写真速報 : 「不当判決に倍々返し」〜JAL解雇撤回大集会に1790人 | |||||||
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報告=北健一(ジャーナリスト) 10月25日、東京・文京シビックホールで開かれた「JAL解雇撤回 高裁勝利!早期解決をめざす10.25大集会」に参加しました。 ひょっとしたら勝てるかも。いや、必ず勝たねば。10・25大集会に参加し、そのために何ができるか考えました。末端で取材し、ちょっとだけ支援してきただけでも、1審判決の日は地裁前で涙が止まりませんでした。 この集会での上条弁護団長(写真上)の報告は、あの日からの原告団、弁護団の努力の到達点を鮮明に示すものでした。とくに2010年1月、管財人らが8労組に対し「整理解雇は考えていない。ワークシャア的なことも含め解雇回避に努力する」と約束しながら、9月には「ワークシェアなど一切応じない」旨の団交想定問答集を作成。スト権投票をウソで脅すまでして解雇を強行したことが、労使関係の信義則に反し、会社更生の機会に「ものを言う労働組合」の徹底排除を狙った違法不当なものとの論点は、とても説得的に響きました。上条弁護士は、早期結審をさせず尋問を実現したことについて「鉄の扉を打ち破った実感」と表現しましたが、私もよくぞ、と思います。 大阪全労協の山下恒夫さんは「裁判は別の手段による団交。団交で圧勝していた原告たちは、控訴審でも必ず勝つ」。宇都宮健児弁護士(写真上)は「この裁判は日本に(まっとうな)司法を取り戻すもの。私も一応援団として参加させてほしい」と語りました。さらに、日本航空乗員組合の田二見真一委員長は「人材確保もままならず育成も追いついていないのに再生か」、キャビンクルーユニオンの古川麻子委員長は「解雇や雇止めは人の手足を縛るようなものだが、心までは縛れない」と訴えました。 客室原告団長の内田妙子さん(写真上)が言った「不当判決に倍々返しする」が、年内結審、3月にも判決というなか、逆転勝利の礎を一人ひとりの心に据えたと思います。その象徴が、世界各国から駆けつけたパイロットたち、OCCCの連帯表明だったのでしょう。 JMIU日本IBM支部の大岡義久委員長、郵政非正規65歳定年制無効裁判の原告・丹羽良子さんの発言も良かった。緊迫する国会からは、たびたびJAL解雇問題を質問してきた穀田恵二さんをはじめ、辰巳幸太郎さん、吉良佳子さん(いずれも共産)が駆けつけ、社民党の又市征治幹事長がメッセージを寄せた 参加者は1790人で、いろんな友人、知人に会えました。東京労組・柳瀬睦美さんの司会も秀逸で、構成から演出までよく考え、工夫された会でした。主催のみなさん、お疲れ様でした。 *写真提供=Shinya Created by staff01. Last modified on 2013-10-26 23:26:47 Copyright: Default |