*レイバーネットMLから
Sです。
市民メディアとして活動頂いてる金子譲さんが、福井県警より不当な家宅捜索を受け、メディア機材を押収されたことをご存じの方もおられると思います。
昨日、ご本人を中心に会合が持たれ、国家賠償を求める訴訟に踏み切ることが確認されました。
金子譲さんは、昨年6月30日から7月2日にかけての大飯原発再稼働阻止の行動を取材され、「オキュパイ大飯の真実−市民が占拠した36時間に何があったか−」という2時間に及ぶドキュメンタリーをYouTubeに投稿されました。
その動画は9月20日に公開されましたが、奇しくも阻止行動に参加されたK氏がその日に逮捕されました。
ところが、それから10日ほど経って、後で分かったのですが、K氏逮捕の証拠固めと思われる家宅捜索が福岡市内に帰郷されていた金子さんの実家で突然強行的に行われました。
携帯電話の電源を切らされるというような中で、録画・編集に使うパソコンやハードディスクなどが多数押収されました。14個のうち13個は、約1ヶ月後に「丁重な物腰」で返却されましたが、記憶媒体のSDカード1個は未だに押収されたままです。
何もできなくなったので、パソコンなど新規に購入されたそうです。
そこで、この不当な家宅捜索と物品の押収は、市民メディアの重要性を考える時、捨て置くことはできないものと考えた金子さんは、3月になって福岡地裁に差し押さえの取り消しを求める「準抗告」を行いました。
しかし、5月29日に出た「決定」は、「棄却」という不当なものでした。
理由は、報道機関ではないからという、唖然とするものでした。
http://samadi.cocolog-nifty.com/sahasrara/2013/06/post-9feb.html
全く、言論、取材の自由に反した民主主義破壊の暴挙と言わねばなりません。
そこで、金子さんは国家賠償を求める訴訟を提起されることになり、私たちも共に闘うことにしました。
金子さんが言われるには、このような市民メディア攻撃は自分だけではなく複数の人に向けられており、ある人などは「自粛」傾向にあるそうです。
金子さんは、事の重要性を認識し、闘いを起こせば、気持ちが萎えかかっている人も元気を取り戻してくれるのではないかと語ってくれています。
以上、報告致します。
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staff01.
Last modified on 2013-06-18 11:50:26
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