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レイバーフェスタ感想〜「息苦しい時代ほど川柳が輝く」
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レイバーフェスタ感想

いろいろありますが、とりあえず一つだけ。
『原発川柳句集』紹介のコーナーで、文芸評論家で早稲田大学非常勤講師の楜沢
健(くるみさわけん)さんが語ったことが、強く印象に残った。「息苦しい時代
になった。そういうときこそ“余裕と笑い”がほしい。だから息苦しい時代ほど川
柳が輝く。これは鶴彬(つるあきら)が活躍した戦前の歴史を見ても明らかだ。
さまざまな表現で街中に政権批判を溢れさせること、それが私たちの力だ」。こ
んな趣旨の話だった。私は思った。これは川柳だけでなく、3分ビデオでも替え
歌もいえることではないか。厳しい時代だからこそ「余裕と笑い」が力になる。
私たち一人ひとりが得意分野で、表現力を駆使して、街中に拡げていくこと。レ
イバーフェスタはそのひとつの試みなのだろう。楜沢さんの言葉は、「崖っぷち
ニッポン・息苦しい時代」を迎えた私たちへの激励の言葉でもあった。(松原明)

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