する企業で12〜13歳の児童ら139名が、月給わずか2000元で雇用されている。毎日の労働時間は12時間に達している。当局によると児童労働の疑いもあるとのことで、調査チームが調査に乗り出している。 児童労働が指摘されたのは深セン市宝安区福永鎮大洋田開発区正中工業園にある可立克科技公司。昼食時になると四川省涼山からやってきた色黒の女の子たち30名ほどが会社の芝生で食事を取っている。そのうちの一人は、先月に彝族の正月を過ごした後、同郷の紹介で深センで就職した。彼女の顔は乾燥して荒れており、赤くはれ上がった指先はひび割れていた。年齢を聞くと異口同音に17歳、18歳と答える。 彼女らによると、一緒に深センに来た130余人のうち、70人がこの会社に就職したという。ほとんどが女の子で電源部門に配属されたが、充電器部門に配属されたものもいるという。年長者らははんだ付けなど一定の危険が伴う仕事に配属されている。 事情通の情報によると、毎年11月になるとこの会社では子どもらが労働力として雇用され、2年3年と働き、当局による検査が来ると、会社の管理職は彼女らを宿舎に隠すという。 この事情通によると、賃金はピンハネされているという。賃金は直接現金で支給され、領収書もないので、残業代がピンハネされているという。数日前に地元の警察や労働部門の担当者が抜き打ち検査を行った際、工場にいた女児たちは16歳と答えたというが、身分証明証を提示しなかったことから、引き続き調査を進めるという。 ニュースソース:広東《南方都市報》 Created by staff01. Last modified on 2014-01-06 15:26:58 Copyright: Default |