原発輸出は侵略だ！参議院での採決強行を許さない！

4月11日（金）夜、参議院議員会館前に集まった約40名は、日本の原発輸出に反対し、声を上げた。

福島原発事故後、日本が署名したトルコおよびアラブ首長国連邦（UAE）との原子力協定が、4月4日、衆議院を通過し、参議院に送られた。いまだ原発事故の原因を解明できず、海に放射能を流し、世界に放射能汚染を拡散させながら原発を輸出しようとする安倍政権。「原発輸出は侵略だ！参議院での採決強行を許さない！原子力協定を批准するな！」と声を上げた。

トルコの100団体近くの市民団体が加盟するトルコ反原発同盟が、日本の国会議員に宛てて送ったトルコとの原子力協定に反対することを求める手紙が紹介された。

その手紙によれば、トルコ国民の多数は原発・核兵器に反対しているが、政府に働きかけるための民主主義的チャンネルを持っていないとのこと。「地震国であるトルコに建設される予定の原発の安全性を確保することは、トルコ政府だけでなく、日本政府の責任でもあります。トルコは原発の安全性を確保するために必要な財政、法制度、人材、技術が十分にありません」という。また、日本とトルコの原子力協定は「原子力の平和利用」を掲げているが、トルコを中近東の国々のためのプルトニウム輸出国にしてしまう危険性があるとのこと。「原発事故の本当の被害状況がまだ把握できないなか、原発を輸出しようとする行動は道徳に反するものです。原子力協定は中止されるべきです」と訴えている。

日本とトルコの交流を行っている方が、トルコの現地報告をしてくれた。「トルコの人々は親日であるけれども、今回日本が原発を売りに来たことで日本を嫌いになったと言っている。それを日本の人々に伝えたくて、先日日本に帰ってきた」「原発の建設が予定されている黒海沿岸シノップは、すばらしい景色をもっている。日本の国会議員はトルコに行ってその景色を見てほしい。市民の声を聞いてほしい」「日本人として海外に行くと、日本はどうなっているのかと聞かれ、とても恥ずかしい思いをする。意見を交換し、手を携えて世界に通用する国にしていこう」と話した。

参加した人々は口々に安倍政権の暴走を非難し、原発反対、輸出反対を訴えた。

最後に、参議院での採決を許さない行動が提起された。参加しよう！トルコの人々と連帯しよう！（尾澤邦子）

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原発輸出は侵略だ！参議院での採決強行を許さない！日―トルコ・UAE原子力協定批准するな！　4.15参議院前座り込み＆アピール 4月15日（火）14:00～20:00　永田町参議院議員会館前
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