「秘密保護法案」の公聴会が急きょ開かれることになった12月4日午後、およそ300人の市民がさいたま市大宮区の会場に詰めかけ、公聴会の中止と法案の廃止を求めた。 国家安全保障委員会委員長の職権で昨日、強行決議された地方公聴会には、公述人として前陸上自衛隊化学学校長の川上幸則さん、株式会社ラック理事サイバーセキュリティー研究所所長の伊東寛さん、そして埼玉弁護士会元副会長の山崎徹さんが選出された。 秘密法や与党の強硬手段に抗議する市民は、この公述人名簿を見て、「まるで参考人質疑のための人選。これで公平な意見が得られるわけがない」と怒りの声をあげた。「アリバイ作りのため」の地方公聴会を批判。公聴会の中止と秘密法の廃案を訴えた。 昼の国会前ヒューマンチェーンから駆け付けた市民が多く、公聴会の出席者が会場に到着すると立ち入りを遮る市民と警察官がもみあいになる場面もあった。そのあと、警官は会場敷地への入場を規制。公聴会が終了した5時近くになると、公述人が乗り込むと見られたマイクロバスの前後に市民が座り込んで、出庫を妨害した。結局、公述人は他の手段で帰宅したようだった。 公聴会終了後には、引き続き本会議が開催されるという情報が入り、抗議行動は国会前へと移動した。国会前の抗議行動は9時過ぎまで続いた。(松元ちえ) ツイキャス⇒ http://twitcasting.tv/chiematsumoto/movie/27629410 http://twitcasting.tv/chiematsumoto/movie/27610406 http://twitcasting.tv/chiematsumoto/movie/27631323 http://twitcasting.tv/chiematsumoto/movie/27632017 http://twitcasting.tv/chiematsumoto/movie/27635706 http://twitcasting.tv/chiematsumoto/movie/27636481