福島県双葉郡の学校は、今 | |||||||
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福島県双葉郡の学校は、今
福島県双葉郡は、福島第1原発から20km、30km圏にあり、震災後は避難を強いられた地域である。郡内の小中学校は、震災直後は休校を余儀なくされた。その後は、役場機能が移転した先等で次々に開校した。(下記参照) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー しかし学校再開といっても元の学校での開校は8町村中川内村と広野町のみであり、ほかの町村では工場跡地利用、プレハブ校舎、廃校の跡地利用となり教育環境が著しく低下した中での開校となっている。また、再開後の学校に戻った児童生徒数は、震災直前の1割程度となっている。 福島県教職員組合では特別執行委員として「原発災害対策担当」を置き、原発に至近距離の福島県浜通りの学校の労働条件、教育環境の改善に取り組んでいる。今回、原発災害対策担当の日野彰さん(在籍は楢葉町の中学校/写真)に双葉郡の学校の現状を聞いた。(以下要旨) ・学校が「再開」したといっても戻ってきた児童・生徒はわずかであり、また工場跡地、プレハブ校舎、廃校跡地での再開校の教育環境は劣悪だ。子どもたちも避難の過程で、転校を重ねた子が多く、転校先の学習進度や環境への適応がきわめて難しいということがある。 ・双葉郡の教職員の中には、再開後の児童生徒数が非常に少ないという厳しい状況下で、異動を余儀なくされた人も少なからず出た。異動を強いられた教職員は、「原発事故さえなければ」「双葉郡に戻りたい」という気持ちを強くいだいている。 ・教職員自体も家族もろとも被災し避難をかさねており、家庭内の問題(老人介護、育児、子育て)も同時に抱えた、いわば仕事苦と生活苦の二重の苦しみとの闘いを強いられている。 ・組合としては、まず現場教職員の声に耳を傾けている。転勤先では、新たな労働環境に慣れず、なかなかその悩みも同僚に打ち明けられない人もいる。同郷の私たちが声をかけることで、まずは本音を聞くことをこころがけている。そのような中、会津地方といわき市では夕食を食べながらの交流会を今でも続けることができている。このような取り組みをつづけ、ひろげていきたい。(湯本雅典 取材・12月5日) Created by staff01. Last modified on 2014-12-15 10:46:43 Copyright: Default |