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レイバーネットTV「慰安婦特集」〜被害者に向き合うことの大切さ
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昨夜(10月8日)のレイバーネットTV75号、「慰安婦問題・歴史の書き換えはダメ!」
貴重な番組でした。
笠原真弓さんの報告もよかったです。ユーストが見られない人も、この報告を読んで
ほしいと思います。

1992年。キムハクスンさんをはじめとする被害者の身を切るような告発に多く
の記者たちが心を揺さぶられたのだという、
当時読売新聞だった山口正紀さんの話。慰安婦問題を報道したのは朝日だけじゃ
ない!というのが、とてもよかったです。
また、番組中に流れたオランダ人女性の告発も衝撃的でした。
マスコミ人だけでなく、教育現場で歴史を教える人は、
被害者の証言を聞くことから逃れてはいけないと、あらためて思いました。

Wam(女たちの戦争と平和資料館)のホームページ(http://wam-peace.org/ )を
検索してみると
「中学生のための慰安婦展」というのがトップに出てきます。
「副読本にすべきだ」。本当にそうなってほしいです。
昨年Wamを訪ねた時、案内してくれた人が
「日本の教科書に、一行でもいいから『従軍慰安婦』のことを載せることが必要
だ」と言っていたのが印象的でした。
「たった一行?」と思うかもしれないが、今学校では、意識ある教師がこのこと
を授業でしゃべろうとすると
保護者から「なぜ教科書に載ってないことを教えるんだ」というクレームがくる
のだ、と。

ツイッターで渡辺美奈さんに「同じ女性でも慰安婦をなかったことにしたがる人
がいるのはナゼ?」というような質問をした後に
思い出したことがあります。

 キムハクスンさんら、被害にあったオモニ達が国会前で抗議していた時に 「あの人たち、いくら欲しいのかしら」と言った女子高生(女子大生?)がいた ということです。 何気なく出た言葉なのかもしれないし、あれから20年以上たって、当時それを 言った彼女が今どう思っているのかわかりませんが、 被害者の声を聞くというのは、とても大事な体験であることには違いないと思い ます。

 福島の被害者に「金目でしょ」と言ってしまえる今の日本をみれば、 当時の女子高生を責めることは出来ないかもしれません。 そんなことを思うにつけ、歴史教育に必要なことは何なのか、 伝えなければいけない世代や立場を自覚する人たちが向き合うべきことがどこに あるのかを 考えなければならない。

 Wamが刊行した「日本軍『慰安婦』問題すべてに答えます」を、安倍首相は読む だろうか・・という話がありました。 リーダーを自認する人にとって、これを読むことは義務だと思うし、被害者に向 き合うことは責務です。 それが出来ないから日本は脆弱なんだと、あらためて訴えていかなくてはならな いと思いました。(堀切さとみ)

Created by staff01. Last modified on 2014-10-10 10:16:26 Copyright: Default

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