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経産省前テントひろば : 声明 東京地裁によるテント裁判“結審”強行を弾劾する
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声明:東京地裁によるテント裁判“結審”強行を弾劾する

 12月3日、東京地裁大法廷にて、テント裁判第9回口頭弁論が行われた。今回の口頭 弁論では、前回法廷で、当事者参加を申し立てた43名のうち、福島の女性たちをはじめ とする6名が法廷内に入り、福島県双葉町で3・11事故に遭遇し、現在も都内に避難し ている亀屋幸子さんの感動的な陳述が15分にわたって行われた。法廷をうめる多くの人 々が涙ながらに聞き入った。  ところがその直後に、村上正敏裁判長(民事37部)は、「合議のため、5分間休憩しま す」といい、3名の裁判官は合議室に消えた。そしてこの「休廷」ののち、裁判長は、弁 護士の証拠・証人調べ請求を却下、続いて間髪を入れず「今回の法廷で弁論は終わります 」とつぶやき、閉廷を宣言することもなくそそくさと姿を消した。一瞬の出来事だった。 請求却下直後に弁護士が「忌避」を申し立てたが無視した。傍聴席の多くが何が起きたの か理解できなかったが、これが昨年3月以来続いてきたテント裁判の「結審」だった。  弁護士らは、直ちに裁判部に抗議したが、村上裁判長は姿を見せず、一切の要請・確認 にも応じなかった。裁判長の「審議終了」発言の前に、われわれは「忌避」を申し立てた 。裁判は止まっているはずだ、という抗議にも一切回答しなかった。シナリオ通りに法廷 は進行した。先日の進行協議で裁判所は、次回第10回口頭弁論の期日を来年2月26日と指 定した。また今回法廷では前記・亀屋さんの陳述を認めるなど、被告とその代理人側の意 向に応えるかのようなポーズをとりながら、だまし討ち的に「結審」を強行したのだ。  われわれは、怒りをもって村上裁判長の無謀な訴訟指揮を弾劾する。これは、国・経産 省の意に沿った、鹿児島・川内原発再稼働情勢の切迫と一体となった暴挙である。福島原 発事故は終わったどころか、始まったばかりだ。廃炉への道のりは少なくとも数十年とい われている。にもかかわらず原発の再稼働・輸出などにひた走る安倍政権の血迷った暴走 は、まさしく亡国の道である。われわれは許すことも、諦めることもできない。引き続き 、脱原発の砦・テントを守り抜き、原発をなくし、再稼働を阻止するために全力をあげる 決意である。  2012年12月4日       経産省前テントひろば

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